(2023年11月追記)
本記事に登場するサービス名は一部、2024年度サービス提供分より名称変更をいたしました。
変更前「THE FAMILY NOTE」→ 変更後「KAZOKUGOTO NOTE(かぞくごとノート)」
変更前「FAMILY NOTE CLUB(FNC)」→ 変更後「KAZOKUGOTO NOTE CLUB(KNC)」
この3年間でユーザーの皆様と育ててきた「ファミノ」という愛称は、これからも大切にしていきたいと思っています。
詳細はこちらから
昨年春、クラウドファンディング開始から1日経たずして目標金額を達成、最終的に約700名の方からご支援をいただきローンチしたTHE FAMILY NOTEプロジェクト。
現在、2022年度版の予約販売を受付中です。
どうして本プロジェクトを立ち上げたのか、この“感情のアルバム” が私たちの日常においてどんな役割を果たしてくれるのか、実際に使ってくださった方々の事例等は、こちらの特設ページにぎゅっと詰まっていますので、よろしければご覧ください。
本記事では、今年度限定で新しくご用意した2プランのうち、「ふうふで使うノート付きプラン」についてより詳しくご紹介していきます。
(様々な家族の形を応援するために、このプランではあえて「ふうふ」をひらがな表記にしています)
初年度版を手に取ってくださった方の中でも、もっとも多かった「ふうふ」でのご使用。
みなさまの使用例をじっくり拝見する中で、今の気持ちを残しておくことが将来きっと宝物になるということは確信しましたが、同時に、毎月使い方に関するお悩みを集計していると「パートナーの巻き込み方」についてのお声が少なくありませんでした。
せっかく一緒にいるふたり。お互いの心に眠っている言葉を引き出し、この先も歩んでいくために、ノートがよりそのきっかけになることはできないかと考え、今年度特別プランとしてご用意することとなりました。
コラボレーションしたのは、結婚式の可能性を追求し、1,500組以上の多様な結婚式を手がけてきた、CRAZY WEDDING。
ふたりの関係性を深めるために、結婚式を通じて、おたがいの人生や価値観を深く知り、想いを伝え合うきっかけを届けている彼らと考えるノートは、“ふうふの毎日に、あたらしい節目を” がコンセプトです。
「ふうふの毎日に、あたらしい節目を」
ふうふの日常は、想像以上にはやく過ぎさっていく。
けれど、ほんの少しの勇気と機会があるだけで、
「特別」と「大切」に出会いつづけることができる。
おたがいをあらためて知ること。
おたがいに気持ちを伝えること。
いつからだって、どんな場面からだって
あたらしい節目をつくることができる。
今回、私たちと共に このノートに全力を注いでくださったCRAZY WEDDINGのご担当者さんに、各ページの使い方やその裏側に込めた想いを改めて伺って来ました。
一足早く使ってみた、NEXTWEEKENDスタッフたちの使用例も併せてご紹介していきます。
CRAZY WEDDING 浅田 有貴さん(写真 右)
パートナーシップの分断の解消をパーパスとして、結婚式を展開するCRAZY WEDDINGの広報PRを担当。
自身もCRAZY WEDDINGで結婚式を挙げ、現在結婚3年目。
THE FAMILY NOTEの初年度版を利用し感銘を受け、今回のふうふプランの企画に携わる。聞き手:NEXTWEEKEND|THE FAMILY NOTE編集長 村上萌(写真 左)
著書「受けつぎごと」の刊行や、コロナ禍で台頭した新しいSNSが与える家族時間への影響などもきっかけとなり、以前から構想していた家族関係・パートナーシップにおける“感情のアルバム”THE FAMILY NOTEを2021年春に完全自社プロジェクトとして立ち上げ。
結婚を機に神戸・札幌・大阪と移動しつつ、2021年より長崎在住。4歳の娘と3人暮らし。
なぜ、ふうふにとって新しい節目が必要なのか?
