NEXT WEEKEND DATE

穏やかな秋の昼下がり。ピンポーンと呼び鈴を鳴らすと、「いらっしゃい!」と満面の笑顔で出迎えてくれたモデルの高山都さん

光がふんだんに差し込むリビングに案内されると、大きなダイニングテーブルいっぱいに並ぶごちそうが目に飛び込んできました。


▲色とりどりのお料理やガーデンを思わせるグリーン、丸太ボードの上にはキャンドル…夢のような光景にうっとり。「今日はNEXTWEEKENDをイメージして、ナチュラルでかわいい雰囲気にしてみました」と都さん。

 

モデルとして活躍されるだけでなく、ライフスタイルを発信し、Instagramに登場するおいしそうな料理(「#みやれゴハン」)も大人気の都さん。

友達を招いてホームパーティを開くことも多いという都さんに、食事の時間の楽しみ方や、「#今日の小仕事」を活かしたおもてなし術を教えてもらいました。

#今日の小仕事 とは
楽しかった日の写真、なんでもない日のこだわり、隣に添えるメッセージカードや自家製の差し入れ。
そんな「なくても困らないけれど、あると嬉しいもの」を印刷して叶え、その楽しみをシェアし合うハッシュタグです。
collaboration with Canon PIXUS

 

1回1回の食事を、わくわくしながら楽しみたい

ぴかぴかの旬の食材を使ったごはんが、彩りよく、バランスよく素敵な器に盛り付けられて並ぶ、都さんの食卓。

Instagramの投稿を見ていると、都さんが食を通じて暮らしを楽しむ心意気が伝わってきます。

「1回1回のごはんを大事にしているんです。一食入魂」と笑う都さん。

「たとえば、ビスケットをなんとなく口に入れていると、食べすぎてしまったりしませんか? でも、1枚だけでもお皿に乗せてテーブルに置き、『いただきます』と言って食べると、満足度が上がる。食事も同じで、特別に凝ったごはんでなくてもお気に入りの器に盛って、エンタメのように楽しみながら食べたいんです」

1年前に結婚した、モデルで写真家・映像作家の安井達郎さんも、食いしん坊仲間。

「お互いに夜ごはんの時間をすごく楽しみにしていて。その日の出来事を話しつつごはんを作って、好きな番組を観たりしながら、いろいろなものをちょっとずつ食べる。それで気持ちよく眠れたらいい1日ですよね」


▲日々の#みやれゴハンが生まれるキッチン。使い込まれた料理道具がぎっしり並ぶ様子は、さながらコックピットのよう。

 

ホームパーティは日常のごはんの延長

都さんにとっては、ホームパーティも普段のごはんと同じ感覚なのだそう。

「お誕生日会や、ワインの会みたいにテーマを決めることもありますが、特に理由もなく集まることも多くて。パーティだからと言ってもかしこまる必要はなく、一緒に食べたり飲んだりを楽しんで、最後に笑って帰ってもらえたらいいなって思うんです」

だからこそ、招く側ががんばりすぎないことも大切だと言います。

「こちらが無理をしていると、ゲストもどこか窮屈に感じてしまいますよね。いつもより素敵な器を使ってみるとか、ちょっとごちそう感のあるメニューを作ってみるとか。それくらいでもおもてなしの気持ちは伝わるはずです」


▲「ワイングラスを置くと、テーブルコーディネートが完成するような気がします」と都さん。ガラスのキャビネットには、お気に入りのグラスのコレクションがずらり。

 

おもてなしの準備はチームで楽しく

NEXTWEEKENDが都さんにホームパーティの取材をするのは、実は2回目。

6年前にお話を伺ったときはひとり暮らしだった都さんですが、ご結婚されて変化したことがあるそう。

「料理は私が主に作るんですが、夫もゲストに飲み物を出したり、洗い物を手伝ってくれたり。ふたりでおもてなしするようになりました。一緒に買い出しも行って、夕方から軽く飲みながら準備していると、この時間もいいなって思うんです」

結婚するまではあまりホームパーティをしたことがなかったという達郎さんですが、ふたりでおもてなしのテーブルを作るのを新鮮な気持ちで楽しんでいるそう。

「うちは『○○やって』ではなく、『一緒にやりましょう』という“Let’s”がモットー。夫にも面白がってできそうなことを分担してもらったりしています」


▲「お品書きをテーブルに置いておくとそこから会話が弾むし、自分の記録にもなりますよね」。都さんが書いているメニュー表の用紙は、Canon PIXUS TS8730で印刷したペーパーアイテム。

 

都さん流、おもてなしのヒント5選

1.メニュー選びはトータルコーディネートを意識して

ホームパーティというと、まず気になるのがメニュー選び。献立に悩む声もよく聞きますが、都さんは「洋服選びと同じように考えるといいのかも」と言います。

「今日はトップスが主役だからボトムスやアクセサリーはシンプルに、みたいに全体のバランスを考えて選びますよね。パーティメニューも同じで、メインがボリュームのある肉料理だったらさっぱりとしたサラダを作るとか、食材や食感、味つけが偏らないようにします。いろいろなメニューが口の中で合わさる様子を想像してみるんです」


