NEXT WEEKEND DATE

こんにちは。コンテンツプランナーのやすよです。

NEXTWEEKENDでは2022年8月から約4ヶ月に渡り、栃木県庁とのプロジェクト #DiscoverTochigiをお届けしてきました。

#DiscoverTochigiとは

#DiscoverTochigi2022開催!今年のテーマは「理想の暮らしを叶えるための第一歩。ショートステイから始める地方移住」

理想の暮らしを叶える女性を増やしたいという想いを持つ栃木県庁とのコラボレーション企画。
2019年から毎年秋、理想の暮らしを叶えるための「地方移住」という選択を、様々な角度から紐解いてきました。

人生においてアップデートを重ねていく、暮らし。

マイホームを持っている・賃貸に住んでいる、といった環境に関係なく、充足感に溢れている方も、今の暮らしにまだまだ満足していないという方も、それぞれいらっしゃると思います。

ただ、どんなライフステージだとしても、自分の理想的な条件を、1つの住まいで100%叶えるということは、なかなか難しいことです。

そして人生100年時代、限りなく選択肢が広がっている今の世の中で、住む場所を1ヶ所に限定するという選択は、あまりにももったいないこと。

「移住」と聞くと、その1ヶ所を選んでくださいと言われているようで、大きな決断はできないと感じてしまう方もいるかもしれませんが、週末だけ移住をしたり、2拠点を行き来したり、実は様々なスタイルがあるのです。

今の暮らしでは叶わないことを、違う土地で叶えてみる。

それぞれの土地の良さと、叶えたい条件をリンクさせて、「移住」という選択で暮らしを豊かにしていく方法があっても、良いと思うのです。

そこで今年は、“理想の暮らしの試着をしてみる”という観点で「ショートステイ」をテーマに、地方移住の魅力を様々な角度から紐解いてきました。

【栃木で暮らすあの人に聞く、ショートステイのすすめ 】

vol.1 宇都宮編「新旧の人が交わり独自のカルチャーが生まれる、宇都宮市大谷町での暮らし。」
vol.2 佐野市編都会からすぐ。自然の恩恵を受けられる土地で自分を取り戻す、佐野市での暮らし。」
vol.3 益子町編「ものづくりの里で人と繋がりながら、家族ぐるみで営みを楽しむ、益子町での暮らし。」
vol.4 日光市編「伝統文化や大自然をめぐる、日光市でのショートステイ」

【栃木暮らしレポート】

vol.1 栃木に行って“食べる”なら?
vol.2 栃木に行って“遊ぶ”なら?
vol.3 栃木で“暮らす”なら?
vol.4 栃木で“働く”なら?

2022年9月10日開催!Youtube配信
「理想の暮らしを叶えるための第一歩。ショートステイから始める、1.5拠点生活という選択。」

vol.1 「那須塩原市自宅から中継!理想の暮らしを叶えた、地方移住ヴァーチャルツアー」
vol.2「日光市から中間報告!5日間で叶う移住ファーストステップ 秋の日光ヴァーチャルツアー」

 

そして企画の最後には、今回の#DiscoverTochigi企画を通して地方移住に興味を持った方、具体的に行動に移したい方が集い、久々のリアルイベント「理想の暮らし会議〜イベント中に完成させる!自分だけの移住イメージマップ〜」を開催しました。

実際に栃木県に移住をした3名のゲストをお招きした、暮らしへの考え方や選択の幅広さを知るためのスペシャルトークショー。

そして理想の暮らしに対するイメージや、「そうそうこれがしたかった!」という素直な気持ちを可視化するワークショップも開催しました。

終了後実際に栃木県へのショートステイを決めた方がいたほど、理想の暮らしへの解像度が上がった今回のイベント。

これまで地方移住に対して抱いていた疑問や不安が、するりと解けていくような、新しい気づきで溢れた機会となりました。

そこで今回は、トークショーやワークショップの中で挙がった、理想の暮らしを叶える道標となるポイントを、イベント当日の様子を交えてご紹介したいと思います。

このレポートを読み終えた後、今の暮らしの延長線上に、地方移住という選択肢が広がっていたら嬉しいです。

 

こんな方が参加しました

今回参加されたのは、主に都内近郊にお住まいのみなさま。(お一人北海道からご参加くださいました!)


▲秋の一輪挿しを席札としてご用意しました。ネームプレートもお土産のひとつに!

参加するにあたって、事前に移住をどの程度想像しているのか伺ったところ、共通して以下が圧倒的に多い意見に…

・完全移住というよりも、2拠点や多拠点に興味がある!
・仕事や経済面に不安がある…
・自然が豊かで、都心にも出やすい街を探りたい

みなさまの関心に応えるべく、こちらの3名のゲストに登壇いただきました。

佐野市にUターン移住をした、ヨガインストラクター・アーユルヴェーダセラピストの尾花理恵子さん。

東京から益子町へIターン移住をした、Natural Bakery日々舎店主の池田絵美さん。

東京から那須塩原市へUターン移住をした、NEXTWEEKED副編集長の渡邊友美

約1時間のトークショー「体験者に聞く!理想の暮らしを叶えるための地方移住」で伺ったことは、こちらの5つ。

・移住をする上で大切にしたことは?
・移住前と移住後、どんな変化がある?
・今住む地域のおすすめポイント
・この暮らしの魅力とリアルな問題
・これから挑戦したい栃木暮らしの野心

 

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「心も身体も健康な、丁寧な暮らしができる」
「趣味や好きなことに時間もお金も使えるようになった」
という暮らしの変化から、

「東京住まいと比べて家賃が半額以下になった」
という、住んでみてわかる情報まで…!