萌:「ふうふ関係が以前とは変わってしまった」「ギクシャクしている」「思っていることはあっても、今更言い出せない」といったことが、ノートを始めるきっかけになったと教えてくださる方が多くいらっしゃったんです。
一方で、進めていくと「どうパートナーを巻き込んだらいいか」というご相談も増えてきて。
2022年度版をより良く使っていただくために、ふうふ関係のプロであるCRAZYさんにご相談し、コラボレーションが実現しました。
浅田さん(以下、敬称略):お話しをいただけた時、とても嬉しかったです。
ふうふって、結婚してから時間が経つにつれて、お互いを知る時間や本音を伝える時間をとることが難しくなっていくと思うんです。
そこで私たちのノウハウも加えさせていただきながら、より良い関係を築くお手伝いをしたいと思ってご一緒しました。
萌:結婚式のプロデュースにあたって、CRAZYさんでは準備期間中のヒヤリングにかなり力を入れていると伺いました。
浅田:式場での打合せというと、ドレス・お料理・装花など結婚式に関わることを決めていくイメージがあるかと思います。
私たちは初回のお打合せで、おふたりがこれまでの人生をどう歩んでこられたか、どうして結婚したかというような背景に焦点を当てたヒヤリングを2〜3時間行います。
そうすると、お互いに言ったつもりになっていたこと、実は知らなかったことがたくさん出てきて、おふたりの関係がより深まるんです。
このステップが結婚式当日はもちろん、おふたりのこれからのふうふ生活にとって重要だと思っています。
萌:このノートを手に取る方全てのところにヒヤリングに伺うのは難しいけれど、それと同じことが叶う要素をぎゅっと詰め込んだのが今回の限定プラン。
どんな方に使っていただくのがお勧めですか?
浅田:新婚さんに使っていただきたいのはもちろんですが、結婚して何年も経つと、ふたりの歩みを振り返ったり祝ったりする節目がどんどん少なくなっていくのかなと。
そういった方々にも、ノートを口実に、普段は照れくさいような深いところまで話す機会を設けられたら良いなと思って作りました。
萌:共に過ごす時間が増えるにつれ、きっと「知ったつもり」も増えていってしまいますもんね。
より良い関係を築くための、5つのステップ
(こだわりが膨らみ、5つのテーマで全28ページの大作になりました!)
浅田:企画段階では、余白の多いページを行き来しながら進めていく往復書簡のような形式も考えたりしましたが、自由度が高いとその分「恥ずかしい」と感じる方も多いと思ったので、「質問」をたっぷり設けました。少しずつ質問に答えていくと、いつの間にかラブレターが完成する、というのが今回の隠れ(?)コンセプトです。
萌:いきなり「お手紙を書きましょう!」は少しハードルが高いですよね。
私も夫と書いてみましたが、この形式は本当に取り組みやすかったです。
招待する
ステップとしては、最初にインビテーションがあって、パートナーを「招待する」ところから始まるんですよね。
( 1.招待する:緊張するかもしれませんが、やさしい決意を相手に伝えられるように、まずは招待状をご用意しました)
浅田:結婚式でも、大切なゲストに心を込めて招待状を送りますよね。
このノートでもお互いに気持ちを伝える一つの節目として、その要素を入れてみました。
お誘いの言葉のベースもこちらで書かせていただいて、大切なところだけ埋めていただくことで招待状が完成します。
萌:肝心なところは自分の言葉で埋める、理由をちゃんと伝える…これすごく大事だと思っていて。
経緯を飛ばして「私はこれだけやりたいと思ってるんだからわかってよ!」という温度感では、相手との意識差はきっと埋められない。
共感しづらいことは、きちんと理解してもらうことが大切だからこそ、一緒にノートに向き合いたい理由を、自分の言葉で伝えられるようにしています。
(長く一緒に居るほどに増えていく「言わなくても分かってくれているだろう」を 今一度ちゃんと言葉で伝え合いたい…これを機に、双方本音を綴ることができました。 / スタッフ あさみ)
浅田:こんなふうに思ってくれてるんだと伝わると、パートナーもシンプルに嬉しい気持ちになりますよね。なんとなくではなく、勇気を持って伝えることから始めてみる。そんな時間を過ごしていただけたら嬉しいです。
あなたを知る
萌:私、ここ大好きです!インタビューと10の質問で成り立っていますが、とにかく答えていく項目が多くて楽しいんです。
( 2.あなたを知る:今だから気づけること、今だから話せること。当たり前の中にある「特別」を見つけて、お互いをもっと好きになれるインタビューページが続きます)
浅田:嬉しいです!最初はそれぞれ自分のプロフィールを埋める形式にしていたんですが、それだと自分のことだけに集中してしまうので、敢えてインタビュー形式に。
そうすることで、自然と相手のことを知ろうという気持ちが生まれたらいいなと。
イメージは、子どもの頃に流行っていたプロフィール帳(サイン帳)の大人版です!
