NEXT WEEKEND DATE

突然ですがみなさん、マンガって読みますか?

「単なる娯楽でしょ?」ともし思っている方がいたら伝えたい…!

思わず自分を重ねてしまうような「人生の教科書タイプ」、
暮らしのアイディアがちりばめている「生活の知恵タイプ」、
知らない世界を学べる「なるほど新発見タイプ」、
実際の飲食店情報などが詰まった「リアル情報タイプ」、
温泉のようにホッとリラックスさせてくれる「ゆるっと癒しタイプ」など
最近の漫画は、幅が広くてすごいなぁと思っています。

内容は実用書並みに濃く、かつサクサク読めるので、馴染みのない方にも気になる1冊に出会っていただけたらうれしいです。

今月のNEXTWEEKENDの月間テーマは、ずっと残したいから #忘れたくないメモ

コミュニティマネージャー永田 尚子がお届けしていきます。

 

思わず自分を重ねてしまう
「人生の教科書タイプ」

Real Clothes / 槇村さとる


百貨店で販売員をしていた突然の人事異動をきっかけに「仕事をもっとしたい!」と願ったときに彼からプロポーズ。
選択を重ねるたびに強くなっていく主人公のストーリー。

「仕事を頑張りたい」「恋愛も頑張りたい」「自分が本当に向き合いたいものはなんなのか」を考えながら読めるマンガ。
明るくて人想いな主人公の性格が大好きだし、考え方とか迷ってる場面、苦しんでいる場面がリアル。

仕事するっていいなって思えるマンガです!

今日のランチは生姜焼き定食かとんかつ定食か、明日着ていくのは赤いワンピースか青いワンピースか、結婚するなら銀行マンかバンドマンか、人生は選択の集合体ですね。

いつだって、なんだって、「自分で選べること」を忘れず、選択肢を増やすために行動を起こせる人でありたいですね。

 

3月のライオン / 羽海野チカ


高校生プロ棋士の主人公、桐山零と彼に関わる人々の物語。
幼い頃に交通事故で家族を亡くした澪は、父の友人であるプロ棋士に引き取られました。
プロになるとともに一人暮らしを始めますが、ひょんなことから知り合った家族と出会い、交流を深めます。
…という、澪の成長とともに、彼を取り巻く人々の人生も丁寧に描かれている作品です。

生きていたら、かっこ悪いことや醜い気持ちを抱くこともあるけれど、そういうことも全て、乗り越えながらみんな生きてるんだよなあ…と、自分の人生や人間関係についても考えさせられます。

私は人に優しく生きていられているかな?と自問自答しながら読んでいます。

将棋に興味がなくても楽しめますが、将棋に興味が湧きます!
私はこのマンガの影響で、一時期スマホでひたすら詰将棋をしていました…!

はい、わかります。
意外なものに興味を持っている女子は、だいたい元カレかマンガ&ドラマの影響です。
(とんだ個人的統計)

人生は一度しかないけれど、より多くの感情を引き出しに詰め込むために人は本や映画を観て何倍もの人生を生きてみるのかもしれませんね。
大切な誰かの一大事に寄り添えるように、日々想像力を鍛えたいです。

 

キャプテン翼 ライジングサン / 高橋陽一


あの有名なキャプテン翼が大人になった話。

日本代表になり、世界で戦う姿が描かれています!
生きるヒントになるポイントは多々ありますが…
全体的に、小さな頃の夢を叶えて、同じベクトルの仲間と上を目指していく姿に心熱くなります!
夢や目標があると頑張る活力が出てきて、明日からも頑張ろうと思える1冊です。

「あの頃のあの人は今」が翼にも及んでましたか。

翼のその後として、戦力外通告された後に、うどん屋を始めたものの紆余曲折あり、アスリートが現役時代からセカンドキャリアについて考えて動いておく大切さを説くバージョンも出たらいいなあ。

 

暮らしのアイディアが散りばめられた
「生活の知恵タイプ」

きのう何食べた? / よしながふみ


弁護士・シロさんと美容師ケンジのゲイカップルが、2LDKのアパートで暮らす毎日を食卓を軸に展開する物語。

シロさんが毎日作る晩ご飯レシピと、社会の中でゲイが感じる気持ちや事情、家族との関係、セクシャリティを超えた暮らしの楽しさや不安など、当たり前の日常の中の出来事を描いています。

ドラマ化されて本当に大人気なマンガになりましたが、5年前から密かに我が家のレシピ本として重宝していた作品。

紹介されるレシピは簡単なものから、手の込んだごちそう、さくっと作れるデザートまで様々。
季節の旬物も楽しみつつ、1ヶ月¥25000で食費を抑えるシロさんのやりくりも学べて、何よりゲイカップルを主人公にした人間模様が深い深い。

普段人には言わないけれど、誰しもが思っている悩みや不安を丁寧に描いていて、何度も飽きることなく読み返せるマンガです!

