NEXT WEEKEND DATE

朝夕はすっかり肌寒くなり、ほんのりと草木が色づいてきました。

本格的に寒くなるまでの短い秋。みなさんはどのように楽しんでいるでしょうか。

今回の #かぞくごと ではこちらの記事でもご紹介した4つの切り口の中から“楽しみ方”をキーワードに、「我が家の仕込みごはん」を集めてみました

情報が多いことが必ずしも自由であるかというと、
それによって思ってもいなかった意見に左右され、
取り越し苦労をすることだってよくあること。
しなくてはいけないことに追われるだけでなく、
したいと思うこと、嬉しいこと。
かぞくごとでは、家族との時間をめいっぱい楽しむことを大切にします。

平日はばたばたと忙しく、なかなか家族一緒に楽しむ時間をとれないこともあるかもしれません。

だからこそ週末はひと手間かけた「仕込みごはん」を。

季節ならではの味わいや、週末をわくわくした気持ちでスタートできる特別な朝ごはんを  #かぞくごと パートナーズと考えてみました。

#かぞくごと って?

家族との何気ない時間を楽しむためにNEXTWEEKENDが作ったSNS上のコミュニティ。今期は20人のパートナーズと企画を盛り上げていきます。
#かぞくごと に集まる投稿を見るだけでなく、ぜひ家族との小さな野心を叶えた瞬間を切り取って、ハッシュタグをつけて楽しんでいただけたら嬉しいです。
詳しくはこちらから

 

秋をぐっと楽しむために、旬の味わいを仕込んでみる

「食欲の秋」とも言われるように、秋は食材の宝庫。

旬の野菜や果物を使った「仕込みごはん」とそれにまつわる家族のエピソードをまとめてみました。

✔️工夫・ポイント
・秋はおいしいものがたくさんあることを娘に知ってほしいという思いから、大好きな週末の朝食時間を使って楽しむことに。

・隠れテーマは「きのこのおいしさを知ってもらう」。食わず嫌いの娘に、うまみたっぷりのきのこの魅力を知ってほしいと思い、ディップに取り入れてみました。

・大好きな果物(野菜)×チーズ×ナッツを掛け合わせバランスのよい味わいに。

・娘と一緒に作って楽しむだけでなく、メープルシロップが楓の樹液から作られていることをYouTubeで見て学習したこと。(なるほどー!と親子で物知りになったのでした。)

✔️エピソード
・好きなものをチョイスして自分のパンを作ることが楽しかったようで、娘は終始ウキウキ。

・旬のものについての話もできて嬉しかったです。「秋って最高だね!」なんて言葉もいただきました。

・秋映りんごをキャラメリゼしたところ、キッチンが甘酸っぱい幸せの香りに包まれて非常に癒されました。

・予定のない週末こそ野心を叶えるのにぴったりだなと改めて思いました。

 

✔️工夫・ポイント
・土地の食材を活かして、ハロウィンを楽しんでみることに。盛岡産の「雪化粧かぼちゃ」を使って、器ごとかぼちゃグラタンにしてみました。

・子どもにかぼちゃのお顔を下書きしてもらい、一緒に作り上げるのを意識したこと。

✔️エピソード
・かぼちゃ単体だとなかなか箸が進まない夫と息子も、グラタンにすることで食べてくれました。

・ハロウィンの雰囲気も味わえて楽しい時間となりました。

 

✔️工夫・ポイント
・米農家の我が家では、新米の忙しい季節と重なってしまいタイミングを逃しがちだった炊き込みごはん(方言では「味ごはん」といいます)を作ってみることに。朝、炊けるように夜仕込んでみました。

