NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。

フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。

ここではこれを、“常美菜”と呼んでいます♩

いよいよ本格的な夏の到来…！

ウキウキする半面、暑くなると料理が億劫になってしまう時もありますよね。

そこで今回は鍋任せで簡単に作れて、夏の紫外線ケアや夏バテ予防に嬉しい主役級レシピをご紹介します。

ワイルドなスペアリブに旬の夏野菜を合わせ、パイナップルとミントのソースを添えれば、煮込み料理も爽やかな夏のテイストに！

鍋ごとドーンとテーブルにサーブして、気軽に楽しんでみてくださいね。

今月の「キレイメモ」

レシピの狙い：
「お肌の紫外線ケア」と「夏バテ対策」

・パプリカは細胞の老化を防ぐ抗酸化力が高い栄養素、ビタミンA・C・Eがギュッと詰まっています。
夏の紫外線対策、美肌作りに！

・豚肉には疲労回復をサポートするビタミンB群が豊富です。
夏老け予防のためにも積極的に取り入れたい。
細胞のもとになるたんぱく質も豊富なので、お肌の新陳代謝もサポートしてくれます！

豚スペアリブと夏野菜のパインミントソース添え

【保存期間】冷蔵保存で約3日間
【所要時間】約30～40分

材料（作りやすい分量）

・豚スペアリブ…500ｇ
・パプリカ…2個
・米ナス…1本（普通のナスなら2本）
・塩こうじ…小さじ1
・酒または白ワイン…大さじ1
・オリーブオイル…大さじ1
・すりおろしにんにく…小さじ1
・バルサミコ酢…大さじ2
・炭酸水（無糖）またはビール…100ml
・ローリエの葉…あれば1～2枚（なくてもOK）

【パインミントソース】
・パイナップル…約1/8個
・ミント…約2本
・オリーブオイル…大さじ3

下準備

1. 肉の臭みを取るため、豚スペアリブはキッチンペーパーで余分なドリップを拭き取る。

そのあと塩こうじを表面全体に塗り込む。

2. パイナップルソースを作る。（煮込み時間に作ってもOK）

パイナップルは皮、芯を除いて約1センチ角に切る。ミントは茎を取り粗く刻む。

容器に入れオリーブオイルを浸るくらい注ぎ、全体をよく混ぜればソースの完成。

作り方

1.パプリカはヘタ・種・筋を取って約２センチ角に、ナスはヘタを除いてひと口大に切る。
（ナスのへたはトゲトゲしているものがあるので気をつけて！）

2.鍋にオリーブオイルをひき中火にかける。

鍋が温まってきたらスペアリブを重ならないように並べ入れて（脂身を下に）表面を焼く。

酒または白ワインを加え、何度か返して表面全体に軽く焦げ目がつくまで焼く。
（※酒を加えることで鍋にくっついた肉が取れやすくなります！）

3. 野菜類、炭酸水、ローリエの葉を加え、蓋をして弱火～中火で約10分煮込む。

4. 鍋の蓋を開け、木べらで全体をさっと混ぜ合わせたらバルサミコ酢とすりおろしにんにくを加えて蓋をし、弱火でさらに10分加熱すれば完成！

器に盛り、お好みでパインミントソースを添えてください♩
（※火を消してそのまま10分程度置くことで味がしっかり馴染みます。）

肉厚な米ナスがとろっとやわらかくなり、しっかりうま味を吸い込んで、豚肉はほろほろに。

パイナップルの自然な甘みと程よい酸味、爽やかなミントの香りで、南国に#今日の夢旅ができる一品の完成です。

ビール、ハイボール、白ワイン、軽めの赤ワイン、ジンジャーエールにもよく合います！

おすすめの調味料

炭酸水やお酢で煮込むことで肉の繊維が柔らかくなります！
またお酢の風味でさっぱりとした仕上がりになるので、夏の煮込み料理にぴったり。
和にも洋にも合うバルサミコ酢は一本あると便利です。

使用するお鍋について

私も毎回楽しみにしている、NEXTWEEKENDのラジオ チームガルテンの#こそっと言いたい の「いつもの料理と食卓がもっと楽しくなる『ホーロー鍋』の魅力」回で、編集長の萌さんがご紹介され、巷で盛り上がっている（？）「ホーロー鍋」。

メーカーにより様々なタイプがありますが、今回のような肉料理の煮込みに個人的におすすめなしたいのが「staub（ストウブ）」の鋳物鍋。
今回の分量だと直径20センチ以上がおすすめです。
ストウブは蓋裏にある突起により鍋の中で蒸気が効率よく巡り、無水調理も可能。
食材本来の美味しさを引き出してくれます。
何より頑丈で、写真のお鍋は我が家でなんともう10年以上活躍しています！

おすすめアレンジ

2日目以降、味変を楽しみたいなら、トマト缶やカレー粉を加えて弱火で煮込んでみてください。

パインミントソースはドレッシングとして活用したり、豚しゃぶに添えても美味しいですよ！

夏らしい、ちょっとトロピカルな常美菜レシピ、お試しいただけると嬉しいです。

今月も旬の食材を楽しみつつ、体の中からキレイと元気を磨きましょう！

＜参考文献＞
・「あたらしい栄養学」（高橋書店）吉田企世子・松田早苗／監修
・「栄養素の通になる」（女子栄養大学出版部）　上西一弘／著
・「からだにおいしい野菜の便利帳」（高橋書店）　板木利隆／監修
・「旬の野菜の栄養辞典」（X-Knowledge)　吉田企世子／監修
・「からだにおいしいフルーツの便利帳」（高橋書店）　三輪正幸／監修
・「美肌美人栄養学
・スパイス＆ハーブの使いこなし事典（主婦の友社）」（X-Knowledge)　蒲生桂子／監修
・「食べる美女肌セラピー」（エクスナレッジ）　伊達友美／著

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