NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「起きるのが楽しみになる、旅するスープ」。
日本全国を飛び回りながら、食のプランナーとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニストちさとさんが、週末の朝が待ち遠しくなるようなスープレシピをお届けしていきます。
各地の旬の食材もご紹介するので、旅気分も味わってみてくださいね。
新年度が始まって、緊張したり、慣れないながらも奮闘したりしている方が多いのではないでしょうか。
そんな時こそ、おうちで自分を労わる時間を大切にしたいですよね。
今回の旅先は、和歌山県。
味噌や醤油、かつおぶしなど、日本食に欠かせない調味料のルーツが全てあるとされる、食の宝庫です。
その中でも今回は、和歌山の名産である「梅干し」と「山椒」を使ったレシピをご紹介します。
梅干しで作る、トムヤムクン風スープ
暖かくなってくると、ふとした時にトムヤムクンを食べたくなりませんか?
でも、おうちで作るのは少しハードルが高い…。
そんな時に手軽に作れるよう、梅干しで再現してみました。
ハーブをたくさん使った本格的なものとは違うのですが、「トムヤムクンが食べたい!」という気持ちを満たしてくれる味に仕上がりました。
材料(2人前)
・パクチー…お好みの量
・むきエビ…お好みの量
・生姜…ひとかけ
・梅干し…10g
・片栗粉(むきエビを洗う用)…小さじ1
・塩(むきエビを洗う用)…小さじ1
・牛乳…200ml
・ラー油…お好みで【A】
・ナンプラー…5g
・豆板醤…5g
・砂糖…3g
・中華スープの素…2g
・水…200ml
・米油…15g
作り方(調理時間:10分)
1.パクチーの葉は食べやすい大きさに、茎はみじん切りにする。
根はきれいに洗って取っておく。
(パクチーは根が一番香りが強いので、出汁を取るのに活用します。)
生姜の皮を剥き、千切りにする。
2.梅干しの種を取り除き、フォークでペースト状にする。
3.むきエビに片栗粉と塩を揉み込み、水で洗い流す。
(片栗粉と塩で揉み洗いをすることで、汚れや臭みが取れます。)
4.鍋にパクチーの根、生姜、梅干し、【A】を全て入れ、沸騰したらむきエビを加える。
5.エビに火が通ったらパクチーの根を取り除く。
牛乳を加え、沸騰直前で火を止め、パクチーの茎と葉を加えて予熱で火を通す。
器に注ぎ、お好みでラー油をかけて完成!
スープのお供:
ツナと山椒の炊き込みご飯
家にあるものをそのまま炊飯器に入れるだけで、手軽に作れる炊き込みご飯です。
バターと山椒の香りが食欲をそそります。
トムヤムクンスープとの相性も抜群です。
材料
・お米…1合
・ツナ(シーチキン)…1缶(70g)
・バター…10g
・塩…4g
・水…適量
・粉山椒…適量(たっぷりがおすすめ)
作り方(調理時間:50分 ※炊飯時間を含みます)
1.お米を洗い、適切な量の水(通常の炊飯より少なめがおすすめ)を入れる。
2.ツナ(油ごと)、バター、塩を入れ、炊飯する。
3.器に盛り、山椒をたっぷりめにかけて完成!
ツナとバターのまったりとした旨みを、山椒が引き締めます。
今回ご紹介したのは、梅干しやツナなど、おうちに保存食として置いておけるもので気軽に作れるレシピ。
環境の変化はコントロールできなくて、もやもやしたり、大変だったりすることもあるかもしれません。
そんな中でも、身近な食材を活用して、食べたいときに食べたいものを食べることが、ご機嫌に過ごすきっかけになりますように。
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