NEXT WEEKEND DATE

日頃なかなか時間の取れない方も、今週末は久しぶりに本のページをめくってみませんか?

秋の夜長は、温かいココアとブランケットをお供に、読書するのも楽しみのひとつ。

今回は、かぞくごとアンバサダーの皆さんに「ほっと心がほぐれるような、家族をテーマにした本」を教えてもらいました。

父のこと、母のこと、夫のこと、妻のこと、子ども達のこと…

大切な人ほどつい距離が近いせいもあって、時に甘えてしまうもの。

手にするだけで優しい気持ちになれる一冊を見つけてみてくださいね。

「#かぞくごと」って?
NEXTWEEKENDが、家族との何気ない時間を楽しむために作ったSNS上のコミュニティ。
この春から、「ファッション部」「料理部」「インテリア・D.I.Y.部」「ママ&キッズ部」の4部に分かれた45人のアンバサダーと企画を盛り上げていきます。
#かぞくごと に集まる投稿を見るだけでなく、みなさんもぜひ家族との小さな野心を叶えた瞬間を切り取って、ハッシュタグをつけて楽しんでいただけたら嬉しいです。
詳しくは、こちらから。

 

「小さな幸せ46こ」
よしもとばなな

本屋さんで1話だけ立ち読みして涙したのが忘れられず購入した本です。

ライトエッセイで、よしもとばななさん自身に起きた出来事、両親の死、家族への愛、食と旅、小説家の秘密…何気ない日常にある“幸福論”的エッセイです。
「最悪の思い出が時間をかけたら最高に変わる」。

その時は気づけなかったり感じられなかったものを、後になってこんなふうに感じるんだと思わせてくれたり、とにかく読んでいてクスクスッと笑っちゃうし、頷けるし、胸がきゅーっとなって泣いてしまう、そんな素敵な本 。

おそらく20代で読んでたらまた全然別物に思えたと思います。
40代で読んだらもっと泣いてるかもしれない。

優しい気持ちになれて心にも体に響く、よしもとばななさんの独特な言い回しもすごく好きです。
by @mana_ogawa

実はこれ、買ってしまいました。
この週末に読もうと思っています。

同じ本でも、読むタイミング、その時の自分の年齢や状況によって、引っかかる箇所が違ったりして面白いですよね。

私なんて今や飲食店のスタッフなどで気の利いた対応ができる男の子を見かけても、恋人がいるのかとかもはやどうでもよくて(当たり前や)息子がこんな風になるには母はどうしたらいいのかということをお母様に聞きたくなります。

 

「きいちゃん」
山元 加津子

幼い頃に高熱を出して手足が不自由になった女の子、きいちゃんの家族のお話。

そんなきいちゃんが、お姉さんの結婚式のプレゼントに浴衣を手縫いすることになります。
周りの心配をよそに、きいちゃんは「ぜったいにひとりでぬう」と言い、そして有言実行。

そんな気持ちのこもった浴衣を、お姉さんが結婚式のお色直しで着て登場し「妹はわたしの誇りです」と紹介するという感動の結末。

実はここまでくるには紆余曲折があるのですが、母が子を、姉が妹を、妹が姉を想う気持ち…それぞれの気持ちを想うと胸が熱くなります。

どんな状況であれ、ひとりひとりの人生には唯一無二の尊い意味があって、そしてきっと誰かに愛されている(すぐには分からなくても)と、そんなことを思わせてくれるお話です。
by @kkc_365

「きっと誰かに愛されている(すぐには分からなくても)」にぐっときました。
成人してから気づくことも、結婚してから感じることも、ありますね。

子育てをする立場になってようやく親から受けていた愛情のありがたみを知る方も多いかもしれません。
昨日も今日も、夜中に何度も布団をかけなおす度に、そんなことを思っています。

 

「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」
フィリス・ゲイシャイトー ミム・グリーン
「おにいちゃんに なるひ」
ローラ M.シェーファー