萌:まずライターとして自分の名前を書き、パートナーにインタビューしながらプロフィールを完成させていく、そのプロセスも楽しくて。
「今一番ほしいもの」「行ってみたい場所」などのWantsを聞き出す項目には、予想と答えの欄があったりして、ゲーム感覚で面白かったです!我が家は、予想と答えは全然合いませんでした(笑)
浅田:まだまだ知らない一面があるんだなと気づけますよね。
そういう、意外と話さないことや、知っていそうで知らなかったことを聞き出せるような質問の選定にこだわりました。
こんな質問があります
“価値観が変わったできごとは?”
“これだけは手放せない、大切にしている価値観は?”
“今一番頑張っていることは?”
“これから叶えたいことは?”
etc…
(夫の回答が予想外なものもあって面白かったのはもちろん、 自分がふんわりと抱いていた気持ちをちゃんと言語化し共有できたことも嬉しくて、すごくいい時間になりました。/スタッフ あやの)
萌:あと、簡単な一問一答と見せかけて、例えば「これだけは手放せない大切にしている価値観は?」→「それはなぜ大切?」というように、相手の気持ちをさらに深掘りできるよう導いてくれる質問が用意されている。
自分で勇気を出さずとも肝心なところを聞き出せるのが、すごく嬉しかったです。
浅田:気づいていただけて嬉しいです!答えの裏側にある価値観、根っこの部分まで深堀るためには「なぜ?」という問いがとても大事だと私たちは考えているので、その要素もしっかり盛り込んでいます。
おたがいを想う
萌:気持ちがほぐれたあとに続くこちらのページ。これぞラブレター、ですよね。
( 3.おたがいを想う:「今さら照れくさい」「言わなくても分かってるはず」なんて理由をつけながら伝えられていないあれこれを、この機会に棚おろし。質問に答えていくと最後はそれが相手への言葉のプレゼントになるページです)
浅田:一番の盛り上がりポイントかもしれませんね。結婚式でいうと、誓いの言葉とか、お互いに読むお手紙のような。
とはいえ自由に書く手紙だとハードルが高いので、今までの思い出を振り返ったり、相手の好きなところに向き合うという段階を踏んでから、最後は相手に今、本当に伝えたいことを書き出せる設計にしました。項目がステップアップしていって、それに沿っていくと自然にお手紙が完結するような仕組みです。
こんな質問があります
“出会った頃の印象”
“あなたに言われて嬉しかった一言”
“自分なりにしている愛情表現”
“一緒にいて変化したこと”
“これまで伝えたかったけど、伝えられていなかったこと”
etc…
(「そんなふうに思っていたのか!」が近くにいても沢山あることを実感。 言葉で愛情を表現しないタイプの夫 から普段聞けない想いを引き出せて大満足です!(笑)/スタッフ ともみ)
萌:付き合いたてだと「どういうところが好きなの?」って人から聞かれたりするじゃないですか。
でも結婚していると聞かれなくなる中で、「あなたの好きなところ3つ」の項目なんかも用意してくださって良かったなあと感じていて。
萌:私も久々に考えてみたんですが、夫が娘に「何事も丁寧に説明するところ」がすごくいいなと。
マイペースな夫なので、周りがどんな状況でも必要だと思ったらすごく丁寧に説明するんですけど、娘もちゃんと納得するし、実は偉いなとずっと思っていたんです。
でも自分が出来ていないのを認めるのが嫌で、褒めたことがなかった。
それをこの機会に書いたら、「実はすごく心がけてたから、見ててくれて嬉しい…」とすごく喜んでくれて。
自分の中でもわかっていたけど言語化できていなかった大切なことに気づけたし、夫も嬉しいからさらに心がける、という良い循環が生まれました。
浅田:見ててくれて嬉しい、って素敵。
私も結婚して3年になりますが、付き合った当初と今では内容が全然違っていました。
関係性とともに変化している、その事実に気づけたこと自体もふたりにとって意味があるなと。
萌:「自分なりにしている愛情表現」という項目もあるんですが、すごく絶妙!
