2019.09.19
和歌に詠まれる花を添えて。秋の訪れを感じる、大人カラーの9月の花
どの花がいつ咲いて、どんな香りがするのか。
そんなふうに四季の花をちゃんと知って、やってくる季節を感じながら毎日を過ごせるのは、小さなことかもしれませんがとても楽しいことです。
NEXTWEEKEND HOUSEで私たちが出会った季節の花たちを、せっかくなので記事でもちょっぴりご紹介したいと思います。
9月の花
9月のNEXTWEEKENDの月間テーマは「今だから見えるもの #知らなかった景色」。
花屋さんに行くと、見慣れた花が意外な名前を持っていたり、定番だけど初めて見る色の花に出会ったりします。
知っていると思っていても、毎年季節ごとに見える景色は移ろうもの。
そこで今回は、知っているようで知らなかった、変り種の花を選びました。
(左から)
●スパイラルジンジャー
コスタリカ原産の、まさに異国感溢れる花。でも実は生姜の仲間なんです。馴染みある植物も、国が変われば色形も様々で楽しい発見。
●フジバカマ
アレンジブーケに混ざっていると洋風の可憐さを感じますが、日本や中国原産の、秋の七草のひとつ。
秋を感じる花として、和歌にもよく詠まれてきました。
小さな花をじっくり咲かせることから、花言葉は「ためらい」。
●ワレモコウ
フジバカマに続く秋の七草のひとつ。
源氏物語にも出てくるほど日本人にとって馴染み深く、秋らしさを感じる花ですが、こんな見た目なのに実はバラ科!
上から下へ花が咲くのも意外なポイント。
●アルストロメリア
ぐっと大人っぽく華やかな雰囲気を出してくれる百合の仲間。
可憐な見た目とは裏腹に、南アメリカで生まれた品種なので花持ちが抜群です。
●バラ ジプシーキュリオーサ
バラはバラでも、かなり希少な「ジプシーキュリオーサ」という品種。
最初はピンクのバラですが、切らずに育てるとグリーンがかったアンティークカラーへと変化します。
花びらの形も大人びていて、秋にぴったり。
●パニカム
アレンジに入るとぐっと秋らしさが深まる、イネ科の植物。
お米の仲間もこうしてアレンジのひとつになると思うと、季節の植物の楽しみ方って多種多様です。
紅葉、金木犀、十五夜のススキ。
秋になると、花やグリーンが一層印象深くなりますよね。
夏が過ぎて花持ちが良くなる嬉しさと楽しみは、ひとしお。
秋の花の楽しみを歌に詠みたくなる気持ちもわかる気がします。
今月は、今だから楽しめる花の色づきや香りを楽しみながら#知らなかった景色を探ってみてくださいね。
それでは、来月もお楽しみに。
Flower selection : fiore soffitta
野心を叶えたら、
ハッシュタグでシェア!
NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
ぜひみなさんの叶えた野心は、ハッシュタグ「#週末野心」で教えてくださいね。