夜寝る前の絵本タイムで一番リクエストが多い絵本です。
「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」は、1日の中でお母さんと子どもがたくさんハグするストーリー。子どもをぎゅっとする瞬間に幸せを感じながら、これもいつかしてくれなくなる日がくるのかな…と寂しくなったりしています。「おにいちゃんになるひ」は、長男がお兄ちゃんになる気持ちをゆっくり温めながら楽しく妹の出産を待った日々が蘇ってくる絵本。
主人公のスペンサーが、お母さんと妹が産後、家に帰ってきて初めて抱っこするシーンがとても好きです。妹たちに優しい長男。
これからも兄として複雑な想いはあると思うのですが、この本を読みながらお兄ちゃんである長男だけでなく、私達親にとっての初めての子どもであること、お兄ちゃんとして頑張りすぎなくていいんだよということも意識して伝えています。
(特に長男と一対一の時間を作れたら小さい頃の話をしています。)
by @mayu_pualena

子どもの頃の、同じストーリーでも何度も何度も毎晩読んで欲しかったあの気持ち、思い出します。

お兄ちゃんのケアも、愛たっぷりで素敵。
絵本は改めて、親子のコミュニケーションのきっかけですね!

 

「そして、バトンは渡された」
瀬尾 まいこ

血の繋がらない親(3人の父と2人の母)の間をリレーされ、4回も名字が変わった主人公の優子。
親子とは?家族とは?…を、温かい気持ちで考えさせてくれる1冊です。深夜の産院の授乳室で、なかなかうまくできない授乳に悪戦苦闘しながら「これを乗り越えて息子と親子になるんだなあ」って思ったんです。
息子とも、夫とも、日々の小さな出来事の積み重ねで親子や家族になっていきたいと思わせてくれた物語です。
by @mio_pote

「家族になっていく」という表現、すごくいいですね。
人間同士、一つ屋根の下で小さなコミュニティを築いていく過程のなかに、家族の関係を各々が模索するのかもしれませんね。

深夜の授乳、文字にすると穏やかなのに実際は結構壮絶ではないですか?家族とは様々な共同作業を乗り越えて、笑ったり泣いたりしながら、しなやかな関係を築きたいですね。

 

「あなたが生まれた夜に」
ナンシー・ティルマン
「おだやかママの幸せ子育て法」
LICO

私が子育てをする中でとても助けられた本です。

子育てにも色んな段階があって、3人目が産まれてからは余裕が全くなくなり、私も子どものように一緒に泣いていまったことも。

当時「おだやかママの幸せ子育て法」は、無我夢中で読みました。

気付いたら涙が止まらなくなっていましたが、読み終わった後には子どもたちのことがもっと愛おしくなり優しい気持ちで溢れていました。
by @elemiel88

育児は正解がない上に、指標となるものも定めきれないですよね。
だからこそすべての決定に親としての責任を感じるし、うまくいかないとそれだけでとんでもなく落ち込んでしまう。

そんなときに、ふっと気持ちが楽になる本に出会えることは、本当に大事なこと。
日々の育児、お疲れ様です。
きっとこの投稿に救われるお母さんもたくさんいますね。

 

「スイートホーム」
原田マハ

まちの小さな洋菓子店「スイートホーム」。

そのお店を営む家族や常連客などの、恋愛、家族愛の物語です。私自身も家族ができて、毎日帰る自宅がスイートホームのような温かい場所になれるようにしたいと思えた作品です。
庭に植えられた金木犀の前で、毎年家族で記念撮影をしたり、とても憧れたりもしました。
by @eriko_lifestyle

家族での決まりごとってなんだかいいですよね。
お正月はこうとか、夏と言えばこうとか、ここの鴨鍋セットを大みそかに食べて〆にそばを入れて年越しそばにするのがお決まりみたいなのすごく憧れます。

金木犀の香りもそろそろかな。

「ヒュッゲ 365日 シンプルな幸せのつくり方 」
マイク・ヴァイキング

2年前に出た時に購入した本なのですが、寝る前などふとした時に読み返したくなる本です。

日々の暮らしに追われると、忘れてしまいがちな、「大切にしたいこと」が綴られています。

家族がテーマという訳ではないのですが、友達や大切な人と過ごすひと時が#かぞくごとに通じるものがあるなあと思い、この1冊選びました。

手作りしたお料理をみんなで囲む温かな時間だったり、丁寧にドリップしたコーヒーを飲む、ほっこりしたひと時。

難しいことをするのではなくて、なるべく心に余裕を持って毎日を丁寧に過ごしていきたいなあと、目指していきたい人生の道しるべになっています。
by @ikumimiyazaki

