フードコーディネーターの鈴木麻友子さんによるコラム「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。

今回は、食欲のない日にも嬉しい、旬の野菜を使った冷たい3つのスープレシピです。

ぐったりしてしまいそうな暑さがまだ続きそうな8月。

そんな日々にぴったりの、冷たいスープをご紹介します。

カレー香る
とうもろこしのスープ

材料（2人分）

作り方

1.トウモロコシの実を削ぎ、芯は取っておく。
玉ねぎは薄切りにする。

2.鍋にバターと玉ねぎを入れ、しんなりするまで弱火で炒める。

3.トウモロコシの実、芯、水、塩を加えて、蓋をして10分煮る。
（飾り用の実を少し取っておいてください）

4.ミキサーやブレンダーで、滑らかになるまで攪拌する。

5.粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やし、冷えたら牛乳を加えて混ぜ合わせる。
（粗熱を取る時はボウルを二重にし、外側のボウルに氷を入れて、スープの入ったボウルの底を冷やしながら混ぜると早く熱が取れます。）

6.器に盛り、飾り用に取り分けたとうもろこしの実、生クリーム、カレー粉をかければ、完成！

カレー粉のスパイスの香りが食欲をそそるスープ。

味付けは塩だけですが、とうもろこしの甘みをシンプルに味わえてとても美味しいですよ。

手軽に済ませたい場合は、コーン缶を使ってもOKです。

ナッツや雑穀の入ったパンとの相性がいいので、合わせてどうぞ。

枝豆とミントのスープ

材料（2人分）

作り方

1.茹で枝豆をさやから外し、飾りの実を少し取っておく。
玉ねぎは薄切りにする。

2.鍋にバターと玉ねぎを入れ、しんなりするまで弱火で炒める。

3.茹で枝豆、水、塩を加え、蓋をして10分煮る。

4.ミキサーやブレンダーで、滑らかになるまで攪拌する。

5.粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やし、冷えたら牛乳を加えて混ぜ合わせる。

6.器に盛り、飾り用に取り分けた茹で枝豆、ミント、オリーブオイル、ブラックペッパーをかければ完成！

口に含んだときの、枝豆とミントの香りが爽やかなスープ。
意外にもその相性はよく、見た目も涼やかなグリーンで夏にぴったりです。

冷凍枝豆を使っても大丈夫。

オリーブやハーブ、塩が少し効いたフォカッチャとの相性が抜群ですよ。

冷汁風スープ

材料（2人分）

作り方

1.木綿豆腐は一口大にちぎる。
きゅうり、ミョウガは薄切りに、大葉、生姜は千切りにする。

2.【A】を混ぜ合わせる。

3.器に【A】、木綿豆腐、きゅうり、ミョウガを入れて、大葉と生姜を飾れば、完成！

冷汁にはアジの干物を使うこともありますが、このレシピはツナ缶やサバの水煮缶を入れても美味しいです。

時間があるときは、【A】に木綿豆腐、きゅうりを入れて、冷蔵庫でしっかり冷やしておくのがおすすめ。

そのまま食べても、ご飯やうどんを入れるのも◎

スタイリング

今回は、夏らしい涼しげなスタイリング。
添えるクロスは、明るい色で軽そうな印象の素材のものを選びましょう。

トウモロコシのスープは、リム（縁）のあるガラスの器にしました。

リムがあるものは、リム部分にカレー粉がかかるようにかけるのがポイント。
全体的にかけるのではなく、対角線を引くようにかけるとアクセントになります。

枝豆とミントのスープはブルーグレーの器に。

グレー系のものを選ぶとシックで落ち着いた雰囲気になり、スープの飾り付けもよりモダンな印象に。

スープの色を映えさせたい時は、白い器がおすすめです。

冷汁風のスープは浅めの小鉢に。

深めの器によそうと、具が沈んでしまいます。

木綿豆腐を中心に、トッピングで山を作るように盛ると見栄えがよくなりますよ。

冷蔵庫に置いておけば、食欲のない日だけでなく、軽く済ませたいときにも嬉しいスープを紹介しました。

旬の野菜を取り入れて、体を元気にしていきましょう！

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