NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、遠距離恋愛をされている相談者さんからのお悩みです。

私は現在遠距離恋愛中です。
大好きなパートナーとは月に1度飛行機で会いに行ったりこちらに来てもらったりして時間を共有してました。
ですが、コロナの影響で次いつ会えるのか分からなくなってしまいとても心細い日々が突然やってきました。
今の環境や自分の心、何より大好きなパートナーとの心の向き合い方のコツが知りたいです。
遠距離恋愛の大先輩教えてください。
週末にパートナーとズームをつなぎながら萌さんのインスタライブ等を拝見しております。
その時間が今の生活の救いでもあります。
またよろしくお願いします!
(22歳・男性・会社員)

こんにちは。

宅配スーパーを利用するようになって約1ヶ月。

宅配だとハーブ系の野菜を選べないことが多くて、料理の幅が狭まるなぁというところから、ベランダ菜園を一気に拡大して、今ものすごく気持ちが豊かです。

おすすめは、タイム、ミント、ローズマリーという洋食系と、大葉、山椒といった和食系。

ほくほく。

さて…!お悩みの投稿ありがとうございます。

この状況での遠距離恋愛はものすごく不安ですよね…。

私のことを遠距離恋愛の先輩と言ってくださっていますが、確かに私も、夫と結婚するまで3年くらい遠距離をして、その後、今に至るまでの約8年はほぼ2拠点生活の中で結婚生活を続けているので、気持ちはすごくよく分かります!

ただ、「次の約束」というのが、本当に2人のモチベーションになるんですよね。

そこに向けて一緒に頑張って、楽しみにして、その時間が来たらめいっぱい大切にする、の繰り返しだから、次の約束ができない今の状況は、2人にとって目指すものが見えなくなって不安でいっぱいだと思います。

ただ、どちらかの事情のせいで会えなくなっているのではなく、一緒にこの非常事態を共有できていることは、2人にとってはすごく重要なことだと思います。

通常、遠距離恋愛でどちらかが多忙になってしまったり、大切にしたいことのペースが変わってしまうと、心の距離もできてしまうことはありますが、

この状況なので、ちゃんと一緒に向き合うことができて、むしろ今まで以上に心の距離を近づけることだって、できるかもしれません。

私もそうでしたが、遠距離恋愛でたまにしか会えないとなると、その時に何をするかを、めいっぱい楽しみにするので、あれをしようこれをしよう、と何かと予定を入れがちだと思います。

こんな時だからこそ、近況報告だけでなく、わざわざ自分たちの内側に向き合って、思想の共有(言い方かたいな…)ができると、2人にとって良い期間になる気がします。

たとえば、今後の人生で2人で行きたいと思っている場所、小さい時に経験して嬉しかったこと、この数年で極めたいと思っていることとか、夢みたいなことだっていいと思います。

相手の価値観を分かっているつもりでも、「この日会えるね、何しようか」から始まると、その会話の中では、なかなかお互いの考えに触れることはできないかもしれません。

もちろん、日頃の小さな言葉選びがその人の考えそのものだとは思いますが、こんな時こそ、お互いに気づいていない自分の価値観にも気づくチャンスだと思って、テーマを決めて話してみるのは良い機会かもしれません。

22歳の相談者さんだからこそ特に、そこで正解を求めて話し合うのではなく、相手と自分の、今思っていることを深掘りしてみる、ということが、今後の2人の価値観になっていく気がします。

人によって色々な意見があるとは思いますが、私も夫と出会ったのが早かったので、価値観が凝り固まっていない時に出会えたことで、基本的には共通の思考が根底にあるため、今もなお、本当に付き合いやすいなぁといつも思っています。

もちろん、何歳になっても相手の価値観を尊重しながら共有しあえるのが1番です。

だけど、相談者さんの年齢で大好きと思える人に出会えているのであれば、その相手と思想を沢山共有することは、2人にとってこれからずっと原点になっていく気がします。

(もちろん、私も夫も10年かけていっぱい変化しましたが、それでも根底で尊重しあえているということはすごく心強いのです)

私の父が上海住まいなので、今のコロナの状況に関してはより厳しく注意されていて、形の見えない戦争のような状態だと思えと、言われています。

たしかに終息の目処もたたず、不安な日々は続きますが、だけど確実に終わる日が来るはずです。

その時に、2人の関係が更に濃いものになっているかどうかは、物理的に会えなくても、きっと模索していけるはずです。

現代ツールが発展している時代で本当に良かったです。

(私は昨日友達夫婦と、zoomを繋ぎながらアプリのトランプで大富豪をしました笑)

将来2人が、この期間のことを「あの時は〜だったね」と、話す時、この期間がどういうものであってほしいかを一緒に考えて、少しでも良い時間になるといいですね。

心から応援しています…!

頑張りましょう。

お悩み募集中!

「編集長がこたえます!」では、みなさまからのお悩みを募集しています。

大きな声では言いづらいけどちょっと誰かに聞いてほしい…

そんなお悩みがある方はぜひ以下のフォームからご投稿ください。

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※すべての質問に回答できるわけではございません。
また、頂いたお悩みはNEXTWEEKEND/村上萌の発信する他のコンテンツで使用させて頂く場合がございますこと予めご了承のほどよろしくお願いします。

「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
「浮気した夫とのこれから」
「仕事に求めるものを見失いました」
「生きている意味がわかりません」
「セックスレスで、毎晩涙で枕を濡らしています」

身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
恋愛、人間関係、仕事、子育て、自分自身…
WEBでは選べなかった、深い内容も初公開。


▲悩みを解決する5ステップの思考法&書き込みノート
自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。

▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

 

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
定価:1760円(本体1600円)
流通:全国書店、ネット書店
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