「NEXTWEEKENDを一緒に作る、47都道府県の日常編集者」こと、Weekender編集部のみなさんからのアイデアで構成しているこちらの記事シリーズ。
編集長の村上萌がコメントを担当しています。
毎月、季節を楽しむ月間テーマを掲げ、1ヶ月をめいっぱい楽しむことを提案しているNEXTWEEKENDですが、今月のテーマは「心にしまわないうちに」。
みんなで楽しむSNSのハッシュタグは #小まめアウトプット です。
個人的な話ですが、四季の中で秋の花が1番好き…!
自然の織りなす色や形の美しさが凝縮されている気がして、花にも葉にも、とにかくわくわくしてしまう、そんな季節。
今回は「指名買いしたい秋の花」というテーマで、47都道府県の日常編集者ことWeekender編集部のメンバーから、それぞれが指名買いした秋の花を聞いてみました。
次回お花屋さんに行った際にでも、探してみていただけたら嬉しいです!
秋の野花らしくのびのびとしたイメージで活けてみました。
(奈良の日常編集者)
いいですねぇ。
ホトトギスの指名買いは、アイスクリーム屋さんで柚子を選ぶくらい渋くてかっこいい気がします…!
花言葉を調べてみたら「永遠にあなたのもの」なんですって。
なんだか一途っぽさと魔性っぽさを兼ね備えた深みがありますね…。
お月見のお供におすすめですし、和室にも合いそうな風情を感じます。
(フラワーフォトグラファー/ライター)
のばらの実、この季節に大好きです!
去年の秋はスマホの待ち受けにもしていたような…!
酒器を花瓶に見立てるなんて、なんと粋な…!
風が気持ち良い夜は毎晩のように娘とお風呂上がりにお月見していますが、今度はこんなふうに、和風な時間も過ごしてみようと思います。
どちらも季語になっており、想いを込めて詠まれてきた花。
高浜虚子のワレモコウの一句を昔の文字、仮名で添えてみました。
吾(われ)も亦(また)
紅(くれない)なりと
ひそやかに
「私は目立たないかもしれないけれど、紅をまとう花なのです」
控えめだけど、どこか秘めた情熱が感じられる素敵な一句。
今でこそ俳句や和歌を詠む日本人は少ないけれど、季節の花を愛でる心はずっと変わらないのだなと思いました。
(主婦/文字書きママ)
ワレモコウを選んでくださりありがとうございます…!(誰目線)
この花がお花屋さんに並ぶと嬉しくて、つい買って帰ってしまうのは毎年のこと。
昔、実家の庭に沢山生えてたなぁ。
「私は目立たないかもしれないけれど、紅をまとう花なのです」というセリフが、源氏物語に出てくる姫のようで、こんなに美しい字で書かれると、さらにドキドキしますね…!
ケイトウは漢字で書くと「鶏頭」で、奈良時代に中国経由で渡来したそう。
ワレモコウも「吾亦紅」という漢字名も素敵ですし、源氏物語でも和歌に詠まれるほど歴史があるのだと知りました…!
(『受けつぎごと』での9月の花のところで見つけて気になっていました!)
(音楽クリエーター)
ケイトウの漢字、結構びっくりしますよね…!
小さい頃は「毛糸」みたいだからだと思っていました。(もこもこしてるんだもん…)
いつも渋い色のケイトウばかり買ってしまいますが、ポップな色も可愛いですね。
秋のピンクも好きだなぁ〜。
野心がうずく提案、ありがとうございます!
1本でボリュームがあるので、どんと大きめなガラスの花器へ。
唐辛子とユーカリトランペットを合わせました。
少し生花で楽しんだら、ドライにするつもりです。
(花屋になりたい会社員)
くすんだ紫陽花、最高ですね。
紫陽花って、近年完全にキャラを変えつつありますよね。
それはもう幼稚園からの幼馴染が、高校になって急に背が伸びて、イケメンになったような…。
ドライにもなるので、私も引き続き秋も紫陽花楽しんでみようと思います。
お花屋さんに入ったら何か買わなくては!と緊張する日々でしたが、最近はフラっと入ってお店の方に話しかけたり、お店ごとに全然異なるラインナップを見てまわることが楽しみのひとつになっています。
(フリーランス何でも屋/2男児の母)
ひまわりもキャラ変した幼馴染の1人だなぁ。
あんなに身近な存在だったのに、急にお洒落になってすれ違っても気づけなかったりするくらい…。
茶色のひまわりなんかも好きですが、赤も素敵ですねぇ。
飾るだけではなく一度名前を調べてみよう!と思いました。
猫じゃらし=エノコログサ
ピンクのつぶつぶの花=イヌタデ
白いお花=野生のニラの花
でした!
