NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、仕事で期待されていた矢先に子供を授かり、今後の進め方に悩む相談者さんからのお悩みです。

こんにちは。
いつもお悩み相談を拝見しながら、みなさんそれぞれ色んなことを抱えながら生きているんだなあと感じ、割とぬくぬくと生きてきたことを実感している、社会人3年目の会社員です。
入社した時から仕事を第一に考え、とにかく自分なりに楽しく一生懸命がんばってきました。
それが功を奏したのか、周りの方々に応援してもらいながら、若手のうちに抜擢していただきました。日に日に多くの仕事を任され、責任を感じながらも任されるのが嬉しくてもっとがんばらなければ、と思っていた矢先です。
なんと社内恋愛をして1年経った彼との間に赤ちゃんを授かりました。
彼のことはもちろんとても大好きで、転勤になった際には海外でもついていくつもりでした。
結婚の具体的な話や家族と挨拶もしていたので、そういった面では特に問題なくむしろ彼はとても喜んでくれました。
しかし、私の職場の先輩方に迷惑をかけることは確実です。
わたしが抱えている仕事は山ほどあるし(引き継げる人は2人のみ)、期待してもらっているのに、なんて言おう。
どんな態度をしたらいいのか、あわせる顔もなく、赤ちゃんや彼にも申し訳無く思うほど、妊娠をなかなか肯定できません。
おまけに同じチームのベテランの先輩が妊活中で何年もお子さんができず、そろそろかな?のタイミングで私が妊娠してしまいました…色んなことを考慮するとため息ばかりです。
萌さんでしたら、どのように考え、行動しますか?
参考にさせていただきたいです。
(25歳・女性・会社員)


こんにちは。ホットコーヒーが美味しい気候になってきましたね。

日本はどこの地域にも、その土地ならではの食べ物がありますが、今年は北海道から大阪に引っ越してきたので、スーパーに出回る食材の違いを実感するのも楽しいポイントだったりします。

去年の今頃は、札幌の家の近くで生筋子を買ってきていくらの醤油漬けを沢山作ってたなぁ、なんて思いながら、北海道では高級品だった、西日本が名産のイチジクを大阪で堪能している秋の始まりです。

あぁ本当に美味しい国だ。

そして、お悩みをお送りいただきありがとうございます!

体調も精神状態も不安定になりやすい妊娠初期の段階で相談してくださっているので、なるべく最優先でこちらを選ばせていただきました。

まずは、ご懐妊本当におめでとうございます!

自分のお腹の中に、守らなくてはいけない存在が入っているのか…!と思った瞬間、電車の中や街を歩く時、目の前の景色がガラリと変わりますよね。

会社に報告するタイミングは人それぞれのようで、安定期と呼ばれる5ヶ月目までは周りに言わないという方もいると思いますが、相談者さんが期待されているポジションに抜擢されている状況なのであれば、赤ちゃんの心拍が確認できた後に、まずは最低限直属の上司にのみは極力早く伝えた方が良いと私は思います。

今相談者さんの体調がどういう状態か分かりませんが、私の場合は妊娠初期の悪阻がとにかくひどくて…

ちょうど年末年始の休み期間だったから良かったものの、フライドポテトとオレンジジュース以外は一切食べられないという状態が2週間くらい続き、とにかく眠くて、今思い出してもその期間の記憶がほとんどないほどです。

(ちなみに、その後は栗蒸し羊羹、中華ちまき、アロエヨーグルト…と、まるで発明家のように食べたい食材が頭にひらめき、それがないと気持ちが悪くなるという、忙しい悪阻でした。)

そもそも、妊娠が発覚した時には既に妊娠2ヶ月目〜ということが、驚きですよね。

自分の環境は昨日までとなんら変わらないのに、お腹の中では既に、1人の人間を作り上げるために全力で準備が始まっているという不思議。

昨日までと同じようにしたいのに、全く身体がついていきませんでした。

今思えば当然なんですが、自分の中で生命体を作ってるんだから、そりゃ具合くらい悪くなりますよね…。

だからこそ、相談者さんが責任あるポジションに就いているなら尚更、早めに伝えておくことで回避できるリスクが、仕事面でも身体面でもあるはずです。

上司の方に伝えた後に、チームとしてどのタイミングでどう伝えるのがベストなのかを上司と一緒に考えるのが一番良いと思います。

妊娠は本当におめでたいことで、みんなで喜べるのが理想ですが、「え、じゃあこの仕事ってどうなるの?」と思う人がいるのも、きっと事実。

だからこそ上司は、みんなを不安にさせないためにも、その先の動き方を自分なりに考えておきたいだろうし、相談者さんが万が一同僚の方などにさらっと言ってしまって、なんとなくみんなに知られていく前に、ちゃんと上司に報告の仕方含めて相談するのが、今後のチームのためです。

また、妊活中の女性に気を遣うのもよくわかりますが、申し訳なさそうにするのも良くありません。

相談者さんが、まだ妊娠を肯定できないということは状況的にしょうがないにしても、妊娠を待ち望んでいる人からしたら、共感しづらい悩みかもしれません。

チーム内では、妊娠に浮かれすぎることなく、かと言って「本当はまだ早いと思ってた」なんてことも言わずに、まずは出産予定日と現在の体調を伝えた上で、いざという時に周りに頼れる環境を作らせてもらって、体調が良い時にはしっかり仕事をする、というのが良いと思います。

今思うと、妊娠している10ヶ月の期間って、長いようにも短いようにも感じますが、1人の人間を作り出すために必要な期間あるのはもちろんのこと、1人の女性が母になる気持ちを整えていくのに必要な、なんとも絶妙な期間だなと感じています。

妊娠した瞬間から100%肯定的な人よりも、「本当に今の私でいいのかな」と、不安を感じる人はむしろ多いのでは、と思いますが、この後少しずつ胎動を感じるようになったり、パートナーとどんな家族にしたいかを話しているうちに、徐々に気持ちができていくはずです。

なんなら私の場合、母としての自覚なんて、子供が生まれた瞬間もたいしてありませんでしたが、毎日を一緒に過ごすうちに、少しずつ母になっていけている気がします。

25歳の相談者さんなら、産後復帰してもまだ26歳前後。

急に抜けてしまって悪い、と思うかもしれませんが、今の会社で仕事を続けるつもりがあるのであれば、復帰を当たり前に見据えて、産休までしっかり仕事に向き合うというのは、今そこで仕事をしている人にとっても良い効果はあると思います。

人生における大きな変化を迎えても、ちゃんと戻ってきたいと思える職場というのは、これから妊娠を控えている人たちにも希望を与えますし、自信にもなるはず。

今の仕事を大切にしている、という気持ちも、産休までの仕事への向き合い方で十分伝わると思います。

人の命を自分の身体の中で作る、という神秘的なこの10ヶ月。

大変なことは色々あると思いますが、将来思い出した時には、本当にあっという間の、不思議で懐かしい期間だったと思えるはずです。

どうか不安にばかり思わず、楽しんでくださいね!

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