こんにちは。
NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、毎月その月のテーマを掲げて過ごしています。
2021年の1番最初となる1月のテーマは、「新しいもの、変わらないもの」、このテーマを噛み砕いて、みんなで楽しむSNS上のハッシュタグは#そんなムード です。
コンセプトはこんな風に考えました。
NEXTWEEKENDではこの月間のテーマに合わせて、叶えたいことをWISHLISTと呼び、毎月3つずつ提案しています。
今月のWISHLISTはこんな感じ。
私は毎月このWISHLISTに合わせて3本記事を書いていますが、今回は「余白のある日を過ごしたい」というWISHLISTに合わせて、「余」の概念について書いてみたいと思います。(なんだそれ)
「余」のつく漢字でパッと思い浮かぶものといえば、余裕、余暇、余韻、余談…。
あぁ、なんだろう。
こうやって字面を並べてみるだけで、心にゆとりが生まれる気すらしてくる感じ。
すごく好きです。
コロナ禍に突入して以来、時間ができたという方は多いかもしれませんが、なんだかそれは、いろいろなことが削ぎ落とされて効率化されただけで、ゆとりとは少し違うような。
なんなら、人間関係の面倒なことはなくなったかもしれないけれど、余談から生まれる偶然や、五感で感じる余韻とか、そういう尊い瞬間もなくなってしまったような気もしています。
とはいえ、新しい生活様式になってしまったのは事実で、余白がないよなぁなんて言いながら事態が変わるのをじっと待つよりは、自分で余白を作った方がいいのでは?というのが今回のテーマ。
多分、時間があっても「あ、今余白だ!」とは思わないんですよね。
大切なのは、精神的な余白。
それってどんな時だろう、と直近のカメラロールを見返してみました。
1.妄想を膨らませる時
これは高知で出会ったダース・ベイダーみたいな顔の花。
ほとんど情報に触れることなんてなかった小さな頃は、こういう発見が楽しくて面白くて、いつだって妄想の世界にいたけれど、大人になると色々なことを想定内で収めるようになってしまうことも。
結果が想定できたとしても、不思議の国のアリスのように「もし〜だったら」の視点になってみるだけで、毎日過ごしている家の中でも妄想の旅はできるかもしれません。
2.目が喜ぶものに触れる時
昔、遅くまで仕事をしていた頃、そこから更にお酒を飲みに行って、なんなら最後は蔦屋書店でコーヒーを飲みながら雑誌を読む、なんてハシゴをよくしていましたが、直感で選んだ素敵な本を抱えてソファに座った瞬間は余白そのものだった気がします。
勉強のためでも、話題書だからでもなく、自分の目が今見たいものに囲まれる時間は、脳の余白のためにも大切かも知れません。
これは、ちょっと前のコラムでも紹介した、思わず複数買いしてしまった「おしゃれの教科書」という、イラストで表現した映画の中のスタイルブック。
可愛くて、自分の中からときめきが弾ける音が聴こえました…。
3.意味はないけどケラケラ笑える時
3歳になる娘は、街中に顔はめパネルがあると必ず走って顔を出してくれるのですが、そこから得られるものはいつだって笑いだけで、その意味のなさと愛しさで、いつも、ふっと肩の力が抜けて全力で一緒に変な顔をしています。
そもそもNEXTWEEKENDでは「なくてもいいけど、あると楽しいもの」という余白の提案していますが、「意味がないんだけど、ケラケラ笑えること」も率先して推していきたいものです。
「これって意味あるの?」なんて問うていたら、大体のことが削がれてしまうから…!
4.30秒のひとてま
「ひとてま」って、本当は小さなことだったはずなのに、近年の丁寧な暮らしブーム(?)で、ひとてまの中にも様々な段階が生まれたような気もします。
だけど、そこで大切なのはほんの少しの付加価値。
「わ、嬉しい!」とか「え、ありがとう!」というふうに、相手が想像する101%でもいいから、その1%を自分なりの視点で価値に変えて添えられれば十分なのだと思います。
これは、先週GARTEN COFFEEで新年最初の1杯を頼んだ時の紙カップ。
最初は気づかなかったけれど、たまたま裏返した時に見つけたバリスタからのメッセージ。
それだけで午後も頑張ろうって思うもんな。
たった30秒で誰かの気持ちをこんなに豊かにできるんだから、自分なりのひとてまは大切にしたいな、とあらためて。
5.日常にユーモアを
これはNEXTWEEKENDの副編集長のTちゃんが、Twitterでつぶやいていたのが好きで勝手に保存させてもらった写真…笑。
(本記事のために許可は取りました。悪しからず笑)
レストランで写真を頼むと、頼む役の人が大体店員さんの近くにいるために、スマホの構造上ものすごく広がって写って嫌だぜ、というある日の出来事をイラストにしていた様子。
今この瞬間が漫画だったらこんなオチだな、なんて想像すると、どんな惨劇(!)も笑いに変えられるかも。
私も、とんでもない状況の時ほど客観的になって、4コマを想像したりして楽しむようにしてます。
ユーモアって大切。
チャップリンの名言には「笑いのない1日は、無駄な1日だ」なんて言葉もあるくらいですしね。
ということで、年は明けたというのに一向にムードは昨年と変わらず、2度目の緊急事態宣言…。
自分で毎日に余白を作っていきたいものですね…!
引き続き良い1月になりますように。