・実家の母の炊き込みごはんがとても嬉しかったことを思い出し、THE FAMILY NOTE​​で母のレシピを残すことにしました。

・味ごはんを通じて実家の母も我が家の #かぞくごと に巻き込むことができました。

✔️エピソード
「朝ごはんがなんだかいつもと違うじゃん!」という笑顔の子どもたちを見られたこと。

・夫と長女は白米好き、次女はパン好きだけど、家族全員で朝から味ごはんをぱくぱく食べられたことが驚きでもあり、嬉しくもありました。

・具もたくさん入れたので、夕ごはんまで残るかなと考えていましたが、それは甘い考えで、お昼にはなくなってしまいました。

・少しだけ残しておいた味ごはんは実家の母へ。

・味ごはんのことを長女は「ばぁちゃんのごはん」と言い出すほど、「祖母の味」が印象的なんだなぁとしみじみ思い、さらにTHE FAMILY NOTE案件になりました。

 

✔️工夫・ポイント
・週末に長女の習い事が始まり、ますます家族全員が揃う時間が減った我が家。一緒に過ごす時間は短くても、密度の濃い時間を家族で共有したいと思い、フルーツサンドを作ることに。

・子どもたちに、秋の果物ってなんだろう?と問いかけることからスタート。

・りんごが旬であることが分かったので、翌日りんごのフルーツサンドを持ってみんなでピクニックに行こうという流れに。

・いつもは私がピクニックの準備をしますが、今回は工程別に家族全員でフルーツサンド作り。特に一緒に過ごす時間が短い夫と娘たちには共同作業をお願いしました。

✔️エピソード
・朝ピクニックのいいところは、仕込みをした前夜の楽しみな気持ちのまま過ごせるところ。みんなで早起きして身支度もスピーディーに終え、出発できました。(いつもは各々マイペースに準備して、私だけ家事や準備に焦っています)

・作業を分担することで家族がひとつのチームだと感じられました。

・普段と違う雰囲気の朝食に、長女はしみじみと「お外で食べるって、おいしいね〜」、真似っこ次女も「おいちぃねぇぇ!」と言っており、それが野心達成の瞬間でした。

短い秋をより濃厚に楽しむには、季節ならではの味わいを家族みんなで共有することがポイントのようです。

週末のはじまりを盛り上げるために、朝ごはんを仕込んでみる

ついダラダラと過ごしがちな週末の朝もおいしいものを仕込んでおくだけで、きっと特別な時間になるはず。

週末が待ち遠しくなる「仕込み朝ごはん」を集めてみました。

 

✔️工夫・ポイント
10月から3年ぶりに復職したことで、今まで以上に週末の家族時間やのんびり食べる朝ごはんが貴重な時間に。家族の時間を想像しながら、深夜のキッチンでパンを仕込んでみました。

・1歳次男もおいしく食べられるように、だけど作ることがストレスにならないように、ふわふわのパンを簡単に作れる本を探してみました。

・自分でフィリングを選べるオープンサンドで、朝からパーティー気分に。

✔️エピソード
・深夜に1人で仕込んで、朝から焼きました。焼き上がりは長男とチェック!焼き立てのパンがオーブンから出てきたことも、熱々のパンを味見することも、とっても喜んでくれました。
・パンも野菜も、子どもたち2人ともたくさん食べてくれました。

 

✔️工夫・ポイント
・ワンオペ休日を乗り切るのに、せっかくなら母も息子も一緒にテンションあがることをしたいなと思い、パンケーキを焼いてみることに。

・涼しくなってベランダごはんが気持ちいい季節なので、ベランダを特別な空間にしてみました。

・秋っぽいテーブルコーデやかぼちゃのフラワーアレンジ、手作りピックなど小仕事尽くし。長男と一緒にスタイリングを楽しみました。

✔️エピソード
・おままごとが好きでその延長なのかテーブルコーデも「こんな感じかな?可愛いよね!」とたくさんピックを差してくれました。

「お外で食べると美味しいね、次は何食べよっか」といって次の約束もしました。

 

✔️工夫・ポイント
・まだ付き合っていた頃、仕事が辛い時に夫が作ってくれたフレンチトーストが美味しくて印象に残っています。今はわたしの方が余裕があるので、このタイミングでお返しをすることに。

