こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、毎月その月のテーマを掲げて過ごしています。
3月のテーマは「始まる季節に想いを寄せて」
みんなで楽しむSNS上でのハッシュタグは #詠みたい日 にしました。
テーマを作るにあたって、こんな思いを込めました。
色々なことが変わりつつある。
この先のことは、正直誰もわからない。
今までの当たり前が、できなくなる日もくるかもしれない。
だからこそ、自分の目の前にあるものを、しっかり感じてみるしかないんだと思う。
今できること、好きなこと、思うこと、大事にすること、伝えること。
千年以上前から、どんな時だって人は歌を詠んできた。
今はそれを発表する場がSNSなのかもしれないし、もちろん日記だっていい。
相変わらずやってきてくれる新しい季節に感謝して、今日食べるものや、膨らむつぼみ、変わらない宝物、そういうことに、詠みたくなるほど想いを寄せてみたい。
きっと今年は、みんなで作る3月になる。
今月のテーマは #詠みたい日。
少しでも明るい3月になりますように。
ハッシュタグを考案するための会議をしたのは、もう半年も前のことなのですが、なんだか、今のこの諸行無常の3月の気持ちにすごく合っていた気もしています。
同時に考えたWISHLISTはこんな感じ。
1つ目の「十八番レシピを楽しみたい」についてはお重にラディッシュが合うんだよというニッチなことをひたすら書きましたが、今回は2つ目の「身近な風情を感じたい」について。
そもそもこの風情という言葉。
独特の趣があることや、本来あるべき日本の四季の美しい様子などを指すようですが…。
私の中に風情の尺度があるとしたら、それが作られたのは間違いなく祖母の家の庭。
季節ごとに咲く花や、大きくなる実がたくさんあるから、子どもながらに「あぁ、冬は終わったんだな」なんてことは、簡単に感じることができる場所でした。
この庭で育ったおかげで、雑草の名前にも詳しくなり、野原に行くといつでも自分のホームな気がして、初めての場所だってお決まりの遊びができちゃうもんだから、それが随分と自信になっていた気がします。
だから私が「身近な風情を感じる瞬間」は、スーパーに行く途中の空き地、マンションの階段の脇、線路沿いの細い道だって、どこにだってある野花の変化かもしれません。
駐車場の隅っことかでネジバナを見つけた日なんて、今でも嬉しくて嬉しくて。
この季節、私がよくやっていた野花遊びはこんな感じ。
(ちなみに昔はツクシをスープに入れて食べてた)
・ヨモギを摘んできてヨモギダンゴにすること
(ばばばあちゃんって絵本知ってます?
それに感化されて作り始めました。大好きだったなぁ)
・シロツメクサで花かんむりを作ること
(作るのが爆速すぎて、TVチャンピオンとか出てこの能力を活かしたかったです。
ちなみに合間にタンポポとかアカツメクサとかも入れたりします)
・アザミの花かごを作ること
(分かりづらいんで図解しますね)
・花束をフキの葉っぱで包んで、ブーケにすること
(ただ摘むだけじゃなくて、野原にあるものでラッピングまでできた時の達成感と言ったら)
・オオバコズモウをすること
(分かりづらいんで図解しますね)
・花の蜜を吸うこと
(みんな吸うよね?)
・ペンペン草をペンペン鳴らすこと
(学校の帰り道もずっと鳴らしてたな…)
・誰かの背中にオナモミを投げること
(今もやります)
「自然しかなかった頃の、昔の遊び」だなんて思わずに、娘にだって全部受け継ぐつもり。
だってこの思い出のおかげで、こんなにも季節の変化が楽しめるようになって、どこへ引っ越しても野花を見るだけで自信を取り戻せるんだもの。
みなさんが身近な風情を感じる瞬間はどんな時ですか?
#詠みたい日 のハッシュタグで教えていただけたら嬉しいです。
まだまだ混沌とした日々ですが、引き続き良い3月を…!