NEXT WEEKEND DATE

こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。

NEXTWEEKENDを主宰する株式会社ガルテンは、昨年観光庁が実施する“「新たな旅のスタイル」企業と地域によるモデル事業”というワーケーション施策において、モデル企業として採択されました。

実はこれ、企業と自治体が互いに事前提出している課題に合わせて“マッチング”されるというもので、結果が発表されるまでどの地域に行くことになるのかが分からなかったのですが…。

私たちの課題とマッチしたのは、なんと鹿児島県にある離島“ヨロン島”でした。

社員の誰一人として行ったことのない場所、画像を検索するほどに美しい青い海が広がる異国感、みんなで興奮したのをよく覚えています。

そして肝心の“マッチング”したポイントは、“家族”というキーワードでした。

弊社は9割が女性社員で新しいライフステージを迎えるメンバーも多く、家族と精神的に近い距離でいながらも、自分らしく仕事をしてちゃんと遊ぶということは常に追求している課題でした。

お相手であるヨロン島は、滑走路が短くプロペラ機しか着陸ができないという小さな島で、決してアクセスが良いわけではないけれど、圧倒的に美しい海が広がる歴史と文化のあるリゾート。

ということで、時代の流れに合わせて家族単位でこの場所に中長期的に来る人を増やすべく、ファミリーワーケーションを打ち出そうとしているとのことでした。

そこで半年の時間をかけて、私たちは3回に分けて社員10名同行家族9名でヨロン島を訪ね、プログラムをアップデートしながらファミリーワーケーションのベストな形を模索してきました。

初回の渡航では子どもがずっと同じ空間にいたり、島の方が用意してくださったアクティビティの合間にオンライン会議を入れてしまったりと、ワークもバケーションもどちらも全力でできないという反省もあり、2回目、3回目と続けることで、以下のことが今回達成できた良き点でした。

1日の流れはこんな感じ。

会議に企画書作り、いつも通りのことをいつもとは違う場所でする時間から始まって、ランチは気持ちの良い空の下。

それぞれコンドミニアムに1組ずつ滞在することで、プライベートな時間とチームで仕事する時間のめりはりがつきました。

ガジュマルの木にツリーハウスが建っている、夢のような子ども園に登園した日々。

わざわざ旅先まで来て子どもを託児所に預けたいというよりは、特別な体験をさせたいと思うのが親の心。

ヨロン島のハレルヤ子ども園は、隣に果樹園も併設されていて、こちらが希望した収穫体験なども取り入れてくださり、帰る時には「夏休みにまた来てね」とたくさんの子どもたちが見送ってくれました。

大人も子どもも一緒になってめいっぱい遊ぶ、午後の時間。

ヨロン島の観光協会の皆さんがその季節にあったアクティビティを用意してくださり、ビーチクリーンからグラスボード体験、染め物に郷土料理体験など、様々な企画を通して、個々に発見があっただけでなく、チームの中でもお互いの新しい一面を見ることができました。

(竹とんぼや器などを作っているところ)


(子どもたちが習ったエイサーを親の前で発表してくれました)


(社員同士が仲良くても、その家族同士がこうして会話をして一緒に遊んだことはほとんどありませんでしたが、新しい絆が生まれた瞬間でした)


(いつもはオフィスの中、もしくはzoomを通しての会話ですが、ヨロンブルーの海の前では沢山の雑談が生まれ、新しいプロジェクトに繋がることもありました)

これまで社員旅行やBBQなど、様々な形で懇親の時間は作ってきましたが、ヨロン島ほど非日常な場所で、弾丸ではなく数日間共に過ごせたことは、チームにとって大きな収穫がありました。

会社を作ったばかりのころは社員もほとんど20代前半で、私も含め誰も結婚していなくて、何時まででも仕事ができたし、ものすごく身軽に長い時間北海道へ撮影に出かけたり、突然みんなでポートランド研修に行ったりと、恐らく弊社は少ないメンバーで様々な挑戦をしてきた方だと思います。

ただ、人数が増え、同時にライフステージが変わるにつれてできないことも増えて、日帰りのBBQが精一杯の懇親会なのかな…という結論に至っていましたが、“そうか、日常生活ごと持っていってしまえば会社単位で別の場所に暮らせるんだ…!”ということは、経営者の私にとっても大きな気づきでした。

価値観が激しく交錯するコロナ禍において、チーム全員が共通言語を持ち、同じ体験をするというのは簡単なことではありません。
そしてそれが中途半端ではあまり意味を成さない中、ヨロン島での経験は今の私たちにとって間違いなく必要なものでした。

3度の訪問で随分と仲良くさせていただいている島の皆さんとも、作戦会議を重ねながら、今後ファミリーワーケーションで訪れたいと思う方のプログラムを一緒に作っていけたらと話しています。


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「ヨロン島でファミリーワーケーション NEXTWEEKEND編集部が全社員で実践してきました!」


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言葉ばかりが有名になっていますが、ワーケーションは働き方と暮らし方の手段にしか過ぎません。

#チームガルテンのワーケーションは、まだ始まったばかり。

これから先のことは誰にも分かりませんが、常にベストを模索する姿勢は諦めたくないなということを改めて感じたヨロン島での日々でした。

ヨロン島でファミリーワーケーションをしてみたい!と思った方は、私たちと同じプランが全てメニューになっているわけではありませんが、ぜひ観光協会にお問い合わせしてみてくださいね。

私たちにとってもこれからも通いたい、大切な場所になりました。

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