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「一石二鳥」という諺があるかと思えば「二兎を追う者は一兎をも得ず」も存在していたり、「二度あることは三度ある」に対する「三度目の正直」、「渡る世間に鬼はなし」かと思えば「人を見たら泥棒と思え」…。

いつの時代も、結局のところ明確な答えなんてものはなくて、捉え方によって物事は180度変わるし、いつだってその結果は紙一重のところにあるのだと思う。

だけどその諺を知っておくことで、突然「あ!これが“三度目の正直”ってやつかもしれない。もう一度頑張ってみるか…!」と腑に落ちて気力が湧くことがあることがあるように、生きていく上で、これまで歴史上の人が感じた様々な表現を知っておくことに損はないはず。

歴史上の延長線で話をするのはやや手前味噌かもしれないけれど、NEXTWEEKENDでは毎月“月間テーマ”なるものを提案していて、いつもその時に言いたいことを1ヶ月の過ごし方として発表してきた。

今月掲げたテーマは「始めたかったこと」ハッシュタグは#今日の芽吹き

読んでくれた誰かが、少し先の未来のために何かを始めた時「あ…!これこそが今日の芽吹きなのかもしれない」と、自分の行動に背景がつくことで自信が出たり、もう一歩踏み込むきっかけになったらいいなと思って2023年の今、このテーマを考えた。

でも、この10年間を振り返ると「心にしまわないうちに #小まめアウトプット」や「大人になっても知りたいこと #小さな挑戦」など、節目の季節ごとに、ある意味同じようなことを言い換えながら今一番響く方法を選んできた気がする。

結局のところ、出会いや別れ、変化の多い4月や9月には、多くの人が誰かと比較したり、置いていかれるような気もしてしまうけれど、もやもやを勝手に大きくせずに目の前にある小さなきっかけを大切にしようと言いたいのだと思う。

最近NEXTWEEKENDのInstagramのみでスタートした毎週木曜日の連載「NEXTWEEKEND MOOD」も実は同じようなことが始まり。

お知らせや特集が増えていく中、「そもそも最近、自分たちが大切にしているコンセプトをちゃんと伝えられているかな?」と会議で誰かが言い、その週のうちに爆誕した企画。

もちろんこれが正解かどうかは分からないけれど、おおごとにして溜め込むよりも、まずは小さくスタートしてみることで見えてくる道は確実にあると思うし、そう思えているのは10年間様々なタイミングで、ちょっとしたきっかけを重視することを言い換えて信じてきたからだと思う。

今は1ヶ月も飛ぶように過ぎていくけれど、いつか誰かの心に「あ…、これがNEXTWEEKENDがあの時言っていた○○だ!」と思い出してもらって、行動や思考のきっかけになればいいなと、密かに楽しみにしながら毎月提案を続けている。

ちなみにこれは、先日1000年前の短歌に励まされた瞬間。

 

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言葉にしたり、写真に撮ったり、アウトプットしないと残らないし、共感してもらうこともないから。

NEXTWEEKENDで毎月0件から始まるこの造語のハッシュタグも、1ヶ月の終わりには約1000件の投稿がSNSに広がっていく。

4月も #今日の芽吹き を通して、誰かが誰かの心を動かすことがあればいいなと思っています。

今月も良い1ヶ月を!

 

 

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