身近な持ち物に刺繍をすることで、いつもよりちょっと彩り豊かな日々を送ってみませんか。
NEXTWEEKENDコラムよりお届けする新連載「暮らしを彩る刺繍」。
毎月オリジナルの刺繍デザインと、そのアレンジをお届けしていきたいと思います。
刺繍の楽しみを教えてくれるのは、NEXTWEEKENDで開催した刺繍のワークショップで講師を務めて下さったこともある本田奈美さん。
今月は、夏の必須アイテムである麦わら帽子に巻くハットタイへの刺繍をご紹介します。
かごバッグにつけたり、アレンジも効くおすすめアイテムですよ。
今回作るのは、6つのステッチからなる、ボタニカル刺繍。
モノトーンカラーで仕上げることで、大人っぽい印象になりますよ。
・布(ここでは薄手のリネンを使用)
・図案
・サイズ見本
・刺繍糸 DMC25番刺繍糸/ECRU(生成り)…3束
刺繍のための基本道具、糸の使い方は、こちら。
図案
※図案は、印刷して好きな大きさに縮小拡大して使用してください。
①ストレートステッチ・・・短い直線を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】に入れる。
②アウトラインステッチ・・・線を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】に入れ【3】(【1】と同じところ)から出す。
2.【4】に入れ【5】(【2】とおなじところ)から出す。
3.同じ幅で繰り返していく。
③サテンステッチ・・・面を埋めるステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】に入れる。
2.【3】から糸を出し、【4】に入れる。
3.これを繰り返し、隙間ができないように刺し埋める。
④チェーンステッチ・・・鎖型をつないで線を描くステッチ。
面を埋める表現にも使用する。
1.【1】から糸を出し、【2】(【1】と同じところ)に入れ、【3】から針先を出し、糸が針の下を通るように掛ける。
2.針を引くと、鎖型が1つできる。
3.【4】(【3】と同じところ)に入れて【5】から針先を出し、糸が針の下を通るように掛けて引く。
4.これを繰り返していく。鎖の大きさを揃えるときれいに仕上がる。
⑤レゼーデイジーステッチ+ストレートステッチ・・・花びらや葉の表現に使用する立体的な楕円型のステッチ
1.【1】から糸を出し、【2】(【1】と同じところ)に入れ、【3】から針先を出し、糸が針の下を通るように掛けて引く。
2.【3】のすぐ先の【4】に入れる。
3.鎖型の中央を埋めるように、【5】から糸を出し、【6】(【4】とおなじところ)に入れる。
4.【6】に入れる際に、糸をきれいに揃えるとふっくらときれいに仕上がる。
⑥フレンチノットステッチ・・・点を描くステッチ
1.【1】から糸を出し、針に糸をかける。基本は2回巻。
2.かけた糸を指で押さえながら【2】に入れる。
3.糸を引き、かけた糸をきつくしめる。
4.しめた糸が緩まないように指で押さえながら、針を下に出す。
1.サイズ見本の4辺に縫い代1㎝を足した大きさの布を2枚用意する。
2.表布の表中央に図案2つ分左右対称になるようにつなげて刺繍する。
3.2枚の布を中表に合わせ、長編に返し口約5㎝を残して縫う。
4.表に返して形を整え、返し口をまつり縫いやコの字縫いでとじる。
おすすめアレンジ
麦わら帽子以外にも、写真のようなかごバックのアクセントとして、
また、ワンピースのウエストマークとして使うのもおすすめです。
アレンジ次第でいろんなシーンで活躍してくれますよ。
(図案: Hitomi Sakano)
野心を叶えたら
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