こんにちは!
NEXTWEEKENDコミュニティマネージャーの永田 尚子です。
この連載「突撃!隣のWeekender」では、私たちと一緒にNEXTWEEKENDを作っている47都道府県の日常編集者「Weekender編集部」の中から、月間テーマにぴったりのメンバーにインタビューをしていきます。
今月の月間テーマは
【はりきる日の楽しみ方 #集う日なもんで 】
今回は、日常の延長にピクニックがあるという、おもてなし上手の清水理沙さん。
友人が遊びに来るときは、事前に仕込んでおいたスイーツをバスケットに詰めて、愛車でお気に入りのスポットに案内。
友人のお家に遊びに行くときは、焼いておいたタルト台を持参してその場でフルーツを盛って仕上げるなど、持ち前のお菓子作りの腕と群を抜いたホスピタリティに定評ありな彼女。
そんなふうに自然体でピクニックを楽しむコツや、愛が溢れるおもてなしのルーツ、小さな工夫でより想いを伝えるためのギフトの贈り方など、マネしたいポイントを探っていきたいと思います。
お名前:清水理沙(しみずりさ)さん
山口県下関市で育ち、高校卒業を機に栄養士免許を取得。保育園の栄養士として3年間勤務し、当時お客さんとして通っているほど大好きだった福岡県のケーキ屋さんに転職をし、製造部として勤務。アイシングクッキー認定講師の資格取得。2018年の秋に門司港のカフェの新店舗にてカフェのスイーツを考案・製作するスタッフとして勤務。
Weekenderになった年:2016年
住まい:山口県下関市
生年月日:1991年5月15日
Instagram:@r_i_s_a_15
とびっきりの気持ちを伝える
おもてなしとギフトの贈り方
なおこ:
何かと集まることが多いこの時期。
簡単にマネできるおもてなしのポイントを教えてください!
りささん:
相手の好みや喜びそうなことをリサーチするところから始めるようにしています。
仲の良い人ならすぐに好みがわかるけど、初めましての方へ何か贈り物をするときは、Instagramを参考にし、その人の言葉選びや、投稿している写真から相手の好きなものを調査し、その人が切り取る世界観からどんな人なのかを想像します。
とびっきりの気持ちを伝えるプレゼントの贈り方
お店で買ったものをそのまま渡すのではなく、ラッピングにこだわったり、メッセージカードを添えてみたり、季節の花を添えてみたり、ひと手間を加えます。
相手のことを考えた時間は目に見えないけれど、贈り物をもらった時に必ずその想いは伝わると思うから、自分が何かしたいと思った気持ちを自分自身が楽しむようにしています。
相手の期待を超えるポイント
例えばマグカップを贈りたい時。
せっかくならこのリボンの色をあの人の好きな色に変えてみよう
↓
マグカップの中には、あの人の好きなお菓子でも作って可愛くラッピングして入れてみよう
↓
このギフトのテーマを「おうちカフェ気分で楽しんでもらいたい」に変えて、家にあった紅茶も添えてみよう
↓
せっかくなら季節の花も添えたら、おうちで過ごすお茶の時間がぐっと楽しいものになるのかも!
↓
一言メッセージを書くならカードもそのテーマに合わせてイラストを添えよう!
と、どんどんそのマグカップから見える先の物語を捉えて上書きしていきます。
すると自然と、喜んでもらえるためのひと工夫やおもてなしになっていたりします。
友達の反応を見るのが楽しみだし、その中に忍ばせるお菓子作りと、ラッピング、カード作りにもうワクワクが止まりません!
そのホスピタリティのルーツは?
なおこ:
もはや感動さえ覚えるギブの精神。
誰かの笑顔のために惜しみなく力を尽くすようになったきっかけはなんでしょうか。
りささん:
こういった考え方になったのは、両親や祖母の影響が大きいですね。
我が家は、例えば1000円をお小遣いとしてただ渡すのではなく、1000円でできる経験やその時間(買わずに材料から手作りする方法を教えたり)を家族と一緒に楽しむことに重きを置いた家庭だったのかもしれません。
祖母はボランティア活動として目の不自由な方と山登りや旅をしていて、その背中をずっと見ていたことも少なからず影響していると思います。
誰かのためにと思って動いたときはこんなにも心が気持ちいいんだ!と少しずつ感じることができたので、そんな環境で育ててくれた両親と祖母には感謝しかありません。
あとは、幼い頃に作ったお菓子を友達にあげて、その時の「美味しかった!ありがとう!」と言われる嬉しさが忘れられなくて、今もきっとモチベーションになっています。
先日読んだアメリカのライフスタイル雑誌「KINFOLK」に、「喜んだり期待するリズムは、一緒に人生を味わいたいと願う家族や両親が細やかに心を込めて作り出したもの。そう分かるのは、歳を重ね、他人を思いやる気持ちを十分持てるようになってから」と書かれていました。
これを読んでより一層、これまで自分が関わってきた人にしてもらって嬉しかったことを、自分も与えられる人になりたいと感じるようになりました。
モノなんて世の中にたくさん溢れているけど、自分の心が喜ぶことって何だろう?と考えた時、モノを買うことよりも、気持ちをプレゼントした時に「大切な人が喜んでくれること」にグッときます。
自分がしてもらったら嬉しいと思うことはどんどん実践していきたいですね。
ピクニックを楽しむ方法は?
