こんにちは。コンテンツプランナーのやすよです。
この日記を書いている今、1月末に計画をしている家族旅行のフライトチケットを、清水の舞台から後ろ飛びした気持ちでポチっとしたところで、謎の高揚感で溢れています。
フライト時間約10時間の米国旅行。
そして米国内線に3回も乗るという鬼ハードモードな計画。
息子用の席は設けず、抱っこで乗り切ろうと腹を括った我ら夫婦。
子どもがいる海外旅行は初めてなので、何がどうなるのやら…恐ろしさにもはや笑いが込み上げて、笑うセールスマンの喪黒福造(古い)の顔がテンプレになっているここ1時間。
これもある意味(というかかなり)今回の交換日記のお題に沿う経験なのだろうなと、帰国後の自分の視点が楽しみです。
無事行って帰ってこられますように。
どうぞ祈っていてください。笑
さて、今回のお題は「今の場所から、子どもを通して見える景色」。
すでに子育ての先輩方が素晴らしい視点を書いていて、頷きすぎて首がもげそうになるエピソードもあれば、そんな未来が待っているのかと楽しみが増えることも。
我が家の息子は現在1歳半。
最近アンパンマンと電車に夢中になり始め、キラキラ星の歌詞を「アンパンマン」という単語で歌うくらいには推し活をしている彼ですが、まだ会話ができるほどは話せません。
意思疎通が言葉ではできないので、まだ先輩方が見る景色には到達していなくて。
でもそんな彼にこの1年半で教えてもらった最大の変化は、夫婦間の価値観。
そこで私は今回、夫婦軸でお題に向き合ってみたいと思います。
今の場所から、子どもを通して見える景色
1.知らなかった世界を知れるワクワク
2.あの頃の尊さ
3.なくても困らないけれど、あると嬉しいもののありがたみ
知らなかった世界を知れるワクワク
昨年の秋、5年ぶりにディズニーランドに行った時のこと。
夫と付き合った当初(何なら初デート)からディズニーに行きまくっていたのですが、夫婦になってからも、子どもが産まれてからも初めて遊びに行きました。
その時「息子がいるディズニーは、どんな景色が待っているんだろうね」と夫婦で会話したのがとても印象的で。
子どもの頃から幾度となく通った場所で、内容もほぼ知り尽くしているところが、新たなメンバーの参加によってガラリと変わって見える。
それは当たり前なようで、噛み締めてみると人生に新たな風を吹かせてくれる経験でした。
ディズニーってミルクまで売ってるんだ…とか、こんなお店着目してなかったぞ…とか、のんびり巡るってこんなに疲れないんだ…とか。笑
夫が小学生の頃遠足で行った川や、いつか家族で出かけた水族館など、「あ〜あそこね」と言ってしまう場所に息子と行くと、全然違う楽しみが待っている。
それが私たち夫婦の行動源になっています。
大人になるとある程度楽しみに予測ができていて、「これができれば満足!」と目標達成線を無意識に引いたりしますが、その予測を大きく上回ってくれる存在は、刺激的です。
実は冒頭で書いた家族旅行は、コロナ禍になる直前、3年前に夫婦で行った場所が目的地。
同じ旅先で、前回夫婦で見た景色の中、息子がいることで見えるものってなんだろうと、すでにワクワクしています。
新品の教科書をめくる時のような、あのワクワク感。
日常でも、もっと固定概念に捉われずに新しいことを探す努力をすべきだな、と教えてもらっています。
あの頃の尊さ
人間「ないものねだり」なもので…。
やっぱり子どもがいない頃の時間の使い方、身軽さが今でも恋しいです。
どちらが幸せ、という物差しは存在しないけれど、今があるからこそ、そういう時間を大切にしなきゃいけなかったよなと思うし、そういうチャンスがあったら逃してはいけないとも思います。
