NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「起きるのが楽しみになる、旅するスープ」。
日本全国を飛び回りながら、食のプランナーとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト千里さんが、週末の朝が待ち遠しくなるようなスープレシピをお届けしていきます。
各地の旬の食材もご紹介するので、旅気分も味わってみてくださいね。
さて、今回の旅先は、茨城県。
茨城県は温暖な気候と平坦な広い農地を持ち、首都圏にも近く出荷しやすいため、たくさんの農作物が生産されています。
今回はそんな茨城の秋の味覚、2色のさつまいもを使ったポタージュと、おいもの炊き込みご飯をご紹介します。
2色のさつまいもの
味噌ポタージュ
材料(2人前)
・さつまいも(シルクスイートなど)…150g
・紫芋…150g
・玉ねぎ…1/4個
・バター…30g
・牛乳…300ml
・チキンブイヨン…2g
・水…300ml
・白味噌…10g
・塩…適量
・ナツメグ…適量
・黒胡椒…適量
・オリーブオイル…適量
作り方(調理時間:15分)
1. 玉ねぎを薄切りにする。
さつまいもは皮を剥き、紫芋は皮付きのまま、それぞれ1cm厚に切り水にさらす。
2.鍋にバター10gを入れて弱火で熱し、玉ねぎを炒める。
透き通ってきたら、玉ねぎを2つの鍋に、半量ずつに分ける。
片方の鍋にはさつまいも、もう片方の鍋には紫芋を入れ、残りのバター20gをそれぞれの鍋に半量ずつ加えて炒め合わせる。
3.全体に油が回ったら、チキンブイヨンと水をそれぞれの鍋に半量ずつ加える。
沸騰したら弱火にし、10分間煮る。
さつまいもをハンドブレンダーやミキサーで撹拌する。
4.黄色いスープには牛乳と味噌を加え、お好みで塩で味を整える。
紫色のスープは塩で味を整える。
沸騰直前まで温めて、先に黄色いスープを器に盛る。
そこに紫色のスープを静かに流し入れ、ナツメグと黒胡椒を散らし、オリーブオイルを回しかけて完成!
2色のスープが、目にも身体にも嬉しいポタージュです。
シルクスイートと紫芋の、味や甘さの具合、舌触りの違いもじっくり感じてみてくださいね。
スープのお供:
さつまいもとしらすのオリーブオイルご飯
材料(作りやすい量)
さつまいも…1/2本(200g)
米…2合
しらす…30g
塩…小さじ1
オリーブオイル…適量
作り方(調理時間:10分 ※炊飯時間を除く)
1.さつまいもを皮付きのまま一口大に切って水にさらす。
2.米を洗い、炊飯器の目盛りまで水(分量外)を入れる。
さつまいもと塩を入れて炊飯する。
(通常の炊飯時の水の量で炊いてください。)
3.ご飯が炊けたらしらすを乗せ、塩を振り、オリーブオイルを回しかけて完成。
ほっくりと炊けたおいもの甘さに、しらすの塩気とオリーブオイルの香りがマッチします。
今年は暖かいのかな、と思っていたけれど、急に気温が下がってきました。
ほっこりとする温かいスープのお楽しみがあれば、寒い季節も乗り越えられそうです。
食欲の秋、芸術の秋。
野菜の色を生かしたスープを作ってみてくださいね。
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