NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、大切な人を亡くし辛い思いをされている相談者さんからのお悩みです。

いつも心あたたまるご回答に元気をもらっています。
今、どうしたら良いか分からない状況にあり、どうかお力を分けていただきたく、相談させてください。
先月、5年前から闘病していた母が亡くなりました。
こうして文字にするのも身が引き裂かれるような思いですが、状況を伝えさせてください。
私は昨年、遠距離恋愛していた彼と結婚しました。
入籍してすぐに仕事を辞めましたが、母の体調が気がかりだったので、主人に了承を得て、しばらくは実家で母のそばにいました。
結婚式を挙げてから主人と新たな生活を始めました。
実家から車で4時間ほどの場所です。
振り返っても、ここ数ヶ月の間に、結婚や退職、転居など、本当にたくさんのことがあったのですが、母の旅立ちは何より辛く、どうして良いかわからないのです。
父や弟が生活しやすい環境を整えたいと思い、葬儀が終わってしばらくは実家に身を寄せていました。
そのときは気丈に振る舞っていたつもりでしたが、心に蓄積された物はあったようです。。
主人から、早く帰ってきてほしいと連絡が来るたびに心苦しくなったり、気持ちの温度差を感じて寂しくなったりしました。
自分で期限を決めていましたが、実家を去るのが何より寂しく、辛かったです。
父の背中にこっそり涙する時間もたくさんありました。
主人との気持ちの温度差は今も感じています。
きっと主人は、久しぶりの2人暮らしで楽しく過ごしたいと思ってくれているのですが、私はまだ悲しみの中で混沌としており、気持ちを言葉にできずにいます。
実家のことも気になりますし、1人で家にいると(退職したので主婦をしています)どうしようもない気持ちが溢れます。
以前住んでいた実家の近くにいられたら、父や弟にも会いやすかったし、仕事も続けられたし、友達にも会えただろう…と思うと、主人との生活を続けるのがすごく辛いことに思えてしまいます。。
両親が喜んでくれた結婚だったのに、続ける自信がなくなってきてしまいました。。
まとまりのない文章ですみません…
起きた出来事が出来事なだけにほかの方の参考になるような質問ではないかもしれませんが、萌さんのお言葉をいただけたら幸いです。。
(35歳・女性・主婦)
すごくお辛い気持ちを送ってくださりありがとうございます。

すべての出来事がこの数ヶ月の間とのことで、心がついていかない時ですよね…。

私もかつて母が長いこと闘病しており、弟もいるので、一家にとって太陽のような存在の母が入院している間の家の中の暗い空気や、寂しそうな父親の背中は本当に辛く、それでいて夫との住まいは遠距離だったので、少しだけですが相談者さんの長女として葛藤が想像できました…。

私の母は退院こそできましたが、無菌室の中でほとんど話せない状態の時でも、私が夫との最近の面白かった話や、仕事のこと、友達の話などをするのが何より楽しかったようで、病気のことを心配されることよりもそんな普通の話を待っているようでした。

相談者さん自身、「両親が喜んでくれた結婚なのに…」とも表現されているので、よく分かっていらっしゃると思いますが、お母さんは相談者さんが新しい土地での生活を旦那さんと一緒に楽しんでくれることを、何より望んでいらっしゃるのでは、と思います。

今相談者さんがご実家のそばに戻られたとしても、お母さんはいらっしゃらないので、お父さんも弟さんも、相談者さんも含めて前と同じ生活にはならないはずです。

だとしたら、お母さんが亡くなってしまったという変えられない悲しい出来事と一緒に、新しい生活を家族で歩んでいけるといいのかなと思いました。

旦那さんとの温度差を感じられているとのことですが、相談者さんを励まそうとして明るく振舞っているのかもしれないですね。

ただ、相談者さんが笑ったり楽しく過ごしたりすることは全く悪いことではありません。

悲しみに暮れていないとお母さんがいない事実を受け入れて前に進んでしまい、お母さんが過去になってしまうことなどに、どこかで罪悪感を持っていらっしゃるのかもしれません。

だけど、これまでは言葉にしなければ伝わらなかったことも、今はものすごく近い距離で、お母さんも一緒に感じてくれているはず。

連れていきたいと思っていた場所、見せたかった新しい生活、相談者さんがそれを楽しむことで、お母さんはきっと常に一緒に感じてくれていると思います。

そして、旦那さんの前では泣きたい時に泣いて良いと思います。

私はかなりのおばあちゃん子だったのですが、祖母を亡くして以来、街で祖母のような小柄な身体にカーディガンを羽織った白髪の女性を見ると、今も涙が出てきます。

夫といる時は涙腺も崩壊するので、我慢せずに泣くようにしています。

(カフェで突然、隣の白髪女性を見て大きな口を開けて泣いた時は多少オロオロしていましたが…。)

でも感情をさらけだしたからなのか、そういうことがあった日は、同じことで一緒に笑い合う回数も増える気がするのです。

旦那さんが、相談者さんと同じ立場で悲しみ続けるのは難しいかもしれませんが、悲しい時にはどうか無理せずに感情を表現して、選んだ相手と共に一緒に新しい生活を歩んでみてくださいね。

お父さんにはぜひ、新しい土地で見つけた果物を贈ったり、弟さんと協力しながら、何かちょっと楽しくなるような約束事ができたらいいですね。

(実はお父さんが1番心配ですよね)

まだまだお辛いと思いますが、相談者さんの新しい生活が少しずつでも楽しくなることを祈っています。

(何より、お母さんもそれを願ってらっしゃると思います…!)

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「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
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