器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。

器初心者さんのお買い物の参考になる情報を毎月お届けしています。

おうちごはんをぐっとグレードアップしてくれる作家ものの器は、料理を楽しくしてくれるアイテムのひとつ。

今回は都内近郊でおすすめしたい、とっておきの器のお店と、お店めぐりのコツをご紹介します。

1. 吉祥寺：mist∞

吉祥寺にある赤身肉の名店「肉山」の上のフロアには、実は器のお店があります。

3階まで階段をのぼって扉を開けると、大通り前とは思えない、しっとり静かな空間が広がっています。

取り揃えられた器はどれも、どこか和な雰囲気があって、きちんと感のあるデザイン。

お店のInstagramでは、オーナーが取り扱っている器に料理を盛り付けて発信されていて、これがまた、美味しそうなんです。

 

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mist∞さん(@mistotokyo)がシェアした投稿 – 2019年 7月月25日午後8時31分PDT

こちらもぜひチェックしてみてください。

2. 中目黒：SML

どんな料理も受け止めてくれるような、どっしりとしたデザインの器や、普段使いの和食器が欲しいなら、おすすめしたいのは中目黒にあるSML。

大正のころから日本各地で育まれてきた、民芸品と呼ばれる器を中心にラインナップされています。

伝統的な技法を使いながらも、大胆なデザインにされている作家さんの器もあるので、洋服のように器を楽しみたい方におすすめ。

3. 二子玉川：KOHORO

玉川高島屋のワイワイとしたエリアの先、石造りの道沿いにあるKOHOROは、しっとり大人なデザインの器が取り揃えられたお店です。

ゆるやかな形をしていたり、やわらかな雰囲気のものが多いので、大人かわいいが好みな方には、こちらのお店がおすすめ。

 

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KOHOROさん(@irohani_kohoro)がシェアした投稿 – 2019年 6月月8日午前12時48分PDT

大阪の淀屋橋にもお店を展開されているので、近い方はこちらもぜひ。

4. 西参道：STYLE HUG GALLERY

地面を覆うたっぷりのグリーンたちが出迎えてくれる、渋谷区西参道のSTYLE HUG GALLERY。

ビンテージの棚やテーブルがレイアウトされている店内は、しゅっと背筋が伸びるような雰囲気です。

おもてなしや特別な日に使いたくなるような、繊細なデザインの器が並んでいて、眺めているだけでもときめいてしまいそう。

プレゼント使いにもぴったりです。

5. 鎌倉：夏椿

東京からちょっとひと足伸ばせるなら、ぜひおすすめしたい鎌倉のお店。

世田谷区上町から移転した夏椿は、賑やかな鎌倉駅から少し離れた、住宅地の大きな古民家にあります。

ゆったりと展示された器たちは、広い庭から入る光でキラキラきらめいていて、なんだか気持ち良さそう。

家での自分時間をぐーっと幸せにしてくれそうな、個性的で、ちょっとシャープな佇まいのものが多く展示されています。

お店選びに悩んでしまう方に。
器のお店のめぐり方

器探しの中でもハードルが高いお店えらび。

お店に行き慣れていないと、どこに行けばいいのか悩んでしまいますよね。

そんな方におすすめしたいお店の選び方は、SNSやウェブサイトが、好みな雰囲気のお店の常設営業に行ってみること。

器のお店は企画展と呼ばれる、1〜数人の作家さんを集めたポップアップを中心に営業されていますが、この企画展と企画展の間に、お店の定番を集めた常設営業をされているお店もあります。

常設営業では、いろんな作家さんの器を一度に見ることができるので、このタイミングでお店に行って、たっぷり眺めてみると、気になる器を見つけられるかもしれません。

企画展の期間のみ営業されていて、それ以外の期間は営業をお休みされているお店も多いので、行きたいお店のHPやSNSは事前にチェックしておくのが安心です。

手仕事の器を扱っていることは同じでも、お店によって少しずつカラーが違います。

自分好みなお店を見つけて、素敵な器探しに活用してみてくださいね。

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