北海道の小さな町から届いた、一通のメール。

2018.09.01

北海道の小さな町から届いた、一通のメール。

編集長の村上萌が 5年前から札幌に住んでいることもあり
すっかりNEXTWEEKENDに
馴染みの深くなった、北の大地北海道。

大きな大きなその土地のほぼ中心左寄りに位置する
「上川町」という町のことを皆さんはご存知でしょうか。

（北海道のほぼ中心に広がる
大雪山国立公園の北に位置する町。
最寄りの空港は、旭川空港）

この町の役場の方から、
NEXTWEEKENDの問い合わせ窓口に
1本のメールがあったのは
2018年2月のとある日。

「上川町は人口4000人弱の小さな田舎町ですが
定住人口も減り、観光客の方も減ってきています。
都市部に住む方々に、旅と暮らしの中間にあるような
新しいスタイルを提案することができないかと思っています」

遠く離れた、小さな会社に直接お問い合わせを下さったことにまず驚きましたが
メールに書かれた内容を見て、すぐにお会いする約束をしました。

お問い合わせをもらうまで
私たちもこの町のことを知らなかったのですが
調べて分かった上川の一番の魅力は、何と言っても自然。

春はお花畑、秋は日本一早い紅葉、冬は美しい雪と氷の景色。

層雲峡という温泉の名地もあり、最近では素敵なオーベルジュもできて
サイトを見た直後「なんだ、コンテンツの宝庫じゃん！」
が私たちの第一印象でした。

（日本一早い紅葉が楽しめる大雪山国立公園。圧巻の景色…！）

ただ、役場の方からのメールにもあった通り
上川町の人口減少は深刻な問題。

温泉があって、景色が綺麗　というだけでは
なかなかその問題が解決していかないことに
担当の方はとても悩んでいました。

私たちがそうだったように
上川町のこと自体を知らない人は
まだまだ多いのではないでしょうか。

そんな中で、どうしたら上川町に行ってみたいと思えるか。

そしてゆくゆくは、たくさんの人にとって
第二、第三の故郷のような、週末ふらっと訪れて
心癒される場所になれるのか。

そのためにNEXTWEEKENDが協力できることは何なのか。

ご相談をいただいたその日から、ずっと考えてきました。

#DiscoverKamikawacho プロジェクト始動します

とにもかくにも先ずは、上川町という町の存在を
そしてその町に隠れているたくさんの魅力を
一人でも多くの方に知ってもらいたい。

そんな気持ちから、まずはNEXTWEEKEND全面プロデュースで
上川町を紹介する16ページの冊子を作ることに。

#DiscoverKamikawachoプロジェクト　第一弾の始動です！

雄大な自然、花畑、サイクリング、ごちそうに温泉…

上川町には、まるで物語の中に入り込んだように
非日常を味わえるスポットが盛りだくさん。

ということで、私たちが上川町につけたキャッチフレーズは
「物語の中みたいな週末が叶う町」。

この切り口で、手に取った方が思わず
次の週末を過ごしてみたい！と野心をうずかせるような
そんな冊子にすべく、絶賛奮闘中です！

6人のWeekender編集部と一緒に作り上げています

冊子制作にあたって
「NEXTWEEKENDとして」最初から最後まで作り上げることは
今までもやってきているので、決して難しいことではありません。

ただ、今回の上川町が抱えている課題を
長期的なプロジェクトとして
本当に意味のあるものにしたいと考えたとき
私たちは、「NEXTWEEKENDを一緒に作る
47都道府県の日常編集者」である
Weekender編集部の女性たちと共に取り組み
新しい文化を作っていきたいと思いました。

そこで、Weekender編集部にて
北海道・上川町のこれからを自分ごとにして
NEXTWEEKENDと一緒にコンテンツを作り
盛り上げてくれる仲間
「#DiscoverKamikawacho編集部」を大募集することに。

・上川町にゆかりがある！（家族や親戚、友達のルーツ、旅行で行った　など）
・上川町を第二の故郷にしたい！
・北海道が好き！！！
・行ったこともないけれど、なんだかとっても応援したい！！！
・地方創生、ブランディングに関心がある！
・カメラやライティング、イラストなど自分が持っているスキルを活かしたい！

などなど…

みんな背景もモチベーションも様々だけれど
上川町のことを私たちNEXTWEEKENDと同じように
当事者として考えて、北海道内にとどまらず、全国から
私たちも驚くほどの数の応募が集まりました。

その中から、頭を抱えながらも（本当に）
冊子制作プロジェクトとして今回は6名のメンバーを選抜！

（取材ツアー前の初顔合わせで記念写真。まだみんな表情固め）