こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
鹿児島県とNEXTWEEKENDとのお取り組みDiscoverkagoshima企画がスタートしたことを「渇望していたものは自然の中にありました。美しすぎる、冬の鹿児島での過ごし方。」という記事で書かせていただきましたが、現在、緊急事態宣言の発令中のためツアーは一時受付を中止することに…。
せっかくなので、取材ツアーで私が叶えてきた、5つのWISHLISTについて5日連続で綴っています。
まず、事前に立てたWISHLISTはこちら。
今回は2つ目の「頭の中に、BGMが流れてくるような冒険がしたい」について。
思えば、私は日常のあらゆるシーンでBGMを口ずさむことが多く、気持ちは自分で盛り上げていくタイプ。
(マスクなのをいいことに、最近は頭の中にとどまらず、鼻歌が漏れてしまうようになりましたが…)
海に行けばサザン、雪山に行けば広瀬香美…と、誰もがシーンに合わせて口ずさむような曲はもちろん(?)のこと、日常で出会う光景が、これまで自分が観てきた映画やドラマに連動した瞬間に、脳内でBGMが流れてくるから結構楽しい。
そして、今回取材で訪れた自然と共生する鹿児島には、恐竜が出てきそうなジャングルに、一度別れた仲間と落ち合えそうな水辺(自分の中ではシーンが明確…!)、いたるところに冒険があふれていて、脳内でプレイリストができてしまうほどでした。
奄美大島の空港でレンタカーを借りて、たった15分。
大阪の家を出てからは2時間ちょっとで、こんなジャングルの中を歩いているのです。
ジュラシック・パークのBGMを頭で流しながら、「もしこの道を曲がったら、自分はまだ誰も発見していない新種の生き物を見つけられるかもしれない…」なんて思うと、仕事で大事なプレゼンをするような時とは種類の違う、緊張感と興奮が湧き出てきます。
(小さい頃は、常に自分がツチノコの第一発見者になると意気込んでいたタイプ)
これは身を持って、そして自信を持って言えることなのですが、自然の中で培った自信は一生ものだと思うのです。
いわゆる“スキル”と呼ばれるものは、後から修得することもできれば、同時に他人と比較することだって容易ですが、自然の中で見つける自分なりの冒険、小さな工夫、そしてそこで得た「私、できるかも…!」は、大人になって出会う、日常のあらゆる場面で、自分を支え、そして元に戻してくれる、大切な原体験になると思っています。
今回の鹿児島での時間は、幼少期のことを思い出させてくれるだけでなく、大人になった今だからこそ必要な、“自然の中で培う自信”を教えてくれた気がします。
沢山歩いたら、靴の中から漫画みたいな砂の量…!
ジャングルのある海岸沿いには、ハートロックと言われる干潮時にだけ姿を現す潮だまりがありました。
冒険前に食べていたのは、ヤギのミルクでできたソフトクリーム。
ありがとう、ヤギ。
ヤギのいる農園カフェでは、畑に生えている葉っぱの名前も沢山教えていただきました。
農園カフェ それいゆふぁ〜む
〒894-0411
鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1346番1
TEL:0997-69-4802
それから、ずっと漠然とした憧れだった“マングローブ原生林”。
個人的に手帳の“いつか行きたい国内旅行”にもWISHLISTのひとつとして書いていたのですが、まさかこんな形で叶うとは。
インディ・ジョーンズを口ずさみつつ、ゆっくりと自分の手でカヌーを漕ぎながら進む原生林。
自分が普段、靴を履いて街を歩いたり、電車に乗っているような時間も、マングローブは生態系の重要な役割を担って、その存在自体で地球の温暖化を防止してくれている…。
この場所と都会は、同じ時代に並行する時間で進んでいるはずなのに、流れている時間は全然違う。
それをちゃんと自分の目で確かめて、存在を感じる、ということは、今を生きる上で、なんだかすごく重要な気がしました。
途中で川に浮かぶカヌーの中で寝っ転がってみたり、林に漕ぎ入ってみたり、納得行くまで冒険できました。
マングローブ茶屋
〒894-1205 鹿児島県奄美市住用町大字役勝7
TEL:0997-69-2189
2021年夏に、世界自然遺産登録が期待されている奄美大島。
社会に出て修得していくスキルアップとはまた違う、自分の中から湧き出てくる自信に出会えるかもしれません。
この景色とともに作り上げる脳内プレイリストはきっと、永久保存版。
明日は3つ目のWISHLIST「自然の中で、自分の持っているものだけに集中したい」を公開します。
この投稿をInstagramで見る