ファンだったマンガがドラマ化された瞬間、「とうとう君もメジャーデビューの時が来たか」って、謎の親心が芽生えますよね。

これ私も最近になってドラマで観ています。
白ごはんが足りなくて出汁茶漬けにしたり、使い切りたい食材からレシピをひねり出したり、主婦にはたまらない知恵袋的存在。
シロさんの手際とセンスは憧れます。

 

ナチュラル / 秋本尚美


バツイチ資産家が、自分の交通事故が原因で泊まる場所をなくした女性を自宅に同居させるところから物語はスタート。
この女性が、日常のごくありふれた風景に小さなひだまりを見つけるような人。

なんでもお手伝いさんに頼んでいた資産家に、「ひとを抱きしめたり、ねこをなでたり、家を磨いたり、洗濯もののシワをのばしたり、そんな幸福を他人にゆだねるなんてつまらないわ」と、おばあちゃんの知恵袋みたいな知識と暮らしの工夫を教えていきます。

人の目を気にせず、自分軸の幸せを描けるっていいなと改めて思える作品!

自分軸の幸せという言葉、いいですね。

毎日、洗濯して洗い物して家事に追われていると「あぁ海外でのんびりしたい」なんて思うのに、長期旅行から帰ってきて窓を開けて家に風を通す瞬間とか、植物に水をやる時とか、空っぽの冷蔵庫に食材を詰めたり、溜まった洗濯物を片付けてる時間は「そういえば、家事もやりたかったー!」っていう充実感、わかります。

 

知らない世界を学べる
「なるほど新発見タイプ」

アタゴオル玉手箱 / ますむらひろし


舞台は猫と人間が同じ言葉を喋る空想世界、傍若無人な主人公ヒデヨシが巻き起こす数々の騒動を描かれています。
主人公ヒデヨシはものすごく大きなデブ猫。
ファンタジーやミステリー要素を含んだギャグ漫画に近いのですが、美しい世界観が魅力的でついつい引き込まれてしまいます。

子どもから大人まで楽しめるファンタジックな世界観が魅力的で、私の家族もはまって全巻家にあります。

主人公の姿を見ていると、なんだか元気が出てくるし、脱力感があって「くよくよしてても仕方ないな、どうにかなる!」って思えてくるから不思議。

あと、このマンガには美味しそうな食べ物もたくさん出てきたりで、読んでいて満腹感があります。

猫好き、銀河や鉱物など好きな方にもおすすめのマンガです。

猫好きはわかりますが、銀河や鉱物好きってかっこいい…!
ファンタジーやミステリー要素を含んだギャグマンガなのに美しい世界観って、これはもぅ読んだ人にしかわからない魅力がありそうです。

何かに触れて自分の悩みの小ささに気づいたり、前向きになれるのは人類の特権ですね。

 

コウノドリ / 鈴ノ木ユウ


医師でありピアニストでもある主人公の鴻鳥サクラ。
産婦人科を舞台にした、妊婦とその家族のストーリー。
むしろもう、生きるヒントしかない作品です。

私は子どもが生まれた後に読んだのですが、もっと若い時に読んでおけばよかった。
なんなら娘が本を読める年齢になったら真っ先に読ませたいマンガです。

流産や死産、母親の死など、辛いエピソードも多くあるけれど、だからこそ命の尊さ、出産の奇跡、当たり前ではない今を感じさせてくれる作品です。

綾野剛さん主演でドラマ化されたので、テレビでご覧になった方も多いかなと思いますが、マンガもぜひ。

妊娠、出産は奇跡であること。
誰もが必ずたどった生命の誕生について改めて考えさせられる、学ばされる1冊です!

