NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。
フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。

家族や友人と集まる機会が増えるこの時期。

ちょっと華やかで、でも簡単に作れる栄養価の高いひと品があると重宝するもの。

そこで今回は、我が家のホームパーティーでも人気の「ミートローフ」レシピをご紹介！

お野菜たっぷりで、卵もドーンと入っているから栄養満点です。

今月のキレイメモ

乾燥肌対策に欠かせないβ-カロテン豊富な食材を使用することで冬美容にも◎なんです！

・β-カロテン豊富なにんじんや赤パプリカで冬の乾燥肌対策

・豊富な食物繊維で腸活をサポート

・肉と卵で不足しがちなたんぱく質をしっかり補給

・抗酸化作用の高いパプリカで真冬のエイジングケアをサポート

具沢山ミートローフ

材料（約4人分）

・ゆで卵　3個

【A】
・バター　1かけ
・オリーブオイル　小さじ1
・玉ねぎ　1個
・マッシュルーム　3個

【B】
・合い挽きミンチ肉　約300g
・パン粉　約30g（ミンチ肉の10％が目安）
・卵　1個
・牛乳　1/2カップ
・塩・こしょう　各ひとつまみほど
・ハーブやスパイス類　お好みで
・赤パプリカ　1/2個
・にんじん　1/2本

※ハーブやスパイス類は、ナツメグ、シナモン、セージ、タイムなどの粉末各少々、ローズマリー1本のご用意がおすすめです。
※数種類のハーブやスパイスを混ぜると臭み消しにもなる他、香り高く焼き上がります。

作り方

【所要時間】約60分
【保存期間】冷蔵庫で約3日間保存可能

【使用する機材】
フライパン、パウンド型またはテリーヌ型（15〜20cm×5〜6cm×5〜8cm目安）、オーブンシートまたはクッキングシート

【下準備】
ゆで卵を作って殻をむいておく

1. 【A】を準備する。玉ねぎとマッシュルームを粗みじん切りにする。フライパンを中火にかけ、バターとオリーブオイルを入れてバターが溶けはじめたら、玉ねぎとマッシュルームを入れ、玉ねぎが半透明になるまで木べらで数分炒める。バッドに広げ入れて冷ます。

2. 【B】を準備する。ミンチ肉は塩・こしょう・スパイス・ハーブ類を加えてよくこねる。別のボウルでパン粉に牛乳を足してしっとりと水分をよく吸わせてから、下味をつけたミンチ肉に加え、さらによくこねる。

3. にんじんはすりおろし、パプリカは種とスジを除いて約5mm角に切ったら【2】に加えてさらに全体を良くこねる。

4. 粗熱が取れた【1】を加えて、粘り気が出るまで全体をしっかりこねる。
※少し水っぽい場合はパン粉を少量足して粘り気を調整して下さい。
※ここでオーブンを200度で予熱し始めます。

5. 型の底と側面全てにオーブンシートを敷き詰める。【4】の半分をまず詰め込んで、ゆで卵を並べる。さらに残りの半分をしっかりと空気を抜くように詰め込む。
※写真では卵2個ですが、3個を詰めて入れちゃいましょう！
※隅はヘラなどを使ってしっかりと押し込む様に詰め込むとよいです。

6. 予熱しておいたオーブンの天板中央に【5】を置き、蓋やアルミホイルをかぶせて200度で40〜45分焼く。
※この時、（あれば）ホイルの下にローズマリーの枝1本置いておくと香り良く仕上がります。

7. 焼き上がったら竹串を中心に挿し、生っぽくなければOK。粗熱が取れるまでそのまま予熱でしっかり火を通せば完成。ヤケドに気を付けて型から取り出し、約2cmの厚みに切り分け器に盛り付けましょう。

そのままでもおいしいですが、型に残った肉汁にウスターソースを混ぜたものをソースにして回しかけたり、トマトケチャップを添えてもおいしいですよ！

意外と具沢山で、見た目も華やかなミートローフ。

材料を混ぜてしまえば、あとはオーブン任せで作れるので、ホームパーティーにもピッタリです。

年末年始の集まりの「もう一品欲しい！」に、ぜひお試しください。

2023年も常美菜コラムをご覧いただきありがとうございました！

素敵なクリスマス、そして年末年始をお迎えください。

＜参考文献＞
・「旬の野菜の栄養辞典」（エクスナレッジ）
・「からだにおいしい野菜の便利帳」（高橋書店）
・「正しい知識で健康をつくる　あたらしい栄養学」（高橋書店）
・「栄養素の通になる」（上西一弘）
・「美肌美人栄養学」（エクスナレッジ）
・「きれいな人の老けない食べ方」（SBクリエイティブ）

＜参考サイト＞
食品成分データベース

Editor：Tomomi Watanabe, ふじのあやこ

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