NEXT WEEKEND DATE

「NEXTWEEKENDを一緒に作る、47都道府県の日常編集者」こと、Weekender編集部のみなさんからのアイデアで構成しているこちらの記事シリーズ。
編集長の村上萌がコメントを担当しています。

毎月、季節を楽しむ月間テーマを掲げ、1ヶ月をめいっぱい楽しむことを提案しているNEXTWEEKENDですが、今月のテーマは「新しいもの、変わらないもの」、みんなで楽しむSNSのハッシュタグは #そんなムード です。

この連載では、47都道府県の日常編集者こと、Weekender編集部のメンバーと一緒に記事を作っています。

今回は年始にふさわしい、この時期だからこそ読みたいみんなのおすすめ本を集めてみました。

 

森下典子
『好日日記 季節のように生きる』

以前の映画の記事「観終わった日から、見える景色が変わる映画10選 」で紹介させていただいた、『日日是好日』の続編にもあたるエッセイです。
お茶のお稽古を通して季節を感じ、その時々に生まれた気持ちに触れる、日々の記録。
章立てが「二十四節気」に基づいていて、年の始まりの冬(1月)からスタートし、春、夏、秋、そしてまた冬へ… と文章が進んでいきます。
本を開いて季節の物語に想いを馳せるのは、去年や今年のムードになんだか適しているかも。
普通に読み進めるのも、1年かけて楽しむ読み方も、どちらも楽しめるはずです!
その季節を生きる自分の今の気持ちも確かめながら、ゆったりとした時間を過ごしたり、あたたかい気持ちになりたい方におすすめします。
(ライター/小さなたのしみ探究家)

あぁ、本当にそうですね。

年が明けたからといって事態が大きく変わることもなく、時間の流れも分からない悶々とした今だからこそ、新しい生活様式の中でもちゃんと季節を噛み締めて、時間の尊さをそれぞれに実感していきたいものですね。

 

水野学
『センスは知識からはじまる』

センスは天賦の才だと思い込んでいたのですが、「豊富で良質な知識を集積すれば誰でもセンスを発揮できる」とこの本では説かれていて、万人に”センスを磨く道”が拓ける本です。
この本を読んで、「今年は視野を広げて幅広い知識を蓄え、センスを磨く1年にしたい」と新年の抱負が生まれました。
(会社員/神戸勉強中)

なんとまぁ。

名言ですね…。

エジソンの言う「天才とは99%の努力と、1%のひらめきだ」もそうですが、どれだけ輝く人だって“もともと”なんてこと、ほとんどないんですよね。

今日より早いスタートはない!

頑張るぞー。

 

 

はあちゅう
『とにかくウツなOLの、人生を変える1ヶ月』

カウンセラーのヒカリさんの言葉が本当に胸に刺さります。
自分の思考や見方を変えれば、人生は色づいていく。
読了すると気持ちが軽くなって、2021年も楽しもう!と前向きな気持ちになれます。
このご時世、先の見えない状況にネガティヴな気持ちが優位になる時もありますよね。
「せっかく新年を迎えたのに気持ちが鬱々としてしまう」
「自分にとっての幸せってなんだろう?」
そんな悩みを持っている方にぜひ読んで頂きたい作品です!
(食いしん坊な管理栄養士/旦那さんと2人暮らし)

愛称「#とにウツ」ですよね…!

私も大切にしている本のひとつです!

仰る通り、ネガティブな時こそ、独自の視点が発揮される時だと思ってます。

無理にポジティブになろうとせず、今の自身をちゃんと認めて、見つめたいですね。

 

エスター&ジェリー・ヒックス
『サラとソロモン』

今の現状を嘆いて別の場所ばかり輝いて見える。
そんな経験、誰にでもあると思います。
まさに今、大変な状況の中で、何もかもを言い訳にして不満ばかり感じるのは簡単。
でも、見方を少し変えるだけで今の素晴らしさに気づき、心が満たされることができる。
そんな事を教えてくれる本です。
簡単に言うと引き寄せの法則の本なのですが、スピリチュアルな考え方が苦手、という方も、この本は小説のような文体でスッと心に入ってくる文章だと思います。ぜひ!
(セルフケアコラムニスト)

引き寄せの法則の本…!

学生時代にこの法則の本を読んだ時「そうだよなぁぁあ」と共感すると共に希望に満ち溢れたので、色々経て実感している今だからこそ、改めて言語化してくれている本、読んでみたいなと思いました…!

 

川原卓巳
『Be Yourself 自分らしく輝いて人生を変える教科書』

片付けコンサルタントのこんまりさんのプロデューサーであり、実はこんまりさんのご主人でもある川原卓巳さんの本です。
「自分らしく」がテーマのこの1冊。
そうしたいと分かっていても、周りになんとなく合わせていたり、やりたいことができてないな、とモヤモヤを抱えていた時に出会いました。
思考を深めるためのワークも豊富で、年末年始、自分を知るためにも実践しました。
今年やりたいことリストを毎年挙げていますが毎年達成できていないものもあり、今年は自分に合った、自分が本当にやりたいことをリストに入れることができました。
著者の川原さん曰く、目次を見て読みたいところから読み始めてみるのもおすすめとのことです。
※心に刺さり過ぎてたくさん付箋付けちゃいました!
(介護士/田舎暮らし)

こんまりさんご夫妻、私も大好きです!

お2人の著書や、おおもとにある思想はもちろんのこと、ただ優しいだけでなく、「この考えがずっとその人の人生を支えてくれるように…」と、すごく本質的なので、温泉のように芯から温めてくれますよね!

