フードコーディネーターの鈴木麻友子さんによるコラム「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。
おうち時間が長くなり、せっかくだからと頑張って自炊する。
それにも、少し疲れてしまう日があるかもしれません。
そこで今回は、粉チーズやツナ缶、トマト缶などのストック食材を使った、パパッと混ぜるだけで作れるパスタをご紹介します。
チーズと黒胡椒のパスタ
シンプルだけどクセになる味のこのパスタは、ローマ伝統のパスタ料理「カチョエペペ」。
カチョはチーズ、ペペは胡椒という意味です。
材料(1人分)
粉チーズ…20g
バター…20g
黒胡椒…適量
パスタの茹で汁…大さじ2
作り方
1.パスタを茹でる。
2.ボウルにバターとパスタの茹で汁を入れ、熱々のパスタを入れたら、余熱でバターを溶かしながら混ぜる。
3.粉チーズを加えて、絡ませる。
(チーズは熱で溶けたあとすぐに固まってしまうので、勢いよく混ぜ合わせてください)
4.皿に盛り、黒胡椒をたっぷりとかければ完成!
本場ではペコリーノ・ロマーノというチーズを使いますが、今回は手軽に粉チーズで作ります。
できれば、ひきたての黒胡椒をたっぷり使うとより美味しくなりますよ。
トッピングするなら、半熟の目玉焼きがおすすめです。
冷たいトマトのパスタ
だんだんと暑くなるこの季節によく合う、さっぱりとした冷たいトマトのパスタ。
細めのパスタの他に、そうめんを使っても美味しく食べられます。
買い出しが億劫な日は、おうちにあるものをうまく使ってみてくださいね。
材料(1人分)
水菜…適量
トマト缶(あらごしタイプがおすすめ)…80g
すりおろしにんにく…小さじ1/2
はちみつ…小さじ1
酢…小さじ1
塩…小さじ1/2
オリーブオイル…大さじ2
作り方
1.パスタを茹で、冷水で冷やす。
2.ボウルに【A】を入れて混ぜ合わせ、パスタを絡ませる。
3.皿に盛り、水菜を切って乗せる。
トマト缶は味がすぐ馴染むあらごしタイプがおすすめ!
カットタイプを使う場合は、他の調味料と混ぜ合わせた後、味が馴染むように冷蔵庫で少し寝かせると、ソースも冷えて一石二鳥ですよ。
上に乗せる野菜は、水菜以外にもきゅうりやスナップエンドウなど、食感のあるものがオススメです。
レモンとツナの和風クリームパスタ
爽やかなレモンと、コクのあるクリームソースのパスタ。
めんつゆや柚子胡椒を入れる和風な味付けなので、うどんを使っても◎
材料(1人分)
レモンの皮…適量
ツナ缶(オイルごと)…1缶(70g)
生クリーム…100ml
レモン汁…大さじ2
めんつゆ…大さじ1/2
柚子胡椒…小さじ1/2
作り方
1.パスタを茹でる。
2.ボウルに【A】を入れて混ぜ合わせ、パスタを絡ませる。
3.皿に盛り、レモンの皮を削ってかける。
ツナ缶は旨みがたっぷりなので、オイルごと加えます。
塩加減は使うツナ缶によって調整してくださいね。
今回は広島産のレモンがあったので、きれいに洗って皮をたっぷりと削って。
彩りもきれいで爽やかな香りに癒されます。
枝豆やアスパラを混ぜても美味しいですよ。
スタイリング
白いパリッとしたクロスを使ってすっきりと。
アイロンがけが面倒な時のテクニック。
シワが目立つクロスは、霧吹きで少し濡らして敷いておくだけでも、シワがある程度伸びます。
このクロスも畳みじわがありましたが、アイロンがけはせず、このテクニックを使いました。
今回のスタイリングは、料理を作ってから考えました。
パスタのお皿は、3つとも蚤の市で買ったアンティークのものですが、さくらんぼとサラダの食器は作家さん制作のもの、グラスとピッチャーはstudio CLIPさんのもの。
同じシリーズの形や色でなくても、並べる器の雰囲気を揃えるようにしています。
日頃使っていて、「このお皿とこのお皿、意外と合うかも!」「このお皿に盛ったら料理が映えそう!」という感覚を持つと、お皿選びも楽しいですよね。
いつも同じ器ではなく、違う器も挑戦してみましょう!
ボウルで和えるだけの簡単パスタ。
おうちにある食材とも組み合わせて、パパッと作ってみてくださいね。
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