NEXTWEEKEND STORE広報の出分です。
【STOREだより】では、NEXTWEEKEND STOREの季節のおすすめ商品や楽しみ方について、月の初めにご紹介していきます。
8月にNEXTWEEKENDは10周年を迎えましたが、ピンクの甘酒も発売から10年が経過しました。
発売当初から継続的に購入いただいているお客様もいらっしゃり、長く愛していただいていること大変嬉しく思っております。
この記事ではピンクの甘酒10周年を記念して、誕生から今日までの歴史を少し振り返ってみたいと思います。
宮本みそ店さんとの出会い
ピンクの甘酒は、NEXTWEEKEND代表の村上が青山ファーマーズマーケットを訪れたときに、出店していた宮本みそ店の宮本さん(私たちはいつも「お宮さん」と呼ばせていただきています)に声をかけさせていただいたのが始まり。
ずっと「甘酒をもっと身近に楽しみたい」という野心をしたためていた村上は、すぐに声をかけずにはいられなかったそう。
そこから半年にわたり試作を重ねてコンセプトを練り、2012年の夏に、ピンクの甘酒が完成しました。(当時のことが村上の個人ブログにも書いてあるのでぜひ)
今回はせっかくなので、当時のことをお宮さんにインタビューしてきました!
出分:
「あらためて、村上との出会いからぜひ教えてください!」
お宮さん:
「ファーマーズマーケットの運営スタッフと一緒にお店に来てくれて、いちお客さんとして会話し、接客したのを記憶しています。
第一印象は、なになに?有名人?モデルさん?とびっくりしたのが正直なところ(笑)。
でも、当店の甘酒(飲む糀のプレーン)をとても気に入ってくれた様子だったので、富山に帰宅後にすぐにお礼のメッセージを送りました。」
出分:
「ピンクの甘酒を作ることになったきっかけは何だったのでしょうか?」
お宮さん:
「出会ったのがちょうどホワイトデーの頃で、そろそろ桜の咲く季節だな、桜の木の下で桜色(ピンク)の甘酒でも飲めたらいいのに…と考えていました。
そのことを萌さんとピザを食べながら話したところ、目の色を変えて“それ絶対いい!一緒にやろう!”とバンっとテーブルを叩いて言ってくれて、話しがトントン進みました。」
出分:
「そこから半年にわたり試作を重ねてくださったのですよね。」
お宮さん:
「納得のいく甘酒を作るのには正直とても苦労時間がかかりました…。
色を付けるだけなら“紅麹”という着色料を用いるのが簡単だけど、無添加にしたかったのでどうやってピンク色を出すかという点で特に悩みました。
いちご、トマト、ワイン…赤っぽいものをとにかく集めて白い甘酒に混ぜたりしながら試行錯誤。でもどれもしっくりこなくて…。
ある日、甘酒の原料は“米(糀こうじ)”だけなのだから、その米を赤くすればいい!赤飯!(違うか。)赤米だ!いや、黒米か!とひらめいたのです。
それから綺麗なピンク色になるよう黒米の量を調整したり、サラッと飲みやすくするために水分量を変えたり…。
皆さんに喜んでもらえるような美味しい甘酒を一から作るということ改めて大変なことを実感しました。」
出分:
「そこから10年。いつもありがとうございます。
ぜひ皆さんへのメッセージもお願いします!」
お宮さん:
「10年…正直こんなに長くピンクの甘酒を作り続けられるとは思ってもいませんでした。
これも萌さんをはじめNEXTWEEKENDのみんなと、なによりいつもご愛顧くださっているたくさんのお客さんのおかげです!
本当にありがとうございます。
小さな味噌屋ですので大量生産はできませんが、その分お客さんとの距離感はすごく近いと思っています。
ピンクの甘酒を美味しいと言ってくださる皆さんの声を直接聞けることが、僕ら作り手の何よりの力となり、良いものを作り続けようという励みにもなります。
遠くまでは届けられないけど、ありがとうと声が聞こえる範囲にはこれからも最高の甘酒をお届けいたします!
