NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「起きるのが楽しみになる、旅するスープ」。
日本全国を飛び回りながら、食のプランナーとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト千里さんが、週末の朝が待ち遠しくなるようなスープレシピをお届けしていきます。
各地の旬の食材もご紹介するので、旅気分も味わってみてくださいね。
さて、今回の旅先は、長野県。
日本アルプスに囲まれる長野県は、水がきれいで、きのこやわさびの生産が盛んです。
また、寒い冬を越すために、漬物を始めとした保存食も生活に根付いています。
今回は、長野県が日本一の生産を誇るえのきを使ったスープと、お土産としても人気の野沢菜漬けを使ったトーストのレシピをご紹介します。
えのきとひき肉の豆乳カレースープ
短時間でしっかり旨味の出る、冷凍えのきとひき肉を使ったスープです。
少しとろみのついたカレースープは、寒くなってきた今、身体を温めるのにぴったりですよ。
材料(2人前)
・豚ひき肉…70g
・えのき(冷凍しておく)…70g
・トマト…中1個
・塩…小さじ1
・砂糖…小さじ1/2
・水…250ml
・フライドオニオン…大さじ1/2
・パセリ…ひとつまみ
・黒胡椒…適量【A】
豆乳…250ml
カレー粉…大さじ1/2
片栗粉…小さじ1/2
作り方(調理時間:15分)
1. 冷凍しておいたえのきを食べやすい大きさにバラし、1cm程度の長さに切る。
トマトを1cmの角切りにする。
2. 鍋に水250mlと豚ひき肉、えのきを入れ、箸でほぐしておく。
中火にし、アクが浮いてきたら弱火にして、アクを取りながら5分煮込む。
3. 鍋にトマトと塩・砂糖を加え、軽く潰しながらさらに5分煮る。
4. 【A】をよく混ぜたものを加え、弱火でとろみがつくまでよく混ぜながら火にかける。
フライドオニオン、パセリ、黒胡椒をふって完成!
えのきは、冷凍すると繊維が壊れ、出汁が出やすくなります。
また、ひき肉はすぐに火が通るので、短い時間で出汁を取るのにうってつけの食材です。
このレシピなら、えのきのグアニル酸やグルタミン酸とトマトのグルタミン酸、豚肉のイノシン酸が相まって、身体に染み渡る旨味たっぷりのスープが短時間でできますよ。
スープのお供:
野沢菜漬けとスパイスヨーグルトのトースト
漬物とパン、ヨーグルトという一見驚く組み合わせ。
でも、野沢菜漬けもヨーグルトも、乳酸菌の力で生まれた発酵食品という点では仲間です。
ぜひ試してみてくださいね。
材料(2人前)
・食パン…2枚
・野沢菜漬け…80g
・ギリシャヨーグルト(無糖)…100g
・ナツメグ…0.5g
作り方(調理時間:10分)
1.ギリシャヨーグルトにナツメグを混ぜる。
2. 食パンに【1】を塗り、野沢菜漬けを散らす。
3. 1000wのオーブントースターで8分焼き、食べやすいサイズにカットすれば完成です!
(焼く時間は、様子を見ながら調整してみてくださいね。)
ギリシャヨーグルトは、フロマージュブランというフレッシュチーズや、サワークリームの代替品として便利な食材です。
そしてナツメグは、乳製品と相性のよいスパイス。
ほのかな甘い香りが、ヨーグルトと漬物をつなぎます。
急に寒くなってきて、気温差で身体が疲れやすくなるこの季節。
手軽な今回のレシピで身体をしっかり温めて、いい一日のスタートを切れますように。
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