子どもが巣立ってからはまた身軽な時間がデフォルトになるのなら、今が尊いのだろうし。
なので、文乃が書いていた“20年後の夫婦時間の楽しみ”に心底共感しているのですが、今は今で、楽しみたいという1人の人間としての煩悩は消せないものです。
私はそういった心の声を話さないタイプなのですが、全身から滲み出ているようで。笑
夫が定期的に「ひとりで〇〇してきなよ!」とフリータイムを提案してくれて、ありがたく受け取ったり、夫婦で過ごす時間に充てたり。
夫婦唯一の共通の趣味が「飲みにいくこと」だったので、あの頃のあの時間はなんて夢のような時間だったのだろうと、過去を愛おしく思う時間に変換されているのは、それはそれで楽しかったりしています。
ただ、最近では定期的に映画やカウンターランチなど“子どもがこの場にいたら出来ないこと”を叶えにいっているのですが、制限時間があるからこそ、体験の質も満足度も、会話の内容もグレードアップしていて。
そういう点では、子どもがいるからこそ幸福度がこれまで以上に最大化されているので、「その時間を大切にするかしないか」が結局尊さに繋がるのかもしれません。
あ、そして写真の夫がつけているお面は福岡名物めんべいの、それです。
また夫婦2人で福岡旅行に行って、地酒でベロベロになりながら「息子が1歳だった頃は尊かったね」と話すんだろうな。
人生はやっぱり、ないものねだりです。笑
なくても困らないけど、あると嬉しいもののありがたみ
1ヶ月半前に、やっと断乳しまして…!!
寝かしつけ後にビールを飲める日々が訪れました(泣ける)。
晩酌なんてしなくても死ぬことはないし、むしろ健康的だったりしますが、やっぱり素晴らしい時間。(先程からお酒の話ばかりですみません)
人ひとりを生かすという「やらねばならないこと」で溢れる子育ての中、「あると嬉しいこと」をちゃんと知っておくこと。
それは心の大きな大きな、支えになります。
その支えがビールというのは信憑性がないかもしれませんが(笑)いろいろなものを我慢して生きていく子育て期、ほんのちょっとずつその我慢を解き放たないと、精神的に参ってしまいます。
だって人間だもの。
出産してから初めて息子と離れて寝たNATIVE STAYの夜は、沁みたなあ…
昔はよく夜遅くに帰ってきて、背徳感とともにカップ麺を食べ、ビールを数本飲んで布団にどーん!という、翌日絶対後悔する選択をしたなと思い出に耽りながら、カップヌードル・トムヤムクン味をすすりました。
以前、#今日の小仕事アンバサダーの方が「産後、全てを子どもに捧げていたけれど、小仕事カレンダーを1枚印刷して壁に貼っただけで、自己肯定感が上がりました」と話してくださったことがありました。
そうやって「あぁ、まだ自分って楽しめるじゃない」と気付くには、やっぱりTODOだけでは駄目なんですよね。
あると嬉しい、あると楽しいことを、自分のために叶えることの大切さと必要性を、子育てを通して再認識している日々です。
だからあの頃、あんなに楽しそうにお酒を飲んでたんだなあと、親たちを愛しく思うほど。
今年は味わってみたいレシピ、行ってみたい場所、作りたいもの、自分軸でも家族軸でも、メモを増やしたいなと思います。
さて、お次は新登場の副編集長ともちゃん!
本当に同い年の子どもを育ててる?と思うほど、これまでとQOLが変わらない、むしろ爆上がりしている流石のおしゃれ番長。
ともちゃんが紡ぐ言葉の美しさと的確さは、いつもため息が出るほど。
柔らかい雰囲気なのに芯が強くて、たまに吐く毒が鋭すぎて大好きなのです。
そんなともちゃんが見ている子育ての景色は、どんな言葉で表現されるのだろう。
なかなか育児談義ができないこの頃、ぜひ今回のお題と共に近況を教えてください。