今後ともピンクの甘酒をよろしくお願いいたします。」
商品名のリニューアル
最初は甘酒の素晴らしい効果を知り、朝の飲み物として習慣になりますように…という願いを込めて「飲む糀~AmazakeMorning~」という商品名でスタート。
また種類としては、空き瓶まで楽しんでくださっている方が多い、瓶タイプのみでの販売でした。
その後、2014年にペットボトル入りの大容量サイズ『プロセット』が仲間入り。
2019年には、より商品の魅力が伝わるよう、日頃からご愛顧いただいていた皆さんに愛称として親しまれていた“ピンクの甘酒”を正式に商品名とし、ラベルもリニューアルしました。
▲ロゴデザインは、弊社でたくさんのデザインを手がけてくださっている二階堂ちはるさん 。
ギフトセットの種類も増えました
お届け方法に関しても、最初はオリジナルデザインのダンボールでしたが、シーンに合わせて熨斗が選べる専用ギフトボックスも誕生。
どの熨斗もイラストレーターNozomi Yuasaさんによる、やさしい水彩画が素敵な描き下ろしイラストです。
▲こちらはご用意している熨斗の一部。シーンに合わせて20種類以上の熨斗をご用意しています。
ギフトセットの内容も、瓶入りの甘酒2本セットから始まり、今では、宮本みそ店さんで作られた、美味しいお味噌・万能な塩糀・野菜だし糀を組み合わせたセットも増えました。
大量生産できないピンクの甘酒
ピンクの甘酒の特徴として、美味しさを引き出すために製造の中で加熱を行いますが、甘酒に含む100種類以上の酵素を完全に死滅させてしまわないようお作りしています。
そのため賞味期限は短くなり、一度に大量生産はできないのですが、元気な酵素を届けることができるのが、他の甘酒ではなかなか出会えない嬉しいポイント。
また、ピンクの甘酒は宮本みそ店さんのお宮さん含む、従業員3名の方が愛情をかけて一生懸命作ってくださっています。(最近1名増えました!)
人手を増やすことも簡単なことではないため、以前販売させていただいていた定期便なども、そういった理由から今はお休みしていたり、ギフトセットに関しても限られた数で販売しています。
▲原料のお米もお宮さんが作っているんです!田植えの時期はお店の作業と同時平行で目の回る忙しさ。
発売から10年。
発売当初から継続して購入してくださっている方の中には、購入回数が100回を超えるお客様もいらっしゃいます。
こうして長く継続的に購入してくださるということは当たり前のことではなく、感謝の気持ちと共にこれからも愛していただけるよう努めなくてはと身が引き締まる思いです。
9月には敬老の日があります。
ピンクの甘酒は、敬老の日のギフトとして選んでいただくことが実はとても多いのです。
栄養たっぷりで優しい甘さが魅力のピンクの甘酒。
いつまでも元気でいて欲しいおじいちゃん、おばあちゃんへの贈り物にぜひ。
敬老の日のご注文はこちらから
富山県に店舗を構える宮本みそ店さんが、新店舗「BOBO(ボボ)」を2022年9月8日にグランドオープンします!
(今までの店舗は工房のみとなり、販売はこちらに変わります。)
築35年の民家をリノベーションした、お宮さんこだわりの新店舗。
以前の店舗よりも広くなるのでイートインが可能になり、新商品の糀ジェラートも販売されます。
以前よりかなり大きな店舗になったので、ワークショップや宿泊、お庭でのグランピングなども考えているそう。
ぜひみなさんも訪れてみてくださいね!
NEXTWEEKEND STORE
プリントして楽しいペーパーアイテムやワークショップイベント、暮らしに取り入れたいオリジナルアイテムなど、季節の楽しみと小さな工夫で理想の生活を叶える体験を販売しています。
NEXTWEEKEND STOREのインスタグラムアカウント。
ご自身のアカウントでも、当店のアイテムを楽しんだ瞬間をぜひ写真で切り取ってみてくださいね。
@nextweekendstore をタグ付けして、ぜひ教えてもらえると嬉しいです。
お写真は確認の上、記事などでご紹介させていただくことがございます。