・せっかく秋なので、旬の梨のコンポートや巨峰を一緒に添えました。

・フレンチトーストの卵液には豆乳ときび砂糖を入れて作り優しい甘さに仕上げました。

✔️エピソード
・ちょうど夫の建築士の試験が終わったところだったので、お祝いみたいで嬉しかったと言ってもらえました。

・週末の朝はコーヒーを一緒に楽しむことが多く、この日もコーヒーを淹れてゆったりとした時間を過ごしました。

充実した週末は、はじまりの朝から。「仕込み朝ごはん」なら特別な朝時間を家族と共有できそうです。

 

気楽な会話のきっかけに、とっておきの料理を仕込んでみる

レシピを教えあったり、一緒にキッチンに立ってみたり。

家族のコミュニケーションが深まる「仕込みごはん」作りを集めてみました。

 

✔️工夫・ポイント
・キャンプ好きが高じて夫の得意料理となったスペアリブ。おいしいスペアリブを「家族のレシピとして残したい」という気持ちを共有してみました。

THE FAMILY NOTE 2年目にして初めてレシピページを書くことができました。

・ワインが少ないと肉じゃがっぽくなっちゃう…とよく話していたので、味見しながらワインとスパイスで調整しました。

✔️エピソード
・夫にレシピをTHE FAMILY NOTEに残したいと話すことからスタート。「教えてほしい」と言われたことが嬉しかったのか、材料をメモに書いて置いてくれました。

・詳しい作り方は無くて、「煮込むだけだけど、ダッチオーブン、スペアリブで検索すれば何か出てくるよ」というスパルタでした。笑

・娘たちにとっては食べ慣れてしまったメニューですが、今回はお母さんが作ったということに興味津々で「美味しい!」とお代わりしてくれました。

 

 

✔️工夫・ポイント
・深夜帰宅&出張が多い多忙な会社員の夫との会話が、子ども中心の業務連絡になっていました。子どもがいる空間で、お互いストレスなく2人だけのコミュニケーションを取る方法を考えることに。

・あえて2人で会話する時間を作ると堅苦しくなるし、時間を作る余裕もなかったので夕飯作りを夫と一緒に共有することにしました。

・仕事や子ども以外の、取り留めのない会話ができただけでなく炊事担当である私の負担軽減にもなったのが副産物。

✔️エピソード
・6月に初めて漬けた自家製ブランデー梅酒を10月に解禁。それをきっかけに、
「梅酒に合うアテはなんだろう?」
「色んなものたくさん食べたいけど、簡単に作れるのがいいよね」
「しょっぱい系が食べたい!」
「品数多いけど簡単なものばかりだから分担して作ろう!」
なんていうやりとりから、一緒に肩を並べてキッチンに立つことに。夫には、彼の好きそうな、かつ手軽なメニューを2品担当してもらいました。

・一緒にキッチンに立っていると、これから作るメニューの工程の話から、友人から聞いたびっくりした話、最近物忘れがひどいんだよねぇと何気ないお困りごとが次々と夫から出てきました。

・子どもがいる空間でもキッチンというスペースで夫婦水入らずの時間を過ごせました。

・梅酒を乾杯して食事が始まると「全部、うまい!」「1番はこれがうまい」と、ちゃっかり夫自身が作ったメニューを自画自賛していて、そこでもいつもより会話が弾んだような気がします。

 

「仕込みごはん」を作るだけにとどまらず、季節の味覚を学んだり、週末のはじまりを楽しんだり、夫婦の会話が深まったり。それぞれの家族がストーリーを紡いでいることが印象的。

こんなわくわくした週末が待っているなら、多忙な平日も乗り越えられそうです。

みなさんのお家の「仕込みごはん」とそれにまつわるエピソードもぜひ #かぞくごと のハッシュタグで教えてくださいね。

 

Writer : ふじのあやこ
Designer:Yuri Gomi

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