NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「起きるのが楽しみになる、旅するスープ」。
日本全国を飛び回りながら、食のプランナーとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニストちさとさんが、週末の朝が待ち遠しくなるようなスープレシピをお届けしていきます。
各地の旬の食材もご紹介するので、旅気分も味わってみてくださいね。

あっという間に、春の陽気になってきましたね。

ミモザや梅が咲いていたり、スーパーに春野菜が並んできたりと、うきうきしています。

今回の旅先は、福岡県。

野菜も魚もお酒も、言わずと知れたおいしいものの宝庫。

景色も美しい糸島市には、日本で一番売上の大きいJAの直売所もあり、食好きにはたまらない県です。

今回はその中でも外せない、「あまおう」と「明太子」を使ったレシピをご紹介します。

甘酸っぱいあまおうのスープと、甘じょっぱいフレンチトーストでどんどん食が進みます。

フレンチトーストを前日に漬け込んでおけば、きっと朝が楽しみになるはず…！

あまおうのスープ

材料（2人前）

・ギリシャヨーグルト…50g程度
・ディル…適量

【A】
・いちご（あまおう）…約8個（180g程度）
・はちみつ…大さじ2
・レモン汁…大さじ1と1/2

作り方（調理時間：10分）

1.いちごを飾り用に少し取り分け、薄くスライスする。

2.【A】の材料を全て合わせ、滑らかになるまでハンドブレンダーやミキサーで攪拌し、冷蔵庫で冷やす。
（※ハンドブレンダー・ミキサーが無い場合は、フォークでいちごを潰して、はちみつ・レモン汁と混ぜてもOKです！）

3.器にギリシャヨーグルトを盛り、周りに【2】のスープを流し入れ、ディルを飾って完成。

（※ギリシャヨーグルトを盛るときは、スプーンをお湯で濡らしてからすくうと、きれいに盛り付けられます。）

スープのお供：
明太子フレンチトースト

材料

・食パン（6枚切がおすすめ）…2枚
・明太子…30g程度
・卵…2個
・砂糖…大さじ1
・牛乳…200ml
・バター…10g

【A】
・ギリシャヨーグルト…50g
・レモン汁…小さじ1
・塩…ひとつまみ

作り方（調理時間：10分※漬ける時間は含みません）

※食パンの漬け込みは、前日に行っておくのがおすすめです！

1.食パンを半分に切り、格子状に軽く切り込みを入れる。

2.ボウルに卵を割り入れ、軽く溶きほぐす。
砂糖を加えたら、卵黄と卵白が均一になるようにしっかり混ぜる。

3.【2】に牛乳を30ml程度ずつ加え、都度よく混ぜる。

4.チャック付きの袋に食パンを1枚入れ、【3】の液を半分入れる。
もう1枚入れ、残りの液も加える。

冷蔵庫に入れ、5分経ったら袋ごと裏返し、冷蔵庫で一晩寝かせる。
（※朝にこの工程をする場合は、30分程度の漬け込みでも大丈夫。
ちょっとさっぱりとした仕上がりになります。）

5.【A】を混ぜ合わせ、ソースを作る。

6.フライパンにバターを入れ、弱めの中火で溶かす。
【4】のパンを入れ、弱火でじっくり焼く。
表面がこんがりしたら裏返し、同様に焼く。

（※焦らず、弱火で加熱するのが失敗しないポイントです。
フライパンにパンがくっついた場合は、フライ返しでゆっくり剥がしてからひっくり返してください。）

7.箸やトングで持ちながら、側面も焼いたら器に盛る。

【5】のソースをかけ、明太子とディルをのせれば完成！

お好みで、ブラックペッパーやオリーブオイルをかけてアレンジしても美味しいです。

漬け込みさえできていれば、朝の準備は20分程度。

年度末で少しバタつく季節ですが、完成したピンク色のプレートが、春の訪れを喜ぶきっかけになればうれしいです。

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