こんにちは。花とんぼのエイミーです。
今年はみなさまが花屋での買い物も、器選びも、アレンジメントを作るプロセスから花を眺める過程まで、肩の力を抜いて楽しんでもらえるように、コラムの幅も広げていけたらと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
2021年最初のコラムとなる今月は「色」についてお話しします。
私たち花とんぼのフラワーアーティスト、座間アキーバが特に大切にしているのが色選びの感覚。
毎度絶妙な色合わせでアレンジをするので、どんな法則で選んでいるのか聞いてみました。
花選びの色の法則〜同系色編〜
同系色でまとめる場合は、こんな順序で花を選んでいます。
薄いのか、濃いのか、黄色味がかっているのか、赤によっているのかに注目。
2. 共通点のある花を選ぶ
1で選んだグリーンの色の系統と「共通点」がある花を探して選びます。
3.さりげない差し色の花を添える
1と2で選んだ花材を眺めて挿し色を探し、その色を“さりげなく”纏う花を仕上げに添えましょう。
それではこの法則に従ってアレンジメントを作っていきましょう。
1.最初に選ぶのは「グリーンの色」
今回選んだのは「キンバアカシア」です。
名前の通り、緑と金色のグラデーションが美しいのが特徴。
ミモザのような(品種は同じですがミモザではありません)小さな花が特徴です。
キンバアカシアを先に活けて、支えを作ります。
この時、器を中心として広げるように生けると後の花材が決まりやすいです。
2.グリーンの色に合う花をチョイス
黄色味がかかった葉っぱの色に注目して、その色のニュアンスに合う花をチョイス。
今回は「アルストロメリア」をメインの花に。
「シャンパン」という品種名のアルストロメリアです。
これは花の中がうっすらと黄色味がかかっているので、【1】で選んだキンバアカシアの黄色と合う花として選びました。
キンバアカシアでできた土台に添えるように生けます。
3.さりげなく色の魔法をかける
ここまでで十分なアレンジメントが完成しますが、ラストタッチにもう一輪!
アルストロメリアの赤とのグラデーションになるチューリップを添えましょう。
春の訪れが待ち遠しくなるチューリップ。
ポイントは、さりげなく色を纏う花材を選ぶこと。
真っ赤なチューリップは目立ちすぎるので避けましょう。
このチューリップは、先端が赤いのが特徴的で、開花すればするほど赤くなります。
*キンバアカシアは乾燥と暑さに弱いので、暖房を直接当たらないところに置いてみてください。
*アレンジメント全体が沈まないように、完成したらしっかり茎がお水につかっているか確認してみてください。
少し上級者向けでしたが、花屋さんで花を選ぶときに「赤」「黄」「白」などの基本から、色の世界を広げてみてもらえたら嬉しいです。
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