フードコーディネーターの鈴木麻友子さんによるコラム「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。

今回は、食卓を晴れやかにしてくれる、おいなりさんのレシピをお届けします。

お祝い事や、お出かけのお弁当にも嬉しいおいなりさん。
おうち時間が長く、ピクニックもできていないけれど、作れば気分も少し晴れやかになるはず。

我が家のおいなりさんは、酸味も甘みも少なめなので、そういった味が苦手なお子さんや男性も食べやすいかなと思います。

まずは基本のおいなりさんを、次にアレンジおいなりさんを２種類ご紹介します。

基本のおあげ

材料（12個分）

作り方

1.油揚げを菜箸でコロコロと押さえつけながらのばし、開きやすくする。

2.油揚げを半分に切って、中を開く。
（破けやすいので、優しく開きましょう！）

3.鍋にお湯を沸かして、油揚げを1分ほど茹でたら水気を切る。

4.鍋に【A】を入れて火をつける。
砂糖が溶けたら油揚げを入れ、まず5分煮る。
その後、油揚げをひっくり返し、煮汁が少し残るまで煮る。
そのまま冷ませば完成！

だし汁は「だしからつくるだし巻き玉子」の記事のだしのとり方で作っても、白だしや顆粒だしを使っても大丈夫です。

基本のおいなりさん

材料（4個分）

作り方

1.硬めに炊いたご飯に【A】と白ごまを入れ、切るように混ぜる。

2.ご飯を4等分にして、俵型に握ったら、基本のおあげに詰めて完成！

水を少なめにして炊いたご飯を使うと、べちゃっとした酢飯になりづらいです。
おあげをひっくり返して詰めるのもオシャレですよ。

白ごまは、香ばしい香りが好きなので入れています。
ガリを千切りにして入れるのも、食感もよくておすすめです。

ベーコンチーズおいなりさん

材料（4個分）

作り方

1.ベーコン、プロセスチーズは1センチ角、パセリはみじん切りにする。
ベーコンをカリッと焼く。

2.硬めに炊いたご飯に【A】を入れ、切るように混ぜる。

3.【2】に【1】を混ぜ合わせる。

4.基本のおあげを縦長になるように切って開き、俵型に握った【3】を巻けば完成。

ベーコンにチーズの美味しい組み合わせ。
ロール状なので、一口大に切るとお子さんも食べやすくなります。

トースターで焼いて食べても、チーズが溶けて美味しいですよ。

普段大量には使わないパセリも、みじん切りにしてから冷凍させておくと便利です。

ピラフに混ぜても、スープのトッピングにも、ちょっと使いたい時に活躍してくれます。

グレープフルーツと白身魚のおいなりさん

材料（4個分）

作り方

1.グレープフルーツ、アボカド、白身魚の刺身を1センチ角に切る。

2.硬めに炊いたご飯に【A】を入れ、切るように混ぜる。

3.【2】を4等分にして俵型に握ったら、基本のおあげに詰め、【1】を乗せれば完成！

お酢の代わりに旬のグレープフルーツを。
香りと少しの苦味が爽やかで、白身魚との相性も抜群です。

見た目も華やかで可愛くてハレの日にぴったり。
フルーツとお寿司？と思う方にも、ぜひ試してほしいです。

わさび醤油をつけても、マヨネーズをつけても◎

スタイリング

こどもの日も近いので、ウッドボードを使って「大人も楽しめるこどもの日のテーブル」に！

今回は、ピックとマットは手作り。
厚紙に好きなものを印刷して作ります。

恐竜のピックならテーマカラーをグリーンにして葉っぱのマット、
消防車ならテーマカラーを赤にして赤と白のボーダーのマット、
ピンクのドレスのお姫様ならテーマカラーをピンクにして、ピンクと白のドットのマットなど、
テーマカラーを絞ってイメージを決めるといいですよ。

全体でなく、ポイントで使うものなら気張らずに準備できるはず。
私も10分ほどでできました！

おいなりさんはハレの日のイメージも強いですが、手軽に作って食べられるのは嬉しいですね。

こどもの日やお誕生日、お祝いしたい日だけでなく、毎日のおうち時間も、晴れ晴れと楽しい時間になりますように。

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