▲ゲストのイメージに合った料理、旬の食材を使った料理、自分がハマっている料理…etc. 何かテーマを決めると、メニュー選びがスムーズに。

 

彩りも都さんが大切にしていることのひとつ。

海老の赤に、いちじくの紫、にんじんのオレンジ、各皿にあしらわれたハーブの緑…舌だけでなく、目も喜ぶような料理が並びます。

思わず、「私が作ると茶色いメニューばかりになってしまうんですよね」と悩みを漏らすと、こんなアドバイスが。

「でもね、おいしいものってたいてい茶色いんです。茶色の反対色のブルーのテーブルクロスを敷くと、料理がすごく生き生きとして見えますよ」


▲ブルーが入った器を使うのも、料理をおいしそうに見せる技。優美な小花柄のプレートは都さんがイギリス旅行で見つけたアンティーク。

 

ちなみに、都さんの鉄板パーティメニューも茶色いものが多いそう。

「今日のメインにしたローストポークのように肉をオーブンで焼いたり、季節の食材で春巻きを作ったり。みんなが大好きな唐揚げもよく出すメニューです」


▲この日都さんが作ってくれたのは、最近ハマっているという梅酢を使った唐揚げ。京都・金網つじの盛り網 と好きな柄を印刷したトレーシングペーパーを組み合わせると、まるでお店のような雰囲気に! 時間が経っても油がにじまず、サクッとした風合いを保つ効果も。唐揚げのレシピは記事の最後にご紹介します!
※食品と印刷面が触れないよう十分ご注意ください。

 

2.手作りのペーパーアイテムで粋な演出を

「ペーパーアイテムをさりげなく取り入れられると素敵ですよね」という都さん。

そういった小仕事は、実は達郎さんの得意分野なのだとか。

「夫はちょっとしたかわいい工夫が好きで、写真を加工してメニュー表を作ってくれたり、私たち夫婦の写真を散りばめた包装紙を自作したり。プリンターを大活用しています(笑)」

さらに、写真家として活動する達郎さんならではのこんな素敵な計らいも。

「夫がゲストの方の写真を撮ってプリントしたものを、その日の記録としてお渡しすることも。先日ご夫婦に2ショット写真をプレゼントしたら、普段2人で撮る機会がないそうで、すごく喜んでもらえました」


▲ある日のおもてなしで達郎さんが作ったメニュー表。さりげなく添えられたユーモアにぷっと吹き出せば、心の距離が一気に縮まりそう。

 

3.作家ものからアンティークまで、さまざまな器をミックス

大の器好きとしても知られる都さん。

ホームパーティというと同じ器を人数分揃えなくては、と考えがちですが、「あえていろいろなタイプの器を組み合わせるのも素敵ですよ」と言います。

「今日は、色味は白を基調にしていますが、日本の作家ものの器もあれば、ヨーロッパの蚤の市で買った器もあって。古いものと新しいもの、洋と和、素材もいろいろなタイプをミックスすることで、隠れ家レストランのような洒落た雰囲気になるんです」


▲少し深みのあるスクエア型のプレートは伊藤環さんの作品。「少し個性的な形の器を混ぜると、テーブルに躍動感が生まれます」


▲存在感のある大きめのウッドプレートやケーキスタンドは、ホームパーティにぴったりのアイテム。ケーキスタンドは背の高いものだと仰々しくなるので、低めのものがおすすめだそう。カッティングボードは高橋成樹さん、陶器のケーキスタンドは石井啓一さんの作品。

 

4.植物は食卓となじむものをセレクト

テーブルを飾る植物にも、都さんの細やかな気配りと演出が。

「今日みたいにゲストのイメージに合わせて選ぶこともありますし、料理のテイストに合わせることも。豪華なお花よりは、うねうねしたつる植物や実ものの方が料理と並べてもなじむ気がします。高さの違う花器に分けて活けると、動きが出ますよ」


▲普段はドレッシングなどを入れているミニピッチャーにちょこんと小花を活けて。これもテーブルと調和させる小さな工夫。

植物を飾るときに一番気をつけているのは、“食事を邪魔しないこと”だそう。

「香りが強い植物だと、ごはんと喧嘩してしまうんですよね。あまり香りがしないものや、食事の匂いと混ざっても違和感のないハーブなどを選ぶようにしています」

 

5.キャンドルの香りでモードを切り替え

香りに配慮が必要なのは、キャンドルも同じだと都さんは言います。

「バジルのようなハーブの香りだったり、柑橘系の香りだったり。食事の匂いとの相性を考えてキャンドルも選びます」


▲キャンドルに火を灯すと、一気にムーディな雰囲気に。あたたかな光は料理をよりいっそうおいしく見せる効果も。

そうなるとバニラのような甘い香りのキャンドルはNGなのかな?と思いきや、使い方次第ですよね、と都さん。

「食事を楽しむ時間は爽やかな香りのキャンドルを灯して、食べ終わったら甘い香りのキャンドルに変える。そんなふうに場の空気を切り替えるためにキャンドルを使うこともあります」

