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こんにちは。副編集長のともみです。

毎回この交換日記のバトンを受け取るまでに、先輩母さんたちの日記を読んで少し先の未来が楽しみになっています。有難や。

今、わが家の娘は2歳3ヶ月になったところ。
日に日に会話が成り立つフェーズになってきて、2歳児なりのこだわりや思考回路が見えるのが面白いです。

今日のバナナは皮をむかずに出してほしかった、同じクッキーでも1枚目じゃなくて2枚目が食べたい、ママは右でパパは左に座ってほしい、今日はメジャーと一緒に寝たい(?)など、こちらからすると想定しきれない明確なビジョンの数々…!

赤ちゃんの時に何で泣いてるか分からなかったことも、彼女なりにはずっとちゃんと理由があったんだろうなあと実感します。

大人からすれば謎な主張にツッコミたくなることもあるけれど、2年越しにやっと伝わる嬉しさで一生懸命説明してくれる姿には、うんうん分かるよ!なるほどね!伝わったよ!をこちらも表現していきたいな。

さて、そんな今回のテーマは「かつては子どもだった私たちが、子どもの行動や言葉でハッとすること」。

心に残っている言動を3つ書いてみようと思います。

1. 「これ、あっちーちーの?」
2. 「いっしょにいよう」
3.  罪悪感で号泣する姿

 

「これ、あっちーちーの?」


2歳になる少し前のこと。初めて大雪がふって外が一面雪景色になった朝、カーテンを開けて娘が言ったのが「これ、あっちーちーの?(これ、熱いの?)」でした。

「そうかこの人、雪が熱いか冷たいかも知らないほど、まっさらな存在なのか…!」とハッとした瞬間でした。

「アナと雪の女王」が大好きで雪のシーンは何度も見ていたし、雪が出てくる絵本もいくつも読んでいたはず。

でもやっぱり、手で触って、温度を感じて、香りをかいで、本物を体験しないと実感できないことって沢山あるんですよね。

その日はその後すぐ、ふわふわな雪にダイブして、手を赤くしながら雪だるまを作って、吐く息の白さに笑いながら、思いっきり遊びました。

今の時代、ネットですぐに情報に触れることができて、大人だって知った気になってしまうことだらけですが、子どもと一緒にリアルを五感で楽しんでいきたいな、と改めて思う一言でした。

 

「いっしょにいよう」


「いっしょに いこうよ!」「いっしょに みようよ!」など、「いっしょ」のお誘いをたくさんしてくれる日々。

動詞が分からないと、「いっしょに いよう?」と誘ってきてくるのが面白可愛い最近です。

でも、この言葉は結構本質的かもなあなんて思います。

娘にとっての「いっしょに」の真意は、その目的がどうであれ、「隣に居てほしい」ということだと思うから。

私自身 子育てが始まって嬉しかったことのひとつが、理由や意味を考えずとも、「一緒に居る」のがただただ嬉しい存在に出会えたことなのですが、それって人間関係の理想かもな〜なんて思います。

切羽詰まると「ちょっと15分ひとりにしてくれい!」なんて思う日もあるけれど、「いっしょにいよう」と小さな手を繋いでくれる時間はそう長くないんだと噛み締めていきたいと思います…!

 

罪悪感で号泣する姿


湧き上がる感情を、理性でどうにかしたり言葉で解決するのは、まだ難しい2歳児。
怒りや悲しみを、反射的に叩くことで表現してしまうことがあります。

その時にこちらが少しびっくりした顔をすると、張っていた糸がぷつりと切れたかのように「わーーーーーん」と大きな声で大号泣。(顔を真っ赤にして、大きな粒の涙を流し、髪も逆立つようなジブリ泣き)

これまで「いや、叩かれたこっちが泣きたいわ!」と思っていたのですが、最近になって「ママにバンしちゃったーーー(涙)」などと続けて言語化してくれるようになったので、なるほど罪悪感で泣いていたのか、と気づきました。

自分の怒りの一次感情よりも、それを理想でない形で表現してしまった悔しさや悲しさで泣くなんて、なんだかいじらしいなあと思うと共に、強がりも言い訳もせずこんなに素直に表現できる姿に羨ましくなることもあります。

「だめ!ママ、あっち行って!」なんて言ったあとに、こちらの寂しそうな顔を見て「ママごめんね、あーぶーぶ…?(大丈夫?)」と反省して寄ってくることもしばしば。

イヤイヤ期特有の湧き起こるような反骨心と、本来持っているピュアな優しさの狭間を生きてる2歳児、人間くさくて可愛いです。

少しずつ感情のコントロールができるようになっていくだろうけれど、計算や邪念がなく感情をまっすぐ表現する姿も目に焼き付けておきたいな。

 

さて、次回は編集長の萌さんにバトンをお戻しします。

先月萌さんの新居に泊まらせてもらい、小学生になったばかりの娘の杏ちゃんがランドセルを背負って登校していくのを一緒に見送らせてもらった時、ああ、大きくなったなあ…と叔母のような気持ちでぐっときてしまいました。

人生何周かしてる?と思うような深い一言を発したと思えば、空想の中で生きているような無邪気さも変わらずあって、6歳の杏もますます面白可愛いですね。

萌さんの最近見ている景色、またこの日記で教えてもらえるのを楽しみにしています!

 

Illustration:Chiharu Nikaido

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