NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「起きるのが楽しみになる、旅するスープ」。
日本全国を飛び回りながら、食のプランナーとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト千里さんが、週末の朝が待ち遠しくなるようなスープレシピをお届けしていきます。
各地の旬の食材もご紹介するので、旅気分も味わってみてくださいね。
さて、今回の旅先は、山形県。
これまで噂には聞いていた、山形県のソウルフード、芋煮。
みんなで川辺に集まって囲んだり、地域によって強いこだわりがあったり。
鹿児島育ちの私にとっては、聞いたことはあるけれどなんだか遠い存在でした。
そんな中、昨年末に実家の鹿児島に帰ると、母が「テレビで見てからはまっているから食べて!」と出してくれた芋煮。
それからもう3回も食べた、とても美味しく食卓にとってありがたい料理なので、地元の方からすると少し季節外れではありますが、今月のレシピにしました。
芋煮風スープ
食べてびっくり、ホクホクねっとりの里芋が、牛肉の旨味を吸って美味しいです。
具材から出汁が出るので、味付けは白だしだけなのに深い味わい。
柚子胡椒を溶かしながら食べるのもおすすめです。
材料(4人前)※これぐらいの量が作りやすいです
・ごぼう…1/2本
・しめじ…1/2パック
・長ネギ…1/2本
・こんにゃく…1/2パック
・牛肉(脂身の多いバラ肉がおすすめ)…150g
・水…700ml
・白だし(15倍濃縮)…大さじ4
・柚子胡椒…お好みで
作り方(調理時間:30分)
1.里芋の皮を剥き、一口大に切る。
水(分量外)に入れ、沸騰したところから5分茹でる。
2.こんにゃくを薄切りにし、お湯で1-2分ほど茹でてアク抜きをする。
3.ごぼうは皮を削いで、ささがきにする。
しめじは石づきを取り、手でばらす。
長ネギは輪切りにする。
4.鍋に里芋、ごぼう、こんにゃく、水を入れ、中火で10分加熱する。
5.軽くアクを取り、しめじ、長ネギ、牛バラ肉、白だしを加えて中火で5分加熱する。
(アクは、あまり丁寧に取らなくても美味しく仕上がるので、気楽に作ってください。)
6.好みに合わせて味を整え、器に盛れば完成!
お好みで柚子胡椒を溶かしながら食べてください。
スープのお供:
ネギご飯
ネギだけの簡単炊き込みご飯。
ごまとごま油の風味が食欲をそそります。
材料(2人前)
・米…2合
・水…炊飯器の通常炊飯の分量に合わせる
・塩…小さじ1
・ごま油…大さじ1
・ごま…小さじ1程度など、お好みで
作り方(調理時間:50分)
1.長ネギをみじん切りにする。
2.材料を全て炊飯器に入れ、炊飯する。
器に盛れば完成!
豚汁から気分を変えたいときや、おでんが食べたいけれど作るのが大変…という時に、芋煮はちょうどいい料理だと感じています。
1日目だけでなく、より全体に味が馴染んだ2日目も美味しいですよ。
寒い日に、どうぞ作ってみてくださいね。
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