フードコーディネーターの鈴木麻友子さんによるコラム「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。
今回は、サンドイッチ用のパンを使って作る「パンキッシュ」と、おすすめの具材3選です。
キッシュといってもパイ生地は使わず、サンドイッチ用のパンを使って、片手で食べられるキッシュです。
マフィンサイズのコロンと小さなキッシュは、ピクニックや軽食に持ち運びやすくおすすめですよ。
基本のパンキッシュ
まずは、基本のパンキッシュから。
ここでは、具材の準備以外の工程を紹介します。
(具材については後半で。)
材料(6cmマフィン型で約6個分)
シュレッドチーズ…40g
バター…適量
オリーブオイル…適量
入れたい具材……お好みで
卵…2個
生クリーム…100ml
塩…少々
作り方
1.サンドイッチ用のパンを麺棒で薄く伸ばし、4箇所に切り込みを入れ、バターを塗る。
2.マフィン型にオリーブオイルを塗り、バターを塗った面を内側にしてパンを型に入れ、シュレッドチーズの半量(今回なら、1つあたり3gほどずつ)を入れる。
3.【A】を混ぜ合わせ、【2】に入れる。
4.具材を入れ、残りのチーズをのせる。
5.180度のオーブンで、20分〜25分ほど様子を見ながら焼けば、完成!
(途中、10分ほど経った頃に、パンが焦げそうになっていたらアルミホイルをかけてください。)
カリッと香ばしく焼けたパンの器のパンキッシュ。
キッシュのような、フレンチトーストのような味わいです。
具材次第で無限にカスタマイズできるので楽しいですよ。
型から外れないときはナイフを入れて取り出してください。
もしくは、型の代わりに紙やシリコンのマフィン型を使うのもおすすめです。
マフィン型がない場合は、プリン型やココット型、紙コップを半分ほどの大きさに切ったものを使っても。
キッシュの具材3選
(季節のもの、定番、ツナ照り焼き)
次は、工程【4】で加えるおすすめの具材3選をご紹介します。
季節のキッシュの材料(6個分)
スモークサーモン…30g
クリームチーズ…30g
1.アスパラを塩茹でする。
2.材料を一口大に切ったら、基本のパンキッシュの工程【4】で入れる。
定番のキッシュの材料(6個分)
ベーコン…50g
ミニトマト…3個
バター…5g
塩胡椒…少々
1.ほうれん草、ベーコンを一口大に切り、バターと塩胡椒で炒める。
2.【1】を基本のパンキッシュの工程【4】で入れ、半分に切ったミニトマトをのせる。
ツナ照り焼きのキッシュの材料(6個分)
マヨネーズ…適量
刻み海苔…適量
醤油…小さじ1
みりん…小さじ1
砂糖…小さじ1
1.ツナの水気をしっかりと切り、【A】を混ぜ合わせておく。
基本のパンキッシュの工程【4】で入れる。
2.焼きあがったら、マヨネーズをかけ、刻み海苔をかける。
私のおすすめ具材3選をご紹介しました。
我が家の主人と娘はツナ照り焼き推しでしたが、旬の野菜を使ったりと具材はなんでもOK!
切っただけのウインナーでも十分美味しいですよ。
子どもも大人も食べやすいサイズ感なので、いろんなバリエーションを作ってみましょう!
スタイリング
ピクニックの機会も増える季節になってきたので、今回は持ち運びしやすい、サステナブルな食器を使ったスタイリングにしました。
使用した食器は、循環型食器「edish」です。
原材料は小麦ブランとパルプ。
小麦ブランは、家畜飼料として流通するものから余った分を。
パルプは、資源管理された森から作られるものだけが使用されています。
どちらも地球に優しい原材料で、適切な処理がされているため、安心・安全とのこと。
他にも、コーヒー、お茶、みかんの皮などの食品廃材を活用しているedish。
使用後に回収されたものは、砕かれ、乾燥させ、飼料や肥料へと再び生まれ変わる仕組みです。
ピクニックに行くと、ついつい使い捨てる物なども増えがちですが、できればサステナブルなものを選択していきたいですね。
これ以外にも、割れないお皿を持って行ったり、飲み物はタンブラーで持っていったりと、工夫して楽しみましょう!
手軽に作れるパンキッシュ。
ぜひお試しくださいね!
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NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
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