 

都さんもチャレンジ! PRINTABLESのおもてなしアイデア帳

今回のおもてなしテーブルに登場したペーパーアイテムをはじめとするPRINTABLESは、実は都さんと一緒に企画させていただきました。

日常も特別な日も、毎日訪れる食の時間をもっと楽しめるように、そして大切な人と過ごすホームパーティーの時間を自分らしく彩れるようにと想いを込めて。

都さんが「こんなふうに使いたい!」とアイデアを出してくださったPRINTABLESを、実際にCanon PIXUS TS8730で印刷して作る様子をお届けします。


▲Canon PIXUSは、専用のアプリを入れるだけでスマホからプリントが可能。
「パソコンを立ち上げて設定しなくてもいいのは本当に嬉しいです。私でもすぐできる!(笑)」


▲「ゲストが間違って寝室に入ってしまう…なんてこともありますよね。だからドアノブサインがあるといいなってずっと思っていたんです。プリントして切るだけなら簡単ですね」


▲ウェルカムボード代わりに使ったり、プライベートルームの場所をさりげなく示したり。ゲストへのスマートな気遣い。

パターンペーパーは、プレゼントの包装紙や箸袋として使っても◎。

「オリジナルの箸袋も作りたかったもののひとつ。のりがなくても折るだけで作れる方法を知っておくと、必要なときにさっと用意できますね」(折り方はこちらから

あっという間に箸袋が完成!

「このペーパーでサンドイッチを包んだり、お弁当の仕切りに使ったりしてもかわいくなりそう」

この日、編集部のスタッフが手土産のワインを入れてきた紙袋も、パターンペーパーを折って作ったもの。

パーティの場に置いてもしっくりとなじみます。(折り方はこちらから

 

PRINATBLESがすぐに楽しめる!Canon PIXUSスペシャルセット

【今年も期間限定販売スタート!】プリンターで、日常をもっと楽しく。Canon PIXUSと、テーブルシーンを彩る特別PRINTABLESのスペシャルセット

「パーティやイベント準備に活用できるプリンターがあるといいな…」
そんな方に向け、Canon PIXUSの新機種とPRINTABLESを組み合わせたスペシャルセットを期間限定でご用意しました。

今回都さんと作ったホームパーティのPRINTABLESに加え、人気のPRINTABLES 9種からお好みのデータを選べる盛りだくさんなセットになっています。

パーティを盛り上げたり、ギフトに華を添えたり、お部屋に季節感を取り入れたり。

#今日の小仕事 で、暮らしがもっとときめくものになりますように。

・キヤノンインクジェットプリンター PIXUS
TS8730/TS8630(3色からお選びいただけます)
・インクタンク 6色マルチパック(標準容量)
・特別ダウンロードデータ「ホームパーティーのPRINTABLES」
・9種類から選べる!暮らしを楽しむPRINTABLESデータ
・特別編集!試したいアイデアが見つかるデジタルブックデータ
詳細・ご購入はこちらから
(販売期間:12/19 AM11:59まで)

 

おまけ
特別公開! 都さんの「梅酢唐揚げ」レシピ

外はカリッ、中はしっとり。噛み締めるとほんのり梅の風味が…絶品!

今回特別にレシピも教えていただきました。


※食品と印刷面が触れないよう十分ご注意ください。

鶏もも肉 400g

【A】
梅酢、みりん 各大さじ2
酒、ごま油 各大さじ1
しょうがのすりおろし 1かけ分
にんにくのすりおろし 1/2かけ分
溶き卵 1個分

片栗粉、米粉、揚げ油、お好みの柑橘 各適量

1. 鶏肉は一口大に切り、【A】をもみ込んで一晩寝かせる。
2. 片栗粉と米粉を1:1の割合で混ぜ、水気を拭き取った鶏肉にまぶす。
3. 揚げ油を170℃に熱し、鶏肉を入れて3分半ほど揚げ、裏返して3分半ほど揚げる。
最後に油の温度を上げ、表面がカリッとしたら取り出す。器に盛り、柑橘を添える。

*梅酢:梅干しを作る際に、梅を塩漬けにしたときに出てくる液体。酸味と塩気があり、調味料として使えます。

 

 

「ホームパーティは、楽しく集うことだと思うんです」と言う都さん。

料理が映えるブルーのクロスにも、あちこちに飾られたグリーンにも、じっくり読みたくなるメニュー表にも。

テーブルに散りばめられたさまざまな工夫や心遣いからは、ゲストに楽しんでもらいたいという都さんのエンタメ精神が伝わってきます。

人と集まる機会やイベントの多いこの季節、ホームパーティでもおうちごはんでも、#今日の小仕事 でテーブルを彩ってみませんか?

大切な人の笑顔を思い浮かべながら準備するその時間も、心あたたまるひとときになるはずです。

 

Writer:野田りえ
Photo:Ryota Murakami
Editor:Tomomi Watanabe

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