なおこ:
@rs_picnicというピクニック専用アカウントもお持ちの清水さん。
オシャレなのに頑張りすぎていない抜け感と心地よい季節感に魅了されるファン多しです。
りささん:
田舎で育ったので、幼い頃はよく家族でお弁当を持ってピクニックするなど、野外でお昼ご飯を食べていました。
手作りではなくても、公園などでご飯を食べる心地よさを幼い頃から知っていたので、1番大切にしていることは、移り変わる四季の中で見つける季節を愉しむこと。
春になるとタンポポや四つ葉のクローバー咲くから摘みたい、芝生の上でご飯を食べたい、春を探しに行きたい、写真にこの季節を残したい。そんな気持ちが、せっかくなら春をテーマに可愛くセッティングしてピクニックしよう!という野心に変わります。
心がけているポイント
空間は作り込みすぎず、無理のない範囲で準備から楽しむよう心がけています。私には日常的でも、一緒に行く友達にとっては少し非日常的な世界観だったりするので喜んでもらえるし、幸せな時間を過ごせたと言ってもらえることが私にとって幸せな瞬間です。
ピクニックの際に準備しているもの
いつも車の中に、バスケット、ラグ、テーブルを積んでいるので、いつでも思い立った時にピクニックに行けます。
作ることが好きなので、ピクニックに行くことが決まったらご飯は手作りします。
前日の下準備から楽しくて、一緒に行く人に美味しいものを届けたいし、喜んでほしいという思いがあります。
食器やグラス、小物なども全て私物でコツコツ集めた私のお気に入りたちです。
Weekender編集部に入ってからは、そこで繋がった友達が遠方から来てくれる機会もでき、そんな際にピクニックする時は、ありがとうの気持ちを込めてメッセージカードを書いたり、相手が喜ぶようなちょっとした贈り物を準備して、私なりのおもてなしを楽しみます。
メッセージがいつでも書けるように、ペンやポストカードはいつもカバンの中に常備。
相手が喜ぶ姿を想像しながら準備する時間は幸せな気持ちになります。
会いたいから来てくれる友達がいるなんて、とても幸せなことですよね(涙)
ピクニックをはじめるためのコツ
いきなり凝ったことをしなくてもいいと思います。
まずは家でいつも飲んでいる紅茶をそのまま持ち出して外で飲んでみるだけも楽しいはず!
いつもと景色を変えて食事すると自然の心地よさや空気のおいしさ、四季を感じることができ、芝生の上ってふかふかで気持ちいいと気づける。
それらに触れていると、なぜだか自分も自然体になれるんです。
私は「初めまして」の段階でピクニックに誘うことが多いのですが、自分らしく話すことができるので気に入っています。
SNSに投稿してみるともっと楽しい
せっかくだからときめいた瞬間は写真に残してみるのもピクニックの楽しむポイント。
私は自然光が好きなので明るめの写真が多く、加工はほとんどしません。
Instagramはパッと見たらすぐに季節感がわかるような写真を選び、余白のない写真と、余白のある写真を交互に投稿し見やすい配列になるように心がけています。
たくさん下書きしていつも投稿をストックしているのですが、載せきれない写真は、CanonPIXUSで印刷して、ノートにたくさん貼っています。
キャプションは、なるべく短く伝わるような文で投稿しています。
例えば、『今日は芝生でピクニックをしました。』と日記のように書かず、『キラキラした緑の絨毯で過ごす午後のひととき』など、読むだけで心が動くような文章になるようにひと工夫。
これは萌さんの著書「カスタマイズエブリデイ」を読み感化された影響です。
ピクニックを通して実現したいこと
日々のInstagramの発信から、季節の楽しみかたをまとめたようなピクニック本があればいいのにと思い、地道に発信し続けています。
いつかzineでもいいからピクニック本を作りたいという長年の夢…!
身近なところでは、2020年はサクッと美味しいパンを焼けるようになってピクニックに行きたいという小さな野心もあります。
先日、イタリアに旅行に行っていた友人から温かいパンを入れておく保温バッグをいただいたからなんですが、「パンを作って温かいまま運んでピクニックがしたい」を叶えるためのきっかけをもらったなと思います。
やはり、その人のことを思って届ける贈り物は、きちんと届くんだなと改めて気づく瞬間でした。
おまけコラム:
NEXTWEEKENDと私
りささん:
NEXTWEEKENDに出会った時、「宝物見つけた!」と思いました。
大きな夢じゃなくもいい、週末に叶えられるくらいの小さなWISHLISTを実行していく。
せっかくならの精神で叶えた野心を発信することで、改めて自分の好きなこと、得意なことに気づくことができ、自信に繋がりました。
好きなことを共感してくれる友達に出会えたことは私の人生においてとても大きく、改めてWeekender編集部に入れて幸せです。
そんな清水さんの12月の月間テーマ「#集う日なもんで 」を叶えるWISHLISTは、「クリスマスパーティーを楽しみたい」「今年お世話になった方々や、今月会う友達にクッキーを配ってありがとうを伝えたい」だそう。
1. 自分の心が喜ぶことは何か、ちゃんと知っておくこと。そして実行すること。
2.プレゼントを選んだとき、その先の景色を想像して、どう楽しんでほしいかまで伝わるようにひと工夫するのが相手の期待を超える贈り方。
3. なんでも外に持ち出せばピクニック。自分がリラックス楽しむ気持ちが一番大事!
おもてなしのスペシャリストに今回お話を伺ってみて、意外にも「自分がまず楽しむこと」がキーワードでした。
清水さんが好きで好きでたまらないことに夢中になっているから、溢れ出るシャワーが周りの人をハッピーにしているんですね。
自分の好きなこと、心が喜ぶことは何ですか?
年をまたぐ今だからこそ、改めて振り返ってみるチャンス。
NEXTWEEKENDが提案する「季節の楽しみと小さな工夫」は、好きを見つける最初の一歩になるかもしれません。
みなさんの今月のWISHLISTも、ぜひ「#集う日なもんで」「@nextweekend_jp」を付けて、シェアしてくださいね!
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