NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。
このコラムでは、フードコーティネーターの鈴木麻友子さんが、手が込んで見えて実は身近な食材で手軽に作れるレシピをお届けしています。
和食のレシピなら必ずと言っていいほど登場する「だし汁」。
皆さんはどうしていますか?
市販のだしパックで取ったり、だしの素で作ったりする方が多いかもしれません。
今回は知っておきたい大人の基本として、まずはシンプルなかつお節のだしの取り方をご紹介します。
化学調味料では味わえない旨味が味わえる上に、高タンパクで、ビタミンやミネラルも豊富ですよ。
かつお節のだしの取り方
材料
かつお節…30g
水…1ℓ
作り方
1.鍋に水を入れ、沸騰させる。
2.火を止め、かつお節を入れ、沈むまで2分ほど置く。
3.ザルにキッチンペーパーを敷き、漉す。
だしを取るっていうとハードルが上がってしまいますが、実はこんなに簡単。
かつお節だけのシンプルなだしなので、いろいろなお料理に使えますし、色も透き通ってこんなに綺麗です。
このだしを使って作りたいのはやっぱりだし巻き玉子!
取りたてのだしを使うと旨みがたっぷりの料亭のような玉子焼きが作れますよ。
それではレシピです。
だし巻き玉子の作り方
材料
卵…4個
A,だし汁…100ml
A,しょうゆ…小さじ1
A,みりん…小さじ1
A,砂糖…小さじ2
油…適量
作り方
1.ボウルに卵を割り入れ、白身を切るように混ぜ、Aを加えて混ぜ合わせる。
2.玉子焼き器を強火で熱し、油をキッチンペーパーで伸ばし、【1】を1/3流し込む。
菜箸で気泡を潰して混ぜながら半熟になるまで焼く。
3.手前に何度か巻いていき、奥に寄せたら、残りの1/2を流し込む。
半熟になったら巻いていき、残りも同様に繰り返す。
4. 焼きあがったらラップで巻いて形を整える。
うまく焼くポイント
・卵は混ぜすぎない
・火力は強火で素早く火を通す
・巻くたびに油をキッチンペーパーでひく
・卵液は玉子焼きの下にも入れ込んで巻いていく
ポイントを抑えれば綺麗な玉子焼きが作れます。
形が崩れてしまっても焦らないで、ラップで包んで少し時間をおけば形も落ち着きますよ。
お箸で挟むと形が変わるほどふわふわで、だしが染み出るほどジューシーな仕上がりに。
大人になったらだしの取り方は学んでおきたいもの。
残っただしはお吸い物や茶碗蒸しなど色々なものにチャレンジしてみてください。
スタイリングのポイント
おいしいだし巻き玉子ができたらお家で居酒屋気分。
おしぼりや箸置きを用意していつもより丁寧に。
日本酒に桜の塩漬けを浮かべたり、小物で春を感じさせてみましょう。
春らしく明るい色を選んでみてくださいね。
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