毎晩お家に帰ってきて、冷え切った体を温めてくれるリラックスアイテムがあれば、次の日も頑張ろうという気持ちになりませんか。
今回は、そんな時にぴったりなあったかいルームシューズの作り方をご紹介します。
少し難しく時間はかかりますが、出来上がりは愛着が湧いて、疲れた体と心を癒してくれるアイテムになるはずです。
・甲と側面の外側布(今回は、ベルベット生地を使用)
・甲と側面の内側布(今回は、モコモコ生地を使用)
・足裏の外側布(今回は、ルームシューズ底の床と面する部分のみ、耐久性を考えデニム生地にしましたが、全てベルベット生地で作っても大丈夫です。)
・足裏の内側布(今回は、甲と側面の内側布と同じモコモコ生地を使用)
・好きな色のリボン
・ミシン
・アイロン
・裁縫道具
1.裁断
型紙通りにそれぞれ裁断する。
(型紙から作る場合は最後のコラムを参考にしてみて下さいね)
2.足を入れる口の部分を縫う
甲と側面の内側布と外側布を中表で合わせ、画像のように縫う。
縫ったら、カーブのきついところに切り込みを入れる。
(モコモコした生地を縫うときは、ミシンの縫い目の幅を5くらいにして縫ってください。)
3.かかとを縫う
かかとを画像のように合わせ、縫い代1㎝で縫う。
4.甲と側面の完成
裏返し、まち針で押さえる。
5.足裏を縫う
足裏の内側布と外側布を中表に合わせて、縫い代1㎝で縫い、その後ひっくり返すので、その口をあけておく。
そこからひっくり返し、口をミシンで上から押さえる。
6.合わせて縫う
足裏パーツと甲と側面のパーツをモコモコの生地の方を外側にして、まち針で縫う。
ゆっくり丁寧に縫い合わせてください。
裏返して、リボンを手縫いでつければ出来上がり!
コラム「型紙の作り方」
足裏の型紙
1.足型をとって、その周りを線で囲い、1㎝あけてまた線で囲む。
2. 1㎝あけて囲んだ線を基準に足型を広げる(大体で大丈夫です)。
甲と側面の型紙
3.足裏の型紙を切り、内側の足型を画像のように4等分する。
4. 4等分した、一番上をまた2等分して、足先部分(オレンジ色の線)を別紙(甲と側面部分の型紙になります)に写す。
緑の線のように、2等分した点から斜め下に線を引く。
足裏の4等分した一番下の線を、横にまっすぐ先ほどの線とぶつかるように引く。
5.【4】で足先から引いた緑の線とぶつかった点から、垂直に茶色の線を下ろし、画像のように2等分した線(ピンク色)を下ろす。
6.足裏の周囲半分の長さを、糸を使って計る。
7.【6】で測った糸を、【4】で引いた別紙(甲の型紙)のつま先から引いた緑の線に沿って【5】で引いたピンクの線の先まで下ろし、印をつける。
その点から垂直に線を4㎝伸ばす。
8.画像のように、【4】で写した足先中央から6㎝下に印をつけ(甲の長さになります)、【7】で4㎝で止めた点となだらかに結ぶ。
9.右側も同じようになだらかに結び、出来上がり。
初めて型紙作成からする方は、少し時間がかかってしまうかもしれませんが、かなり愛着のあるルームシューズになると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
モコモコの素材は、重ね縫いなどをすると、ミシンによっては縫いにくいかもしれません。
初めて作るときは、フリース素材など比較的扱いやすい布から始めるのがおすすめです。
フリース素材なら、端から糸が出て来てほつれる心配がないのもポイントです。
時間のある週末にぜひ作ってみてくださいね。