移住経験者が語る、気になるあれこれをざっくばらんにお話いただきました。

佐野市、益子町、那須塩原市それぞれの魅力も、必見です。

 

こんな移住があっていい!
ぐっと身近になる、地方移住の考え方

トークショーからワークショップまで、イベントを通して地方移住という選択が身近になるヒントがたくさん飛び交いました。

その中から4つの気付きを、ご紹介したいと思います。

 

今の仕事を諦めなくていい


▲Instagramマガジン「栃木暮らしレポート渡邊友美 編より

#DiscoverTochigi企画を通して毎年質問や不安の声をいただく、移住した場合の仕事環境。

新天地で新しい仕事にチャレンジしたい!という動機が移住のきっかけになる方もいらっしゃいますが、「地方移住」と聞くと今の仕事を辞めて現地で新しい仕事を探さねば、と考える方が多い気がします。

コロナ禍に入りリモートワークが浸透していますが、通うという選択肢は非現実的だと諦めてしまうことも。

ですが例えば、栃木県那須塩原市から都内までは、新幹線で1時間15分。

9月に開催したオンライントークショーのゲスト、藤沼英介さんの住む栃木県小山市は、電車で1時間半程度。

イベントに登壇してくださったゲストのみなさまも、仕事に応じて都内へ通勤しています。

実際のところ、都内や都内近郊に住んでいてもそれくらい、もしくは2時間弱かけて通勤されている方もいるのではないでしょうか。(実はこの記事を執筆しているコンテンツプランナーやすよも、住んでいる埼玉県から会社まで1時間半かけて通っています)

だとすると、今の仕事を続けながら自然豊かな環境で暮らすという選択は、大いにあり。

そして、東京から移住を考えるなら、栃木県は距離感も環境も“ちょうど良い”土地だと再認識しました。

住む場所も生計も、全ての環境を変えるには負荷が大きいですが、全てを変える必要はないという気付きは、理想の暮らしを叶える速度をぐっと早めてくれるものでした。

 

「不便」を理由に断念しなくていい


【栃木で暮らすあの人に聞く、ショートステイのすすめ Vol.3】 益子町・池田絵美さん編より

地方は不便、というご意見を聞くことがあります。

実際に、車がないと何もできない土地は多くあるし、買い物をする場所が限られるという環境もあります。

ですが果たして、それが「不便」で悪いのかというと、そうでもないという見方も。

スーパーやドラッグストアの品揃えが都内とは比べものにならないと語ってくれたのは、ゲストの尾花さん。

佐野市へ移住をして気づいた地方あるあるなのだそうですが、生活に必要なスーパーやドラッグストア、ホームセンターは都会より圧倒的にフロアが広く、そして品揃えが圧倒的に良いそう…!

都会では店舗が小さい故に、品切れや取り扱いをしていない場面が多いものですが、そういったことはなく、1箇所で全て揃ってとても便利だと語ってくれました。

益子町に移住をして10年という池田さんは、お店や行く場所の選択肢が限られる分、東京に住んでいた頃なんとなく買い物をしていた週末の時間が、趣味や本当に興味のあることに集中できる時間になったそう。

その分無駄遣いがなくなり、本当に好きなことに投資できるようになったといいます。

「不便」という言葉はネガティブに捉えがちですが、不便が故に、暮らしに工夫が生まれ、本当に必要なことに目を向けられる。

それは情報やもので溢れている昨今、ちゃんと自分の軸を持つ大切な環境だと、トークショーを通して気付かされました。

 

永住すると、決めなくてもいい


【栃木で暮らすあの人に聞く、ショートステイのすすめ Vol.2】佐野市・尾花理恵子さん編より

移住と聞くとどうしても、その場所にずっと住み続ける前提で、老後や子どもの大学のことまで見据える壮大なプロジェクトとして捉えがちです。

この記事の冒頭でもお伝えしましたが、人生100年時代、この選択肢の多い時代に、それはとてももったいないこと。

那須塩原市に住む渡邊は、約2年ほどかけて注文住宅を建て、2022年初夏に東京から移り住み新しい暮らしをスタートさせていますが、そこに住むことは一旦10年先までのことを考えて決意したそう。

自分のライフステージも、家族の価値観も、子どもの成長も、全てが日々アップデートされているのだから、今の理想をずっと継続しつづけていても、未来の自分の理想に沿うかどうかはわかりません。

「どうせ引っ越すから」という気持ちではなく、留まらない選択ができる余白を残して、今の自分にとっての理想に向き合っていく。

そんな考え方ができるなら、移住という選択は引越しと同じ感覚で捉えられるのではないでしょうか。

 

イメージから土地を選んでいい

イベントでは、「移住イメージマップ作り」というワークショップを行いました。

真っ新なキャンバスに、暮らしの4軸「住む」「暮らす」「食べる」「遊ぶ」の理想の写真をコラージュ。

テーブルに広がるデザイン紙や、メモ用紙も自由に貼り重ねて、自分の理想を詰め込んだマップボードを作っていきました。


▲コラージュ用に並べた和紙は、益子町で活躍する和紙ブランド FUURO paperさんにご協力いただきました。益子焼の素焼きを砕いたものや、益子町に咲く草花が織り交ぜられた和紙も…!

