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器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。

器初心者さんのお買い物の参考になる情報を毎月お届けしています。

 

雨が降る日も多く、おうち時間が増える6月。

せっかくだから、ここぞとばかりにおうちを整えて、人を呼びたくなる空間づくりを楽しんでみませんか。

ついつい雑多に収納してしまいがちな食器たちも、ちょっと手を入れてしまい直せば、料理と器を合わせる時間がぐっと楽しくなりますよ。

 

器はジャンル分けをする

見せる収納といえば、オープン収納。
気軽さがいい一方で、並べてあるものが全て見えてしまうので、並べ方によって素敵にも雑多にも見えます。

すっきりと見せるために押さえておきたいコツはジャンル分け。
深皿や平皿、オーバルや円といった、形や見た目の質感でジャンル分けをしてまとめて重ねます。

同じようなものでまとめておくことで、見た目がすっきりするのはもちろん、料理を盛り付けたい時にさっと選ぶことができますよ。

カッティングボードはまとめてお皿立てに立て掛ければ、同じ棚にすっきり入れられます。

 

カップやグラス類はトレイや大皿にまとめる

いくつも重ねにくいカップやグラス類はトレイに並べるのがおすすめです。


(トレイ:ROOMS、大皿:田中直純)

トレイをぐっと引き出せば、奥に収納したものも簡単に取り出すことができますよ。

毎日のように使うお気に入りのカップたちは、トレイの代わりに深めの大皿にいくつか入れておけば、お皿ごと持ち運びができるので、使い勝手も良いですよ。

 

カトラリーの収納には陶器を

背の高い花器やピッチャーをカトラリーケースに使うと、キッチンや食器棚が一気にこなれた姿に。


(花柄のピッチャー:Burleigh、グレーの器:寺村光輔)

専用のものでなくてももちろんOK。
カトラリーがバラバラになったり、重さで倒れたりすることのないように、口がちょっとすぼまった形をしていて重量感のあるものを選ぶのがコツです。

食事に必要なものだけを残して、このままテーブルに置くのも、カフェのようなおもてなしで素敵ですよ。

 

器をちょっとしたインテリアにしてみる

収納ではありませんが、お花やドライフラワーなどをのせた器を、インテリアとして活躍させてしまうのもおすすめです。


(徳田吉美)

オブジェなどを買うよりも気軽にチェンジできるので、季節に合わせたちょっとした模様替えに、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

キッチンや食器棚がごちゃごちゃしていると、おうちに人を呼ぶのもなんだか気が引けてしまうものですが、ちょっと手をいれるだけで変わるものです。

コツコツ集めたお気に入りの器たちをきちんと並べてあげれば、それだけで自分らしさのあるインテリアになるはず。

毎日の料理の時間ももっと好きになれるかもしれませんね。

 


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それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
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