道端に咲いているようなお花でもこうやってしつらえてあげると、生活を豊かにしてくれる事を恩師から教えてもらいました。
道端にも宝石の原石があるなぁ。
次は子どもにお散歩をしながら教えてあげたいと思います♩
(職業お母ちゃん/おてんば)
わー。野花最高です。
イヌタデは、小さい頃に野原で日々ブーケを作っていた時にかなりお世話になっていました!
ニラの花は、めちゃくちゃ可憐なのに、茎からしっかりニラの匂いがしますよね。
春に咲くニラスイセンも、大好きだけどニラ臭だった記憶が蘇ります。
久々に摘みに出かけたい…。
まだまだ残暑厳しい日もあるけれど秋はすぐそこまで来ているんだな~と感じました。
この夏出会ったお気に入りの器にさり気なく生けて、食卓に秋色を添えました。
(おでかけと、ものづくりが好きな会社員)
紅葉している葉っぱは雪柳なんですね…!素敵!
大きな葉っぱだと家に飾りづらいけど、こんなに細かい葉なら飾り方が自由に楽しめそう。
秋は実ものも可愛い時期ですよね〜!
浅い器と長めの花瓶の使い分けがとても素敵です!
秋のお洋服を選ぶように、お花も深めのボルドー色をセレクトしました。
コスモスやケイトウなど、シックな色味のお花が出てきましたね。
(7歳男の子ママ)
まぁ!上級者な組み合わせ…!
これ、どんな花瓶なんだろう…!
同色系って、洋服のコーディネートでも最近気になっています。
難しいけど、上手に組み合わせられると一気にプロっぽくなりますよね。
引き立て役にもメインにもなります。
田舎では土手でも生えている「ケイトウ・ピア」は道端に咲いているように、ざっくりと器に生けました。
(奈良県/息子と2人暮らし)
野花系アレンジ可愛い!
ケイトウピアって、カラーの猫じゃらしみたいですごく可愛いですね。
秋は大きめの草花ばかり選んでしまっていましたが、野花系探しに行きたくなりました…!
秋の味覚を楽しむ日のあったかい雰囲気に、この丸さが合う気がして選んでみました。
ドライフラワーにも適しているようなので、長い期間楽しめそうです!
小さくカットして小瓶にも入れてみましたがたたずまいが可愛くてお気に入りです。
(会社員/夫と2人暮らし)
センニチコウって、ほぼオールシーズンあって、それでいてカラーバリエーションも豊富なので本当に心強い存在ですよね。
絵本の中のようなおやつタイムにぴったりでめちゃくちゃ可愛いです!
その横に添えたのが、パンパスグラスとグレビリア。
グレビリアはグリーンと茶色のツートンカラーがとにかく格好良い。
ドライにしてリースにもスワッグにもそのままでも様になるし、グレビリアのみでリースやドライにするのもおすすめです!
(お花と自然が大好きな会社員)
干し花…!芋じゃなくて、花!
グレビリアは、ドライになって裏側がめくれてくると、格好良さがまた引き立つ、秋にぴったりの花ですねぇ。
生花を楽しんだ後の干し花、今度やってみます…!
濃いピンクのケイトウは、サマーラベンダーという名前であることを店員さんから聞いて、なんて素敵な名前だろうと心がときめきました!
(会社員/東北満喫中)
姫りんごは、本当に万能ですよねぇ。
調味料で言うと、塩麹的な…。
夏は青い姫りんご、秋になったら色づいた姫りんごと、ちょっと玄関なんかに置いておくだけでも季節感が出ますよね。
ヴィンテージカラーのカーネーションとの相性も素敵です。
名前も知らなかったけど、ひとめぼれしたセルリアを入れてもらって、秋らしいナチュラルな感じというざっくりしたオーダーで作ってもらったブーケ。
数本の切り花を買うことはあっても自分のためにブーケを作ってもらったのは初めてで、すごく幸せなプレゼントをもらった気持ちに。
季節の始まりにお気に入りの花屋さんでその季節らしい花束を作ってもらうのっていいなぁと思ったのでした。
(会社員/よく寝る夫と2人暮らし)
セルリア、私は初夏に買うことが多いのですが、こうやって秋のお花と合わせるのも、とっても素敵ですね!
英語では、セルリアをブラッシングブライドと呼び「頬を染めた花嫁」を意味するんだそうです…!
どこまでも可憐で愛らしい花!
秋も探したいなぁと思いました。
できあがっているブーケを買うのもいいけど、心に決めた花を指名買いしたり、実際にショップに行った時に目が合うお花を連れて帰ってくるのも素敵ですよね。
やっぱりこうして並んでみると、秋の花が好きだなぁとつくづく感じました。
クリスマスまでは、秋気分全開で楽しんでいきたいものです。
引き続き良い9月になりますように!
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