 

家を選ぶ時、もちろん住みたい街から選ぶ方も多いかと思いますが、住宅情報サイトで住宅の設備面や間取り、徒歩数分内の環境を注視しがちです。

ですが暮らしを選ぶ上で一番の軸になるのは、自分がどんな景色の中で過ごし、どんな体験をしたいのかという、心地よさを感じるポイント。

抽象的かつ細かなこだわりかもしれませんが、その軸があってこそ、心地よい暮らしに繋がるはずです。

どんなに機能的な環境でも、窓から見える景色、毎日通る道、寄り道したい場所に「やっぱりいいな」と満足できなければ、理想の暮らしとはかけ離れてしまいます。

理想とは、自分の素直な気持ち。

まずはその理想を可視化するために、それぞれ1枚のキャンバスを彩っていただきました。

今回コラージュした写真は、全て#DiscoverTochigiで取り上げた栃木県のスポットや食材の写真。

心赴くまま心地よいと感じる写真をコラージュしていただいた後、実際どの地域の写真を多く使ったのかを振り返っていただき、どんな場所に魅力を感じるのかを棚卸ししました。

「知的・文化的雰囲気が溢れる益子町があっているみたいです」
「明るく自然のコントラストが美しい佐野市に魅力を感じました」

そんな感想が飛び交いました。

理想の暮らしを叶えるためには、近い・遠い、安い・高いといった条件面から考えるのではなく、イメージから捉えてみると、住む街も住まいの形も、軸をもって選択できると感じられる体験になりました。



▲言葉では伝えきれないディテールも、可視化することで家族にもシェアしやすい!

移住を見据える上でのファーストステップとして、イメージから集めてみること。

難しいことは一旦置いて、家族でそれぞれのイメージを共有しあってみると、“今の理想”にベストな土地が見つかるかもしれません。

 

 

他にもこんなお楽しみをご用意しました

参加者のみなさまには、ゲストの池田さんが店主を務める日々舎のおやつBOXをお楽しみいただきました。

この日のために作ってくださった、サクサクホロホロのクッキーにスコーン、栃木県のりんごを使ったパウンドーケーキまで…!


お配りした“理想の暮らしプランニングシート”。

暮らしの中で大切にしたいこと、譲れないことをグラフ化するページや、今の暮らしと理想の暮らしの条件を比較するページなど、書き進めることで暮らしの解像度が上がる1冊です。

地方移住に関心を持つみなさまにお集まりいただいただけあって、交流タイムは話が尽きません…!

栃木県の各地域のリーフレットもずらりと並び、気になる地域のものを自由にお持ち帰りいただきました。


暮らしに向き合う時間ということで、お子様やパートナーとの参加も歓迎しました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!


▲※写真撮影の際のみマスクを外しています。

 

いかがでしたでしょうか。

このレポートを通して、「移住って案外ハードルが低いかも…!」と感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。

そして、まだ具体的なことは決まっていなくても「理想の暮らしを叶える街に出会いたい!」と感じたなら、ショートステイから始めるのがおすすめです。

気になるさまざまな土地で、旅行ではなく暮らす観点で過ごしてみる。

すると「理想の暮らしってこうだよな」「今の暮らしで叶っていることもあるな」と、少しずつ理想の暮らしへのピントが合っていくはずです。

記事連載【栃木で暮らすあの人に聞く、ショートステイのすすめ 】では、栃木県宇都宮市・佐野市・益子町・日光市の、おすすめショートステイプランを無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【栃木で暮らすあの人に聞く、ショートステイのすすめ 】

vol.1 宇都宮編「新旧の人が交わり独自のカルチャーが生まれる、宇都宮市大谷町での暮らし。」
vol.2 佐野市編「都会からすぐ。自然の恩恵を受けられる土地で自分を取り戻す、佐野市での暮らし。」
vol.3 益子町編「ものづくりの里で人と繋がりながら、家族ぐるみで営みを楽しむ、益子町での暮らし。」
vol.4 日光市編「伝統文化や大自然をめぐる、日光市でのショートステイ」

ショートステイも立派な「移住」。

季節ごとに通う1.5拠点生活というスタイルを楽しみながら、その先に、どんな選択が自分にとっての理想の暮らしなのかを選択できたら嬉しいです。

1人でも多くの方が、心地よい暮らしを叶えられることを願って。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

Writer: Yasuyo Hiruma
Photo: Maya Masuda
Design Director: Ai Inoue

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