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器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。

今月も器で楽しむテーブルアイデアをお届けしていきます。

知っておきたい器のあれこれ、6月のテーマは存在感のある器

しっとり雨が降ったり、薄く曇った日も多いこの季節。

こんな天候に合わせるなら、かっこいい存在感のある器を選んでみるのはいかがでしょうか。

この季節の薄い光がとてもよく似合うし、使う私たちには優しくパワーをくれるはず。

 

オブジェみたいに美しい造形のマグ


▲マグ:CLANDESTINE CERAMIQUE

今年のはじめに迎えた、オブジェのように造形が美しいマグ。

シャキッと集中したい日のたっぷりコーヒーや、のんびり過ごしたいリラックスタイムのお供にしています。

ちょっと雑多に並べたテーブルの一角だって、美しいワンシーンのように感じさせてくれます。

マグはそれひとつで使うシーンも多く、他の器との合わせを気にしすぎなくてもいいのもおすすめポイント。

普段使わないようなアイテムにチャレンジするのにぴったりです。

 

1人時間にぴったりなチャーミングな絵付けのプレート


▲プレート:小黒ちはる

1人でさっと食べたいお昼ご飯や、すき間時間に楽しむアペロには、チャーミングな絵付けのお皿があると嬉しい。

おいしいものを並べたら、フードとフードの間のスペースは絵柄が彩ってくれるから、ちょっと適当でも、しっかりサマになるんです。

「なんだかいい感じかも」と思える食事の時間をつくるのに、きっと強い味方になってくれるはずです。

 

ビンテージアイテムが好きなら、アジアテイストな1枚も

ヨーロッパのビンテージアイテムの中には、アジアの器にインスピレーションを受けて作られたものがあるんです。

古い絵皿がお好きな方には、そんなプレートもおすすめ。


▲プレート:say it with lucy’s

遠目に見るとヨーロッパ感のあるアイテムですが、料理を盛り付けると、絵柄の個性がしっかり効いてオリエンタルな雰囲気に。

季節のグリーンサラダも、すこし遊び心を感じる盛り付けになりました。

 

個性豊かで存在感のあるアイテムは、料理やドリンクを、もうひと回り素敵に見せてくれるように思います。

すこしハードルの高さを感じるアイテムも、思い切って使ってみたら、日常の景色にお気に入りが増えるかもしれません。

 

今月の器メモ

今回はちょっとニッチな器メモ。
16~17世紀ごろ、中国の白地に青い絵付けを施された磁器が、ヨーロッパの貴族の間ですごく人気が出て、同じような色合いの陶器がこぞってつくられるようになったのだそう。素敵だなと思って買っていたヨーロッパのビンテージアイテムが、アジアからも由来していると思うと、なんだかロマンを感じますよね。

 

Editor:Tomomi Watanabe , ふじのあやこ

 

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