NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。
フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。
朝晩は、徐々に過ごしやすくなってきた9月。
とはいえ、夏の疲れが残っている方も多いかもしれません。
こんな時期は、ひと皿で栄養バランスが整う「リセットレシピ」がおすすめ。
最終回となる今回は、白身魚の切り身を主役に、きのこ・長ねぎ・かぼすなどの旬食材を合わせてさっぱりと仕上げました。
今月のキレイメモ
・しょうがや長ねぎは、体を温める働きが期待できる食材。寒暖差が大きくなりがちな季節の変わり目の冷え予防に◎
・きのこに含まれる豊富な食物繊維で、秋の腸活をサポート!
・低カロリーで高たんぱくな魚を主役にすることで、夏の疲れた体をリセット!
白身魚と秋野菜のスープ煮込み
材料(2人分)
・白身魚(今回は鯛の切り身を使用) 2切
・しめじ 1/2株
・にんじん 1/2本
・長ねぎ 1/2本
・しょうが 1片
・水 300ml
・日本酒 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・めんつゆ(3倍濃縮タイプ) 小さじ1 (希釈前の状態)
・ごま油 小さじ1
・かぼす 1/2個(すだちでもOK)
作り方
【調理時間】約20分
【保存期間】スープに浸った状態で冷蔵保存約2日間
1. 白身魚の切り身は両面に塩をまぶして数分置く。出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。
2. 野菜を洗って準備する。しめじは石づきを切り落として手で裂く。長ねぎは約1cm弱の薄切りにする。にんじんは皮ごとピーラーでスライスする。
3. 鍋に水、酒を入れる。しめじ、長ねぎを加えて、中火で軽く湧くまで煮込む。湯が湧いてきたら【1】の切り身を重ならないように並べ、その上にスライスしたにんじんを覆うようにのせる。落し蓋(またはクッキングシート)をして中火で5分加熱する。
4. 火を止めて、めんつゆ・ごま油を回しかけ、スープの味を整えれば完成。(味をみて適宜調整ください。)
器に取り分け、お好みでかぼすやすだちの果汁をキュッと絞るのがおすすめです。
調理のポイント
✔️きのこや長ねぎは、水の状態から加熱することで旨味がスープに出ます。
✔️魚は、湯が沸いてから加えることで生臭くならず、おいしく仕上がります。
✔️めんつゆとごま油は、最後に加えることで風味が飛ばず、味を整えることができます。
最後に、読者の皆様へ……
長年、NEXTWEEKENDで連載頂いた「常美菜コラム」。
最終回もご覧頂きありがとうございました!
旬の食材を主役にし、お肌や体の調子を整えることを目的にした「常美菜レシピ」。旬を取り入れ、味わう暮らしが、美容や健康にもつながる喜びを感じていただけたでしょうか。
コラムを通して、普段のおうちごはんが少しでも楽しくなるようなヒントをお届けできたなら幸いです。巡る季節とその時々の気分に合わせて、これからも是非、レシピを皆様の食卓にお役立て下さいね!
次の週末を、そして人生を楽しみ尽くすために、土台となるのが毎日の食事。
これからも季節の楽しみのひとつとして楽しんでいきましょう!
インナービューティー料理研究家
食生活指導士1級
國塩亜矢子
<参考文献>
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
・「きれいな人の老けない食べ方」森拓郎・著(SBクリエイティブ)
Editor:Tomomi Watanabe, ふじのあやこ
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