家族ぐるみで仲良くしていただいていますが、お会いした後も、いつも余韻でポカポカしています。

付箋いっぱい素晴らしい!

 

猪飼牧子、清水美由紀『二十四節気暦のレシピ』
雨宮三起子『amenote』

季節の楽しみと小さな工夫が得意なWeekender編集部のみなさまへおすすめしたい2冊を。
『二十四節気暦のレシピ』はその名の通り二十四節気に合わせたお料理や花の飾り方からハーブの使い方まで盛りだくさん。
『amenote』は何でもない毎日を楽しむヒントが詰まっていて、コロナ禍で家にいることが増えても楽しんで毎日を過ごせそう!と思わせてくれた1冊です。
最近お仕事で燃え尽き症候群になりかけて、プライベートまで影響しつつあったのですが、年末年始の休み中にこの2冊を読んで野心を取り戻しました(笑)
朝の始まり、夜家事を終えたあとなどフッと落ち着いた時にペラペラとめくりたい本たちです。
(会社員/夫と2人暮らし)

わぁ、お仕事頑張ったんですね…。

たまには燃え尽き症候群になってもいいと思いますよ、私は!

ほんとにびっくりするくらい、なーんにもしたくなくて、どれだけ簡単なことだって、やりたくない時ってありますよね笑。

素敵な本を紹介してくださってありがとうございます!

私も、そんな時のお守りにしよっと。

 

山崎美弥子『モロカイ島の日々-サンダルウッドの丘の家より』

アーティスト山崎美弥子さんがモロカイ島へ移り住むことになった経緯と、島での暮らしを描いたストーリー。
島の素敵な景色を思い描いたり、島の人々との温かいつながりにほっこりできる本です。
やわらかくて、あたたかい言葉たちに前向きになったり、優しく抱きしめられたような気持ちになれます。
先が見えず、もやもやしてしまう毎日を優しく彩ってくれるようなストーリーなので、気持ちを切り替えたり、旅に出たい気分の時におすすめです。
(ヨガ講師/おだんごみたいな娘と3人暮らし)

小説でもないし、エッセイ…?旅紀行?どういうカテゴリーの本なんだろう、と調べている時に「海、空、星、そして大地――ハワイの風に包まれる、奇跡と祝福に満ちた7章のエッセイ。」と紹介されていて、旅ができない今だからこそ、ハワイの風に包まれたい!と、すごくあの空気を愛しく思いました…!

読んでみたい。

 

つばた英子 つばたしゅういち『ふたりからひとり〜ときをためる暮らし それから〜』
共著『1日10分のごほうび』

『ふたりからひとり〜ときをためる暮らし それから〜』は、自然と季節に寄り添う丁寧な暮らし、夫婦の絶妙な距離感を静かに記した本です。
レシピも登場します。
こんな夫婦でいたいな、これが本来の人の暮らしなんだろうな、と思いながら読み進めていると、もっと夫に優しくしようと思えます。笑
『1日10分のごほうび』は著名作家さんたちの短編集の集まり。
どのお話もじんわりと心があたたまるのですが、中でも中島京子さんの「妻が椎茸だったころ」と、森浩美さんの「最後のお便り」、浜田マハさんの「誕生日の夜」が印象的で味わい深いお話で何度も読んでいます。
大切にしたいもの、暮らしの軸にしたいものについて、じっくり優しい気持ちで考えたいときにおすすめです。
(フードコーディネーター / 6歳&4歳仲良し兄妹の母)

「もっと夫に優しくしよう」だなんて、とびきり可愛い感想…!

初心というか、原点というか、いつだって「そうだ、本来はこう在りたいんだった」と思える瞬間って大切ですよね。

日常に持ち帰れる宝物。

沢山の素敵なリストを紹介してくださってありがとうございます!

メモメモ。

 

西野亮廣『えんとつ町のプペル』

年末に映画を見て、衝撃を受けた作品の絵本バージョンです。
自分や仲間を信じることの大切さや、夢を大事にしようという気持ちを思い出させてくれる本です。
何かを新しく始めようとする時に読んだり、初心に帰りたい時にも読むのもおすすめです。
絵本ですが読み応えがあり、でも小説よりは短いので繰り返し読みやすいです。
ネットで無料公開もされています・・・!
絵もものすごくキレイなので、見ているだけでもパワーがもらえます!
(会社員/夫と2人暮らし)

この本を紹介されているインスタグラムの投稿で

「そして私は、無意識に夢見る人や、頑張ろうとしてる人を傷つけてること、めっちゃあるなぁって思った。

ご飯屋さんで独特なメニュー見て、食べもせずにまずそーと言ったり、新しいシステム導入されることをめんどくさいと思ったり…。

どれもこれも、誰かが誰かを楽しませようとしたり、働きやすくなるように、って考えてくれたものやろうに。」

と、ちゃんとご自身を反省されて、身近な例で改善しようとされているところ、すごく素敵でした。

改めて、良い作品を紹介してくださりありがとうございます!

他人と比較しやすい世の中のせいか、夢を見ることも、誰かの夢を応援することも、簡単ではなくなってしまっているからこそ、ちゃんと見たい作品ですよね。

 

新年から、読みたいものリストがたっぷりになるほど、みなさんからのおすすめ作品が集まりました。

まだまだ、今の気持ちをとらえるには難しい今ですが、そんな時だからこそ自分の気持ちを無理に固めようとせず、沢山の作品や感動に触れて、大きく心を揺れ動かせていきたいものですね。

引き続き良い1月になりますように!

NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
ぜひみなさんの叶えた野心は、ハッシュタグ「#週末野心」で教えてくださいね。
▶︎今月のハッシュタグ「#そんなムード」も募集中!

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