最近よく耳にする言葉ですね。

「ヒュッゲ」は、ほっとくつろげる心地よい時間、またはそんな時間を作り出すことによって自然と生まれる幸福感や充実感、そして暮らしを楽しむ姿勢などのことを表しているそうです。

NEXTWEEKENDの世界観とも近いので、すごく気になっているキーワードです。

 

「99のなみだ」

 

短編小説で家族がテーマのストーリーやその他にもたくさん収録されています。

今回ご紹介したのは「 99のなみだ 雲 」シリーズに収録されているオオカミ少年という物語。
小学生になって転校した息子が母やお友達にまでよく嘘をつくようになり、自分の今までの子育ての仕方が悪かったのか、どうすれば良いのかと悩む母。

しかし、息子がなぜ嘘をついているのかその理由を知り、母は色々な事を考えさせられます。

前向きになれたり、大切な人のことを想ったり。
この本と出会ったのはまだ私が高校生だった頃なのですが、親の身になり久しぶりに読み返してみると当時読んで感じた感情とはまた違ったものがありました。
by @_____.asami

母と子の関係には、その数だけのドラマがあるんだろうなと思わされました。

ヨシタケシンスケさんの絵本で、「理由があります」というのがあるんですけど、これも子ども側の立場に立って世の中を見たらこんなに面白いのかと思わされたお話です。

 

「流しのしたの骨」
江國香織

四人姉弟と、詩人で生活に様々なこだわりを持つ母、規律を重んじる家族想いの父、の6人家族。
ちょっと変だけれど幸福な宮坂家の出来事を静かに描いた、不思議で心地よくいとおしい物語。
作品名からは想像できないような家族話なんです。江國香織さん独特の雰囲気、漢字やひらがなの使い分けなどもすごく好きな作品です。
by @satocosmic

江國さん、私も大好きです!

ひらがな遣いも魅力的ですし、携帯電話とか、メールとか、時計とか、現実的なものがお話の中に出てこないのも特徴的ですよね。

「おかあさんはね」
エイミー・クラウスローゼンタール

「いつも見守っているよ」という母親の気持ちを感じられて、産後は涙なくては読めなくなりました。

産前に義理の母にもらったのですが、赤ちゃんだった頃からもうすっかり幼児になってこれからどんどん成長していくんだと思うと、今の尊さに改めて気付きます。
by @reiko_og

そうですよね、わかります。
長男が2歳を過ぎて言葉が出始めた時はとにかく早く正しい会話がしたくて細かく教えていたんですが、「今この瞬間」の尊さを知ってから、次男に関してはバナナをアナナ!という言い間違いも、いつまでもそのままでいてほしくて「バナナ」と覚えてしまった日は悲しかったほどです。

いろんな形で思い出に残していきたいですね!

 「〜Maru in Michigan〜 シリーズ」
ジョンソン祥子

柴犬マルと息子の一茶くんの日常を撮ったフォトエッセイ。
2人の過ごす日々、表情が瑞々しく描かれています。言葉は通じなくても、確実に心が通じてる2人(1人と1匹?)がまさしく家族だなあと思います。私もこんな写真を残せるように家族を撮ろう、記念日じゃない普通の日を大事に残そうと思うようになりました。この本を見るたびに、愛犬と息子が一緒に過ごした時間を思い出します。
by @hoshiwonderful

「記念日じゃないただの普通の日」も、時が経って見返すとそこには濃密なストーリーがあったことに気づいて幸せな気持ちになりますよね。

公園で拾ったどんぐりも、盛大に牛乳をぶちまけた時の泣き顔も、なんでもない休日の朝の風景も、ちゃんと残しておきたいですね。

 

いかがでしたか?

今回ご紹介した本の感想や、おすすめの家族がテーマの本など、ハッシュタグ#かぞくごとでぜひシェアしてくださいね。

それでは、素敵な秋の夜を。