こんにちは。NEXTWEEKENDコンテンツプランナーのやすよです。
現在育休中の身ではありますが、少しずつコンテンツのお手伝いを始めており、この度晴れて経理のでわさんからバトンを受け取らせていただきました。
自分が母になることすら想像していなかった頃に始まり、ずっとずっとファンだった子育て交換日記。
他の連載や記事とは違い、メンバーそれぞれの愛情深さと人間っぽさがぎゅっと詰まっていて(日々のエピソードやユーモアに爆笑すること多々)子供がいない立場でも、幼少期を振り返るきっかけになったり人として大事にしたい言葉が見つかったりと、なんと有益な連載だこと…!と思っていました。
そんな愛すべきこの交換日記のメンバーに仲間入りできて、感無量です。
さて我が家の家族構成は、1つ下のお調子者・おしゃべり・雑・見た目に反し心配性な夫(野性爆弾のくっきー!さんと同じ系統の見た目です)と、冷静・無口・完璧主義の割におおざっぱな私、毎日家の至る所でつかまり立ちし、あらゆるものをニギニギペロペロする研究熱心な7ヶ月のおかっぱ息子です。
私たち夫婦は出会って9年、結婚して丸5年なのですが、息子が産まれるまでは個人プレー形態でした。
夫は仕事上、月の2/3は地方出張で家におらず、私も立ち止まると死んでしまうマグロのような性格なので、それぞれ好きなことを、好きなタイミングで。
付き合った当初共通の友人から3度聞きされるくらい正反対な性格の2人なのですが、お互いが良い刺激になり、「夫婦」というよりはそれぞれの楽しみを分かち合う「パートナー」という言葉がふさわしい関係でした。
それが今では、「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」を掛け声にスクラムを組んでいるかのごとく、同じ歩幅で同じ方向を見つめるチームと化したのだから、子供という存在は大きいなあと実感しています。
と、前置きが長くなりましたが本題へ。
今回のお題は「子育てをしていて嬉しかった言葉、励まされた言葉は?」。
息子を出産したのは新型コロナ第4波真っ只中だった昨年5月。
立ち合い・面会はおろか、産院に足を踏み入れることすら許されず、産院の向かいにある高校の警備員さんに不審者扱いされ、ソワソワしすぎて財布を落とした夫と、助産師さんの言うこと全てに「わかりました」と答え、一人粛々と出産した私のもとに、息子は無事元気に産まれてきてくれました。
なかなかのイレギュラーな環境でしたが、まさに我が家らしく笑えるお産から、全てが始まったなあ。(コロナ禍で出産されたお母さんたち皆様とエア握手したいです!)
そこからたった7ヶ月間、されど7ヶ月間。
記憶に新しい言葉の数々が浮かんできますが、特に心に色濃く染みている言葉を3つご紹介できたらと思います。
友人から息子への「頑張って産まれてきたね」
夫の「子供が産まれても、優先順位は変わらないに決まってるじゃん」
先輩ママの「抱っこさせて」
友人から息子への「頑張って産まれてきたね」
この言葉は、弊社の営業・広報であり、同じく交換日記メンバーであり、私の高校の同級生でもあるあやのがくれたもの。(16歳からの付き合いなので、もはや「友人」と表記することすら違和感を感じるほど、腐れ縁というか、血が繋がっているんじゃないかと思うほどの距離感にいる存在です)
出産したママへの労い&子供への「可愛いね」はたくさんいただくのですが、あやのが初めて息子に会いにきてくれた時、私と同じく痛い思いをして 産まれてきた息子へ(母体の何十倍も新生児の方が痛いそう…)「頑張って産まれてきたの〜♡」と第一声。
その頃私は出産による身体のダメージに心砕かれ、子育てというより痛みとの闘いで頭がいっぱいだったのですが、この世に産まれるためにこの子も力一杯頑張ったんだな…!と気付かせてくれて、そして心から息子が産まれてくるのを待っていてくれた気がして、はっとしたのを強く覚えています。
頭ではわかっていても、なかなか第一声で言えない言葉。
さすが2児の母であり、弊社の松岡修造と言われるだけある、愛の深い相棒だから言えたのだと思っています。
その後どんなに身体が痛くても、1日中抱っこで身動きが取れない時も(笑)「君頑張ったもんね」と割り切って、愛しさ100%で息子に向き合うことができました。
夫の「子供が産まれても、優先順位は変わらないに決まってるじゃん」
子供が産まれたら、家族全員子供ファーストになると1ミリも疑うことすらなかった私。
出産前後は里帰りをしていたので、私の実家へ通ってくれていた夫は、家に来るたびに「どんな状況でも安代が一番!」と、私の心身を第一に気遣ってくれていました。(夫にそんな懐の深さがあるとは…!笑)
産後の肥立ちが悪かったこともあるのですが、定期的に身体の回復具合を聞いてくれたり、晴れの日には気分転換に連れ出してくれたり、朝息子と遊んで私が一息つく時間をくれたり。
よく「パパ・ママ」の関係性になってしまうと聞くけれど、産後も「パートナー」としての日々を紡ぎ、変わらない空気感でいてくれたことに、精神的にも身体的にも大きく救われました。
母になったとはいえパーソナリティを変えられるわけではないし、変える必要もない。
「辛い」「しんどい」と言ってもいいし、自分のやりたいことを優先したっていい。(もちろん子供の安全とごきげんは確保しつつですが…)
そう思えて、育児と心のバランスが取れたのは、夫の言葉が心の支えになったからでした。
世のお父さん方、この言葉、全力でおすすめです…!
先輩ママの「抱っこさせて」
このシンプルなワードが、これほどまでに心強いとは…!!
初めての育児、どこへ行っても誰と会っても「ご迷惑をおかけしないだろうか…」と思ってしまうのが新米ママの性。
息子を抱っこ紐から一時も降ろさず、あやしながら人と会ったり、食事をすることもしばしばでした。
ですが出先でこの言葉をかけてくれた瞬間「あぁ、一人で気張りすぎなくていいんだな」と、肩にずっしりのし掛かった重りを降ろせた気がしました。(息子を預けられて、物理的にも軽くなって一息つけるありがたみといったら…!笑)
とあるレストランで、先輩ママとソファ席になんとか息子を寝かしつけ、2人でゆっくりランチを楽しんだ時は「こんな過ごし方があっていいのか!」と眼から鱗。
つくづく、子育てはみんなでするものだなと思います。
これまで友人の子供に会っても「抱っこしたいけど、私なんかがいいかな…」なんて遠慮していましたが、これからは率先して抱っこさせて!!と前のめりに行こうと誓った一言です。
まだまだ始まったばかりの子育てですが、いただいた愛をしっかりキャッチして大きく膨らませて、また違う家族へ循環させられるよう、小さな会話や出会った人とのつながりを大切にできたらいいなと思います。
次のバトンは、ボスの萌さんに戻します。
いつか2人で面談をしている時「子供ができると、ほんっっっとうに景色が変わるよ!」と、その頃娘の杏ちゃんを通して見つけた視点を教えてくれたボス。
その言葉で、子供を持つのが楽しみで仕方なくなりました。
子育てを「大変なこと」ではなく「楽しいこと」として過ごしてこれたのは、ボスの愉快な子育て方針のおかげです。
次のお題も、楽しみにしています!
Illustration:Chiharu Nikaido