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こんにちは。花とんぼのエイミーです。

ようやく春の陽気になり、花にとっても新しい季節がやってきましたね。

この季節は家にも桜を飾りたくなるのですが、毎年桜と合わせる花材が難しいなと感じることがあります。

そこで今月のコラムは「桜」を様々な花材と重ねて魅せるアレンジメントをご紹介します。

桜の季節、桜の枝だけを飾るのももちろん大正解ですが、今月は王道のソメイヨシノを使って、桜とマッチする花材を色の視点から選んでいきたいと思います。

 

花材

(写真左から)
・桜(ソメイヨシノ)
・ラグラスビ
・バーナム(スノーボール)

花材の色選びの法則はこちらの記事でもご紹介しましたが、今回はソメイヨシノのグリーンに注目して、共通する色を探して合わせてみました。

桜:ピンクがくすんだ白と緑
ビバーナム:緑がくすんだ白と緑
ラグラス:グレイと緑

桜とビバーナムは“くすんだ白”というのも絶妙な調和を作ります。

そして、ビバーナムのみずみずしい緑とラグラスのグレイとほのかな緑がマッチします。

3つの花材に共通するのは、控えめな緑。
新緑の前の淡いグリーンがちょうど良いです。

桜以外の2つの花材がとても淡いので桜の存在を壊さず、問題なくブレンドします。

 

桜を魅せるワンポイント

桜の樹脂を下から数センチ、気をつけながらカッターやナイフなどで削り落とします。

お水を吸う面積が増えるのと、見た目がワンランク上がります。

できればガラスの器を選んで、削り落とした茎の先を見せましょう。

また、器はなるべく口が狭い、もしくは小さいものを選んで下さい。
口が大きすぎると枝が扱いづらくなります。

 

花材の生け方

1.桜を重ねるように、花材の向きを同じにして生けましょう。
茎が綺麗に一点になるようにしてください。

2.次にビバーナム(今回使った品種:スノーボール)を加えます。
桜の美しさを壊さない淡い緑色をした紫陽花よりもひと回り小さい春の花。

下数センチの樹脂を削り、桜と同様に茎が一点に見えるよう同じ方向に生けましょう。

3.最後はアクセントにラグラスをプラスします。
春ならでの芽吹きを思わせる可愛らしい花材。
この絶妙なグレーグリーンが今らしさを加えます。


桜だけ斬新に飾っても大正解ですが、今年は敢えて贅沢に選んでみてはいかがでしょう?

色を合わせながら花材を選ぶ、茎を処理する、花材の向きを揃える。

この3ポイントで、春らしいモダンなアレンジメントが完成します。

 

花とんぼからの一言

先月、FAMILY NOTEのイベントにて、会場の装花をコラボレーションさせていただきました。

素敵な企画に携わることができて光栄です。

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

 

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それでは素敵な春を過ごしてください。

 

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