NEXT WEEKEND DATE

「NEXTWEEKENDを一緒に作る、47都道府県の日常編集者」こと、Weekender編集部のみなさんからのアイデアで構成しているこちらの記事シリーズ。
NEXTWEEKENDスタッフがリレー形式でコメントを担当していきます。
(今日の担当:あやの

皆さんは普段、漫画を読みますか?

弊社には実は漫画好きが多くて(社長を筆頭に!)みんなのおすすめを聞くごとに、どうしても漫画は紙でないと…とずっと意地を張っていた私も、ついに耐えきれず最近電子コミックに手を出し始めたらもう止まらなくなってしまいました。(笑)

今では夜な夜なベットでひとり、家族を起こさないように静かに笑ったり泣いたりしながら読む漫画タイムが大好きです。

みんなのおすすめ漫画、新しい作品との出会いにわくわくします!

  

 

「ミステリと言う勿れ」の田村由美先生による超大作!近未来SFサバイバル作品。
壮大で過酷な世界で、いろんなタイプの登場人物が出てきて、さまざまな関わり方をして、それぞれの感情や葛藤、成長が丁寧に描かれており、思わず深く感情移入し涙してしまいます。
世界設定もとてもしっかりと描かれており、未知なる存在の描写や自然の猛威に緊張感があり、まるで長編大作映画を観たような高揚感があります。
過酷な世界で選ばれた人間だけが生きるために試行錯誤する様子は、何度読んでも心が震えます。
自分は何のためにどう生きるのか。
だんだんと心を許し合い、大切な存在になっていく仲間。
人はひとりでは生きられないのだと改めて思い知らされる漫画です。
非日常のスリルを味わいたい方、少し自信をなくして前を向きたい方におすすめの作品です。
(夫と娘と3人暮らし)

 

 

何不自由なく日々を過ごしているがどこか物足りない、と感じている男子高校生が、美術に目覚め東京藝大を目指す本作。
おすすめポイントは漫画の中に散りばめられている名言の数々。
「あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎの体も青くていいんだよ」「悔しいと思えるなら まだ戦えるね」心に沁みる台詞がたくさん登場します。
主人公の葛藤や感情の表現も見どころ。
(会社員/イラストレーター)

 

 

中学校卒業目前に両親を交通事故で亡くした「朝」を、叔母の「槙生」が引き取り、その同居生活を描いた物語です。
「槙生」が小説作家なので、時折セリフや心の声が小説のようでもあり、漫画ですが美しい文章も魅力的です。
一見すると冷たいようで、でも人の感情を決して否定しない「槙生」の言葉や態度は、読んでいる私の感情も認めてくれるような感覚になりました…!
高校生の「朝」の若さや不安定な感じも魅力的で羨ましく、「槙生」と同じ叔母目線で見守れるので読みやすいです。
(小仕事好きの写真&動画クリエイター)

 

 

不思議な力を持った七人兄弟が、自分の能力を生かして他国と外交を結びに行くというお話。
壮大でダイナミックな物語ですが、登場人物が皆いい人ばかりで、優しい雰囲気も魅力的です。
兄弟たちが出向する国々の設定が細かく描かれていて、異世界に旅した気分になります。
(会社員/田舎と都会を行ったり来たり)

 

 

歓喜だったバスケットW杯。まるでスラムダンクと何度言われたことか。
筆者が30年近く前に、夢だと書き残した日本代表の五輪出場。映画が公開された年に、ついに叶ったよ。
そういえば見たことないな、という方はぜひ。
(ミーハーな都内OL)

 

 

主人公はいるのですが、ハイキューの良いところは登場人物全員が主人公で、みんなが心とスポーツの技を成長させていくところ!
また、それぞれの高校がチームとして試合をしながらまとまっていくその過程の描写が細かくて、バレーボールに詳しくない人でも読めるのもおすすめポイント。
読み終わる頃には、スポーツはもちろん、自分も何かに打ち込みたくなるぐらい熱量のあるスポーツ漫画です。
(会社員/季節の花と食べ物が好きな食いしん坊)

 

 

音楽漫画の中でも有名な作品ですが、クセのある愛されキャラ達が楽しく、真剣に音楽に向き合う姿に魅了され次々と読み進めていきたくなります。
音楽が聴こえてきそうな臨場感あるシーンは、漫画であることを忘れてしまいそうなくらいです。
(田舎のはりきりやさん)

 

 

出版社に勤め出した元柔道日本代表の黒澤心が、週刊マンガ誌の編集者として、個性豊かな漫画家たちと切磋琢磨しながら漫画を作り上げていく話。
読んでいると、モチベーションがあがるので、やる気の出ない仕事前におすすめ。
秋の夜長に読むと…アドレナリンで眠れなくなるかもしれません。笑
(深煎りを深掘り中のガルテンコーヒー部員)

 

 

世間知らずな殺し屋が主人公。
圧倒的に強くて、ドキドキしながらも解決するので、読んでいるとストレス解消になります。
(漫画好き夫と感化される妻娘)

 

一つ一つの作品を通じて心豊かになれることが想像できる、素敵なおすすめをありがとうございました。

まさに「芸術の秋」「読書の秋」だなあ。

「違国日記」はちょうど友人からも強く勧められたばかりで、WISHLIST の一番上にあります!

最後に、せっかくなので私のおすすめをひとつ置いておくならば…矢沢あいさんの「Paradise Kiss」でしょうか。

芸術学院という非日常でキラキラした世界と個性豊かなキャラクターたち、切ない恋愛描写、そしてなんといっても矢沢あいさんの画力…!

中学生の頃に出会い、あまりに衝撃的で何度も何度も読み返した当時の気持ちが今でも忘れられず。

年齢もライフステージもずいぶん変わった今だけど、なんだかうだつの上がらない秋の夜長に手に取れば、夢や憧れといった純粋な感情たちが、きっと背筋を伸ばしてくれるだろうなあ。

色とりどりの作品と共に、この秋を楽しんでいきましょう!

 

Design:Hitomi Sakano
Writer :Ayano Kawashima

 

野心を叶えたら、ハッシュタグでシェア

NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
ぜひみなさんの叶えた野心は、ハッシュタグ「#週末野心」で教えてくださいね。
▶︎今月のハッシュタグ「#愛しい景色」も募集中!

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