こんにちは。
NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、毎月その月のテーマを掲げて過ごしています。
同時に私たちが考えた、「今月叶えたい」と思っているWISHLISTは以下の3つ。
私は、毎月この3つのWISHLISTに合わせて3本の記事を書いています。
今回は1つ目の「“今”にタイトルをつけてみたい」について。
この記事を書くにあたって、なんとなく自分のデスク脇にある本棚から、7年前に初めて出版させていただいた本を開いてみたのですが、
(「カスタマイズ・エブリデイ −コーヒーは、ダブルトールノンファットエキストラホットラテ−」という若さあふれる全力横文字タイトル)
最初の章が「目の前の時間に、キャッチコピーをつける」というもので、まさに今回の記事で書きたいこととまったく同じでした。
それを感じて、7年もの間、自分は成長していないのか…?と思うよりも、もはやこの月日を通して、自分の中では仮説を確信するとか提案したいというより、完全なる価値観として築かれたなぁと思いました。
本の中では、まず“朝”というシーンを例に出して、説明しています。
たとえば今、目の前をパシャッと写真に撮った時、それはどんな朝ですか?
・とびっきりのパンが待っている朝
・大切な人と過ごす朝
・TO DO LISTを片付けてしまう朝
・ずっと作りたかったあれを作る朝
…など、なんでもいいのです。
ただ、そうやって言語化してみることで、今目の前にあるシーンを客観的に見ることができて、「もっとこうなったらいいのに」「次はこうしてみよう」という工夫やアイデアが生まれます。
そしてそれを1つでもいいから実現してみること。
それこそが、自分なりのカスタマイズの一歩で、案外、次の週末にはできちゃうようなことだってたくさんあるはずです、という話です。
7年前に書いた言葉ですが、今あらためて2020年の11月のWISHLISTの中に「“今”にタイトルをつけてみたい」というものを入れたのは、今年という1年が、冒頭にあるように毎日の境目があまりにも分からない日々だったから。
秋になって冬が近づいて、1年の終わりが見えて始めて、今年という年がひとつのかたまりとして見えるようになってくるのが、今のタイミング。
だからこそ、日々の情緒を見逃さず、タイトルをつけてみることで、カスタマイズポイントが見つかるだけでなく、「あ、何かにモヤモヤしている気がしていたけど、今送っている自分の生活って、すでに理想的なんだ」と気づくことだってあるはずです。
その習慣をつけることで、なんでもないような毎日がもっと愛しくなって、明日が少し楽しみになったらいいなと思っています。
雨降る寒い月曜日も、家での仕事が増えてカオスになったリビングも、目の前に起きることに、最初からポジティブかネガティブかがセットになっているのではなく、思い出に色をつけるのは、それをインプットする自分の感情次第。
感動する人生を送っている人は、毎日ドラマティックなことばかりが起きるのではなく、目の前のことにちゃんと感情を動かしているから。
そう思っています。
2020年もあと少し。
特別なことをしようと焦らなくても、まずは目の前の“今”にタイトルをつけてみること、7年経ってもやっぱりおすすめです。
引き続き、良い11月になりますように。