器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。
今月も器で楽しむテーブルアイデアをお届けしていきます。
知っておきたい器のあれこれ、7月のテーマはテーブルにグリーンを取り入れるコツ。
身の回りの植物たちがぐんぐん成長している夏。
せっかくなら、なんてことのない日常のテーブルにさっとグリーンを取り入れて、豊かな食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
トッピングのハーブは器にまとめてテーブルに並べてみる
バジルやミントなどのフレッシュハーブは、ひとつの器に活けてテーブルに。
テーブルでそれぞれのお皿にトッピングするスタイルがおすすめです。
葉がぐんと大きく育ったバジルは、口の広いガラスのボウルがぴったりでした。
ちぎった瞬間ハーブの香りがふわっと広がります。
テーブルも華やいで、食事の時間が少し豊かになるはず。
カトラリー周りにワンポイントとして添えてみる
グリーンをワンポイントとして使うなら、カトラリー周りに。
子どもと見つけた青い実や、まだ硬い花芽のついた植物を箸置きにしたり、柔らかいレモングラスはカトラリーに巻き付けたり、ミントを後ろに添えたり。
ここでおすすめしたい組み合わせは、冷たいひと皿。
ワンポイントで取り入れたみずみずしさを感じるグリーン類がよく似合います。
涼しげな器と料理に、お花の愛らしさがしっとり際立ってくれました。
デザートには小さな花束を添えてみる
▲プレート:SŌK、カップ:megumi tsukazaki
買っておいたり、仕込んでおいたり、とっておきのデザートがある日は、そこに植物を添えるのも楽しいコーディネート。
盛り付けたいものよりも、ひとまわり大きなプレートを選んで、手元にあるお花をまとめて添えるだけ。
小さめのお花の愛らしさ、グリーンのワイルドさ……お好みのバランスで盛り付けてください。
ぐんとデザートが映えるように思います。
ほんの気分で買ったハーブだけで試してみても、きっとテーブルが楽しくなるはず。
Instagramマガジン「NEXTWEEKENDの今月のWISH LIST」の 6月号「この夏、ハーブ上手になりたい」掲載のTIPSでも、実はスタイリングを担当しました。
ご紹介したグラスやカトラリーとのコーディネートも参考に、やってみたいアイデアから、楽しんでくださいね。
今月の器メモ
去年から愛用しているガラスボウル。
深さがあるボウル類は、こんもりと料理を盛り付けたくなりますが、ガラスだからちょこっと盛り付けるだけでも、料理の存在感がちゃんと感じられます。簡単なメニューもガラスの色が薄くかかって、美しく見せてくれるのもまた嬉しいんです。
Editor:Tomomi Watanabe , ふじのあやこ
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