NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、こんなお悩みです。

萌さん、こんばんは!
難しいお悩みにも強い意志と気持ちを込めたアドバイスをされ、旦那さんのお仕事で変わるどこの土地での暮らしも全力で楽しみ、ご自身のお仕事も子育ても何から何までが完璧に見えて、萌さんがいつも眩しく、憧れを抱き続けています。
そんな萌さんがもし結婚も出産もされていなかったら、自分ひとりだけで30代〜40代を過ごすとしたらどんな日々を過ごされるのかを伺いたく、質問をさせていただきました。
私は20代後半に大好きだった彼と別れ、この世の終わりみたいな気持ちで過ごしていた時に萌さんの存在を知り、それから萌さんの生き方にたくさん影響を受け、自分なりに日々を楽しんで、約10年間を過ごしてきました。
その中で、やっぱり恋愛のある日常が好きだと思い活動をしたりして、いくつかの恋愛もしてきました。
別れる度に振り出しに戻されたような絶望感を感じながら、また立ち上がって、萌さんの暮らしにいつか近づきたいと日々を過ごしてきました。
昨年、長く付き合ってきた彼に突然別れを切り出されてしまってからも、彼が復縁したくなるような、別れたことを後悔するような魅力のある人になりたいと、自分なりに見つめ直し、日々を楽しめるように過ごしてきたのですが、彼が復縁を考えてくれる様子もなく、こんな気持ちでは新しい出会いも手にできず、もう自分は萌さんみたいな暮らしにはきっと手が届かない。結婚や出産どころか、復縁も新しい恋愛も、どんな恋愛ももう手にできる気持ちが持てなくなってしまいました。
それでも、恋愛があってこそ日常が満たされるという気持ちが拭いきれず、いまの私が楽しめる日常には限界を感じてしまっています。
もし萌さんが私の状況にいた場合、きっとしなやかに日々を楽しんで、ステキな恋愛もされるように想像ができるのですが、まず何からどうはじめたらいいかがわからずにいます。
たとえ結婚してもしなくても、出産してもしなくても、40代も楽しく日々を過ごしたい!2024年はもっとなりたい自分に近づきたい!と強く思っています。
お答えいただけたらうれしいです! よろしくお願いいたします!
(39歳・会社員)

 

毎年春になると、結構当たり前みたいにいちご狩りをするのですが、今週いちご狩りをご一緒した私より年上の方が人生で初めてだとおっしゃっていてびっくり。

自分の当たり前がみんなの当たり前だと思っていてはダメですねぇ…ってなんの話をしてるんだか。

さて、お悩みをお送りいただきありがとうございます。

10年も前から知っていてくださり、心のそばに置いてくださり嬉しいです。

20代後半の失恋から、酸いも甘いも知って様々な経験をされたのですね。今の相談者さんの自己分析や思考、伝え方がとても素敵だと思いました。

私が今結婚と出産をしていなかったら何をするかなと想像してみました。

・日常に縛られる必要も誰かと約束する必要もないので、場所にとらわれない(自分なら書くことがいいな…)仕事をして、色々な国を旅して暮らす。
→その上で広がった価値観で日本にまた住むのか、どんな生活をするのか考える。

・会社員で頑張りながら、趣味で個展をしたり大会に出たりもうひとつの軸を極める。
→「セクシー田中さん」という漫画を読んでいるのですが、会社員として経理の仕事を黙々とこなしながら趣味のベリーダンスで自分を解き放っているのが愛しいのです。もし仕事と趣味がかけ離れていたら、自分もそういうふうになりたいなと思って読んでいます。

・自分の時間を使えるだけ使って人に会って、勉強して、自分のブランドや会社を育てる。
→今やれという感じですねw

この他にも突然宮古島に住んで〜、とか妄想するといくらでも書けそうですが、いずれにしても自分の毎日を好きになり、未来の予定を楽しみだと思えるように過ごしたいなと思います。

お気に入りのレストラン、お気に入りのコート、お気に入りのバー、お気に入りの水曜日の過ごし方、お気に入りのホテル、週末、旅館、温泉、公園、道。

誰に説明する必要もない自分の“お気に入り”があることが、情報化社会の中では自分に自信をくれるはずです。

こちらにそんなつもりがなくても勝手に比較されて、価値観をおしつけられて、レッテルを貼られて、現代人は自然と傷つき自信を失っていく負のスパイラルを生きています。(書いていて苦しい!)

だからこそ世界を旅したりベリーダンスをせずとも、大切に守りたいと思う自分だけの日常を育てていくことが重要だと思います。

その上で、自分のお気に入りをシェアしたいと思う相手に出会えて、それを相手も喜んでくれたら素敵ですね。

出産には制限がありますが、結婚はこれから10数年かけて、人生の後半を共に生きたいと思う相手に出会ったタイミングでもできますしね。

「結婚」という概念にとらわれると焦ってしまいますが、人生の伴侶やパートナーに出会うという意味では、そのタイミングが来た時に、相手を受け入れ自分を表現し、他人と豊かな関係を作っていける自分自身が必要です。

そのためには相談者さんが仰る“しなやかに人生を楽しむ”という優先順位を大切にするのが良い歩き方だと私も思います。

新しい日常を育てていくのに最適な1年の始まり。

お互いに良い年にしましょうね!応援しています。

 

お悩み募集中!

「編集長がこたえます!」では、みなさまからのお悩みを募集しています。

大きな声では言いづらいけどちょっと誰かに聞いてほしい…

そんなお悩みがある方はぜひ以下のフォームからご投稿ください。

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※すべての質問に回答できるわけではございません。
また、頂いたお悩みはNEXTWEEKEND/村上萌の発信する他のコンテンツで使用させて頂く場合がございますこと予めご了承のほどよろしくお願いします。

「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
「浮気した夫とのこれから」
「仕事に求めるものを見失いました」
「生きている意味がわかりません」
「セックスレスで、毎晩涙で枕を濡らしています」

身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
恋愛、人間関係、仕事、子育て、自分自身…
WEBでは選べなかった、深い内容も初公開。


▲悩みを解決する5ステップの思考法&書き込みノート
自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。


▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
定価:1760円(本体1600円)
流通:全国書店、ネット書店
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