こんにちは、NEXTWEEKEND STORE広報の出分です。
この日記を書いている本日は、2歳の息子が風邪をひき、自宅保育2日目。
終わっていないタスクをどうしようか…と考えながらトースターでパンを焼いていたら、設定温度を間違えて真っ黒に。
ちょっと焦げ臭くなってしまった部屋の中でパソコンに向かっています。
(子育て2年生。初めてじゃないこの状況に自分なりの対処方法が少し身についてきましたが…もうちょっと器用にできないものかと思うことも。)
さて、今回のお題は「今の場所から、子どもを通して見える景色」。
自我も芽生え、イヤイヤ期が混在している息子との日々は、感情が忙しい日々。
一生懸命知っている言葉を並べて話してくれる姿が愛らしいなと思ったら、急に大人みたいなことを言って驚いたり、自分の思い通りにならなくて喚いてしまったときはどうしたら良いか真剣に悩んだり…。
でも、そんな日々の中で子どもを通してハッとさせられる瞬間が最近多いのです。
なんというか、忘れてしまった大事なことを思い出す感じ。
今回のお題にも通ずるところがあると思うので、まとめてみたいと思います。
今の場所から、子どもを通して見える景色
思い込みのないシンプルな視点
不足はマイナスではないこと
素直で真っ直ぐな表現ができること
思い込みのないシンプルな視点
ある日、息子がお気に入りの絆創膏をアヒルのおもちゃに一生懸命貼っていました。
それを見た私は思わず「アヒルさんには絆創膏貼らないよ!」と言ったところ、息子は大泣き。
実はその頃、息子はアンパンマンの絆創膏が大好きで身体の至る所に貼っていました。
だから今回のことも、遊びの延長で貼っているとすぐに思ってしまい、ちょっとキツめに言ってしまったんですよね。
だから息子もなかなか泣き止まなくて。
どうやって説明したら理解してくれるだろうか、と頭をグルグル…。
まずは息子の気持ちを聞かなくてはと思い「どうしてアヒルさんに絆創膏貼ったんだろう?」と質問。
すると息子は「アヒルさんが痛かったから」と泣きながら話し始めてくれました。
よくよく聞くと、息子はアヒルさんを高いところから落としてしまって怪我をしたと思い、絆創膏を貼ってあげたとのこと。
息子は全然悪いことなんてしてなくて、ちゃんと思いやりの心が育っている素晴らしい出来事だったのに…と母は反省。
息子に「遊んで貼っている」と勝手に思い込んでしまったことを謝り、アヒルさんをちゃんと気遣ってくれたことにお礼を言いました。
大人になると経験だけは増えていくからか、自然と憶測や思い込みが増え、勝手に複雑な感情になってしまうこともしばしば。
子どものシンプルで、素直な視点・行動は、子どもと接するときだけでなく、日々色々な人と関わるときにも忘れないようにいしたいと思った出来事でした。
不足はマイナスではないこと
子どものものを買うときは、慎重な我が家。
夫と話し合い、未来を考えたときに必要であると思えば多少高いものでも買うこともあるし、一時的なものであれば本当に必要かどうかよく検討して判断します。
以前、息子が毎日のように「〇〇欲しいなぁ…」とうっとりしながら眺めていた電車のおもちゃがありました。
あんまりにも欲しそうにする様子が可哀想にも見えてきて、夫ともこんなに欲しがっているなら何かのタイミングで買ってあげようかと相談。
そんなある日、息子が別の電車のおもちゃで遊んでいる横で、夫が電化製品の箱を開けていたときです。
息子が箱の中の発泡スチロールと自分の電車のレールなどを組み合わせて「ママ見て!〇〇!」と嬉しそうに叫びながら遊び始めたのです。
確かによく見ると、電化製品の梱包材と自分のおもちゃを組み合わせたそれは、息子が欲しがっていたおもちゃの「〇〇」にも見える!
それから息子は「〇〇欲しい」と言わなくなりました。
欲しいものに関して「買う・買わない」という判断軸になりがちだったり、買ってあげられないことを「可哀想かも」と思ってしまったりと、不足していることをマイナスなことだと思いがちだった自分を反省した出来事でした。
この他にも、お皿に並んだクッキーが顔に見えたこともあったようで、とっておきの大発見をしたみたいに大喜びしたり…。
純粋な瞳を通してみると、目の前にうつるどんなものも宝箱みたいで過不足とか関係ないのだと思います。
素直で真っ直ぐな表現ができること
ここまで振り返ってきたなかでも一番ハッとさせられたのは、やはり子どもの素直な感情表現かもしれません。
2歳だと語彙力はそこまでないから「嬉しい」「すごい」「きれい」「びっくり」とかちょっとありきたりな言葉ではありますが、心から感じて発していることって伝わるんですよね。
何より目の輝き、声の力、伝えるパワーがすごい。
だから伝えてくれたときとっても嬉しいのです。
(かけてくれる言葉だけでなく、絵とか行動でも素直な表現から感じることがいっぱい。)
大人になると、とにかく難しく考えてしまうこともあるけれど…やっぱり素直に気持ちを伝えるってお互いに気持ちが良いこと。
リモート環境も定着し、リアルの場が減ってしまったこともあって感情が伝わり辛くなっていますが、ちゃんと伝えることを大切にしたいです。
ここまで書いてみると、改めて子育ては自分育てだなと思いました。
かつては自分もそうだったのかもしれないけれど、大人になると忘れてしまっていっている大事なことを、子育てをしながら学ばせてもらっていることに感謝です。
次のバトンは、コンテンツプランナーのやすよちゃん。
撮影やイベントなど現場対応も多く、状況によっては現場に息子さんを連れて、おぶりながら奮闘することもしばしば。
あの冷静なやすよちゃんも慌てている姿を見ることもあるし(内心、やすよちゃんもそんなことがあるんだと安心しています)、きっとまた以前とは違った景色を見ながら走ってくれているんだろうな。
そんなやすよちゃんの子育て交換日記、楽しみです。