NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「家族で楽しむ、二十四節気の暮らしカレンダー」。
歳時プランナーとしても活躍するWeekender編集部代表コラムニストSasakiMayukoさんが、「二十四節気」から紐解く、新しい季節の楽しみ方をお届けしています。
本格的な夏の到来…!
今回は、お祭り気分を味わえる、夏野菜と果物を使った「縁日おやつ」の楽しみ方をご紹介します。
季節の移ろいを知る、
夏の二十四節気
7月の二十四節気を紹介した記事はこちら
小暑(しょうしょ):7月7日頃~
湿った空気の中に夏の熱気を感じられるようになり、暑さが日に日に増していく頃。
夏本番の一歩手前の時期。大暑(たいしょ):7月23日頃~
暦の上では一年の中で最も暑い時期。夏季最後の節気。
8月の二十四節気を紹介した記事はこちら
▶︎「8月は、草木染めのお便りと、夏疲れを癒すバスアイテムを作る」
立秋(りっしゅう):8月7日頃~
「秋立つ」(秋を迎える時期に入った)とされ、暦の上ではこの日から秋に入る。
実際にはこの頃が一年の中で最も暑い時期になる。処暑(しょしょ):8月23日頃~
「暑さが終る」頃を意味する。日中はまだまだ暑い日も多いが、秋の気配を感じるような涼しげな風も吹き始める頃。
夏を彩る、季節行事
土用の丑の日(7月23日)、二の丑(8月4日)
土用とは「立春・立夏・立秋・立冬」の直前の約18日間のことで、この期間の丑の日が「土用の丑の日」と呼ばれていることから、実は季節ごとに土用の丑の日が存在します。
土用の丑といえばなんといっても“うなぎ”ですが、土用しじみや土用餅、またうどん、瓜(きゅうり)、梅干しといった、「う」が付くものを食べると夏負けしないとも言われていますよ。
土用干し
梅雨明け頃の夏の土用の時期に、仕込んでおいた塩漬けの梅を干したり、溜まった湿気を取るために衣類を干したり(虫干しとも呼ばれる)、土用干しはこの時期の風物詩ともいえる風習です。
暑中見舞い、残暑見舞い
7月の節気「小暑」と「大暑」を合わせた約一ヶ月が、「暑中見舞い」を出す期間とされていますが、8月の立秋を過ぎたら「残暑見舞い」に変わります。
夏のご挨拶を兼ねて直筆のお便りを送ってみるのも季節の楽しみ方の一つですね。
季節の小ネタ帖
「夏野菜と果物で楽しむ、縁日おやつ」
夏といえば、花火大会に夏祭りが定番行事ですが、まだまだ以前のような光景を見ることは難しそう。
お子さまの夏休みや週末の家族時間に、お祭り気分を味わえるおやつ作りを楽しんでみませんか?
スナック感覚で!焼きとうもろこし
材料
・とうもろこし…1本
・醤油…大さじ1
・みりん…大さじ1
作り方
1.醤油とみりんをあわせておく。
2.とうもろこしは皮1~2枚を残しラップで全体を包み、500Wで4分加熱する。
※とても熱くなるのでやけどに注意!
3. 粗熱が取れたらラップを外し、皮をむく。
4. 写真のように食べやすい大きさにカット。
5.【1】をとうもろこしに塗り、トースターや魚焼きグリルでお好みの焼き目になるまで焼いたら完成!
(焼きあがる前に何度かタレを塗り重ねる)
粉チーズや青のりなどをトッピングすれば、おつまみにもぴったり!
夏野菜と果物の手作りシロップでかき氷
手軽に調達できるミニトマトと冷凍ブルーベリーで作るシロップをご紹介します。
材料
<トマトシロップ>
・ミニトマト…180~200g程度
・てんさい糖…30g
・レモン汁…小さじ1<ブルーベリーシロップ>
・冷凍ブルーベリー…150g
・てんさい糖…70g
・レモン汁…小さじ1
※今回使用した冷凍ブルーベリーが1袋150gだったため上記の分量表記ですが、ブルーベリー2:砂糖1 程度の分量でOKです。
作り方
<トマトシロップ>
1. ミニトマトを2~3粒取り分けておく。
残りのトマトを全て鍋に入れて軽くヘラでつぶし、砂糖を入れて弱火にかける。
2. 砂糖を溶かし、焦がさないように軽くかき混ぜながら煮込む。
加熱するとトマトの皮が外れてくるので、皮を箸で取り除きながら2~3分煮込む。
3. 【1】で取り分けていたトマトを鍋に戻して煮込み、トマトの皮が弾けたら レモン汁を加えて軽くかき混ぜ火からおろす。
4. 【3】で加えたトマトの皮を果肉を潰さないように取り除き、シロップを冷ます。
ポイント
初めにトマトをつぶしすぎないことと、後入れのトマトで果肉感のあるシロップが完成!
皮が残っていると口あたりが悪くなるので、気になる方はミキサーにかけて滑らかなシロップにしてもOKです。
<ブルーベリーシロップ>
基本的な作り方はトマトシロップと同様。
鍋にブルーベリーを入れ軽くつぶしながら加熱し、汁気でてきたら砂糖を入れて煮溶かすだけ。
砂糖が溶けたらお好みタイミングで火を止めてOK、火を止める前にレモン汁をお忘れなく。
煮込みすぎるとジャムになってしまうので要注意です!
記載の分量で、ブルーベリーシロップはトマトシロップの2倍程度の量が作れます。
ご家庭によってかき氷の大きさが異なると思いますが、我が家では2杯分のトマトかき氷が楽しめました。
余ったシロップは無糖の炭酸水で割って、夏のドリンクとして楽しむのもおすすめですよ。
手作りの「縁日おやつ」で夏を感じてもらえたら嬉しいです。
みなさんにとって、素敵な夏になりますように。
Editor:Ikumi Takaoka
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