「コウノドリ」、衝撃を受けるシーンも感動のシーンも、たくさんありましたね。

妊娠・出産がテーマではありますが、決して妊婦さん向けというわけじゃなくて、今自分がこうして存在している事、産んでもらって、育ててもらって、両親やその周りの人がどんなに自分のことを想ってくれたのかというところを想像できたのが学びでした。

大阪の街を口吹ききながらヒョロヒョロと自転車で通過していくおっちゃんにも、70年前ぐらいのある日にオリジナルの出産ドラマがあったんだろうと思うと泣けてきます。

 

実在する飲食店情報などが詰まった
「リアル情報タイプ」

いつかティファニーで朝食を / マキ ヒロチ


主人公の麻里子を中心にその友達ののり、リサ、栞、アラサーの四人の女性が、それぞれ葛藤を繰り返しながら成長していく物語。

美味しい朝食を食べる時間が、立場の違う彼女たちが自分を見つめ直したり踏み出す時のきっかけになります。

とにかく美味しそうな朝食がたくさん出てきます。
これを見て朝食を食べに行ったお店もたくさん!食べログ的な使い方もできます。

結婚してもしてなくても恋人がいてもいなくても子供がいてもいなくても仕事しててもしてなくても、だから幸せ、ってないんですよね。

『私はこのままずっと誰かのためだけに生きるの?私だって自分の人生を好きなように生きたい!』という言葉が心に残ってます。

実際のお店が出てくるなんて、おもしろいですね!
ついつい登場人物もどこかに住んでいるんじゃないかと感情移入してしまいます。

理想の暮らしを自分のものにするには、長期計画よりも実は今週末の行動では?というのがNEXTWEEKENDの提案でもありますが、「幸せ」って、実は誰にでもそばにあって、両手を広げて今掴めるものを掴んで味わってみることで次のステップが具体的に見えてくるものかもしれませんね。

 

温泉のようにホッとリラックスさせてくれる
「ゆるっと癒しタイプ」

マムアンちゃん / ウィスット・ポンニミット

 


タイ出身のマンガ家、タムくんことウィスット・ポンニミットによる「マムアンちゃん」の4コママンガ連載をまとめた単行本。

タイ語でマンゴーを意味するという、愛らしいマムアンちゃんの何気ない日々を描いたものです。

ペットのマナオなどの仲間たちとたくさん泣きたくさん笑い、小さなことにも幸せを見出しながら生きるマムアンちゃんの姿に、ハッとしたり癒されたりします。

マムアンちゃんを読んでいると、自分が生きる上でも身近な人やものを大切にしたくなります。

どっぷり疲れた夜にも少しだけ本を開いてみれば、明日からも誰かに優しく接したい気持ちになるかもしれません。

タムくんは、こちらの記事「週末のお供に。読むだけで優しい気持ちになれる、家族がテーマの本」でご紹介した吉本ばななさんの「小さな幸せ46こ」の挿絵も描かれていました。

タムくんの描く絵や言葉からにじみ出る癒し効果は、きっとタイという国のほんわかしたハッピーな雰囲気が根源になっているんでしょうね。

益田ミリさんの「今日の人生」というゆるマンガエッセイも、なんでもない日常を淡々と描いているのですが、ページをめくるごとに疲れがほどけていく効能があります。

珈琲いかがでしょう / コナリミサト


「凪のお暇」でおなじみコナリミサトさんの作品で、幸せを運ぶ移動珈琲屋さんの物語。
老若男女、ちょっと生きることに行き詰まりを抱える登場人物たちが、一杯の珈琲をきっかけに救われていくお話です。

ほっこり系に見えて、哲学的で奥深く、意外と後半はサスペンス要素もありで。
とんでもない絶妙バランスなんです…!

誰もが一度は味わったことのある、自己嫌悪、悔しさ、罪悪感などほろ苦い感情を思い出すはず。でもそんな自分を否定することなく、包み込んでくれる。

一話完結型なので、毎日ちょっとずつ読むのが癒しの作品です!

そういえばこれ、kindleにダウンロードしたのにすっかり読むのを忘れていました。

好きな作品に出会ったら、その作家さんの他の作品にハシゴしていく楽しみもありますよね。
タイトル通り、温かなコーヒーを片手に読んでみます。

 

どのマンガが気になりましたか?

本を普段読まない人にも、手に取りやすいのがマンガのいいところ。

電子書籍もたくさん出ていて、最近では定額で読み放題のサービスなどもある時代。

移動時も嵩張らずに思う存分堪能できますね!

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