浅田:こちらも普段伝えることってないだろうなと思って入れたポイントです。
「あれがそうだったのか!」なんて、日常の中に愛情表現があることに気づけると、その後の生活が変わっていくように思いました。
萌:「理想の仲直りの仕方」とかもいいなあ。喧嘩した瞬間に「さて、あなたはどう仲直りしたい?」なんて話せないけど(笑)常に理想が共有できていれば、同じ方向に向かっていける。チームとして大事なことですよね。
大切なひとへ感謝を伝える
パートナーへの気持ちを棚卸しした後は、家族や親友、恩師など、お互いにとっての大切なひとに向けたページへと続いていきます。
( 4.大切なひとへ感謝を伝える:ふたりにとって大切な方(ご両親やご友人など)に想いを書き残せるページもご用意しました)
浅田:結婚式で親御様に手紙を書いたり読んだりすることはありますが、そういう節目でない限り、大切なひとに改まって想いを伝える機会って生まれにくいと思っていて。
自分だけでなく、パートナーにとっての大事なひとってどんなひとだろう、と想いを寄せられるきっかけにもなったら嬉しいです。
こんな質問があります
“出会った頃の印象”
“あなたに言われて嬉しかった一言”
“自分なりにしている愛情表現”
“一緒にいて変化したこと”
“これまで伝えたかったけど、伝えられていなかったこと”
etc…
萌:私はこのページを見て一番に顔が浮かんだ、家族のような存在の友人に宛てて書いてみました。
SNSやLINEでもすぐ会話できる距離感だからこそ、たまにはこうしてアナログに気持ちを伝えていきたい。
離れていてもそのまま手紙として届けられるように、切り取り線がついているのも嬉しいポイントです。
こんな感じで、それなりのボリュームはありますが、どんな風に書き進めていくのがいいでしょうか?
浅田:落ち着いて書ける環境で、できるだけ一気に進めてしまうのがいいのかなと思います。こういう想いを伝えることや記すことって「もう少し落ち着いたら」「時間が取れたら」となんとなく後回しにしがちですよね。
萌:本当に!この週末で書いてみよう、などと決めてやってみると、それこそ本当に“ふうふの毎日に新しい節目”ができる。
ノートをそのきっかけにしていただきたいですよね。
今日を記録する
萌:最後はこの体験を通して感じたこと、編集後記みたいな。
これいいですよね。
( 5.今日を記録する:最後は2つだけ小さな質問をご用意しました。ノートを見返すたび、この日生まれた気持ちに、何度でも出会えますように。)
浅田:相手をより知れたこと、この体験をお互いにどう思ったか、ぜひ伝え合っていただきたくて用意しました。想いを交換できた一つの記念日として、1年後・数年後と振り返って変化を感じてみたり、愛しんでいただけたら。
また一通り書き終えた後に、ちょっといいお食事に出かけたり、そういう時間もデザインできるんじゃないかなと思います。
(最後のまとめページを書きながら、お互いにとって必要な機会だったことを実感できました。子どもたちと向き合う日々の中、なかなかとれないふたりだけの時間をゆっくりとれて、記念日みたいに嬉しい1日になりました。/スタッフ あやの)
萌:このノートを書きたい=これから相手ともっと良い関係でいたい、ということ。
恥ずかしい気持ちもあるかもしれないけど、向き合いたいと感じた日が記念日になると思うから。
結婚○周年、とかキリのいいタイミングである必要もないので、まずはやってみていただきたいなあ。
浅田:パートナーと歩む日々の中、気持ちを伝えるための勇気がもらえるお守りのようなノートになったと思っています。この体験を通してちょっとでも距離が縮まったり、相手のことをもっと好きになれたという感情が生まれたら嬉しいです。
(浅田さん、CRAZYの皆さま、たっぷりの愛を込めてくださり本当にありがとうございました!)
THE FAMILY NOTEが、CRAZY WEDDINGとともに提案する 新しいラブレターの形。
これからご結婚をする方だけでなく、長く一緒にいる方にこそ綴ってほしい「ふうふで使うノート付きプラン」は、2021年1月31日(月)までの限定予約販売です。
気になる方はお買い逃しのないよう、期限までに必ずご予約くださいね。
そして、予約終了直前の1月29日(土)と30日(日)には、NEXTWEEKEND HOUSEにて、入場無料・時間予約制の受注相談会を開催します!
「THE FAMILY NOTEを使ってみたいけれど、あと一歩が踏み出せない」
「本当に家族を巻き込んでいけるか不安」
「最後にもう一度ノートを使っている人の声を聞いて、現物を手に取りたい」
という方はぜひ、予定を空けておいていただけると嬉しいです。
詳細は追ってお知らせいたしますね。
みなさまの元にTHE FAMILY NOTEをお届けできることを、一同楽しみにしています。
THE FAMILY NOTE とは
家族というひとつのチームで作り上げる、1冊のノート。
写真アルバムとは少し違う、感情のアルバムです。
今日の家族の会話を増やし、これまで歩いて来た道をもっと愛しく思い、そして、少し先の未来に、共に希望を持つきっかけとなることを目指しています。
▶︎販売プラン一覧
※予約販売は2022年1月31日(月)までの期間限定です。