器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。
器初心者さんのお買い物の参考になる情報を毎月お届けしています。
おうち時間が増える梅雨の時期、お花を飾って部屋の景色を変えて楽しんでみるのはいかがでしょうか。
特別な日にボリュームたっぷりに飾るのも素敵だけど、なんでもない日にちょっと一輪飾っておくだけでも、部屋の風景はぐっと変わります。
今回はそんな気軽にお花を楽しむのにぴったりな花器と、おすすめの使い方をご紹介します。
保存容器や空き瓶を使って
自宅にジャムやケチャップ、ドリンクの空き瓶が余っていませんか。
野花の様なお花をカジュアルに楽しみたいときにはぴったりです。
ちょっと余裕があるときはそれぞれお花を1,2種ずつ入れた瓶をいくつか並べれば、部屋の一角をお花屋さんのような雰囲気にすることもできますよ。
ポイントは並べた時に高低差が出るように瓶を選ぶこと。
トレイにバランス良く並べれば、全体にまとまり感も出せます。
ミルクピッチャーやジャグを使って
ミルクピッチャーも気軽な花器にはぴったりです。
花器を買うとなるとちょっとハードルが高くても、シロップやソース、ドリンクを入れておくのにも使えるピッチャーなら、二つの用途で使えるので、気軽に取り入れやすいですよね。
(陶器のピッチャー:siv andreason)
注ぎ口の部分で自然とお花が傾いてくれるので、お花をいけ慣れてなくても自然な雰囲気を作れます。
しなりやすいユーカリなどの枝ものを飾ると、そそぎ口に合わせて柔らかくカーブしてくれるので、しっとりした雰囲気になりますよ。
お気に入りをひとつだけ飾る、一輪挿し
お気に入りの花を一本さすだけで楽しめる一輪挿し。
小さめサイズなので、お値段もリーズナブルなことが多く、好みのデザインにチャレンジしやすいのもうれしいところです。
(一輪挿し:sunocoglass)
ちょっとしたスペースにも置けるので、部屋中どこでも花を飾れますね。
小さな窓枠に並べたら、ふんわり揺れるレースカーテンと相まってとてもいい雰囲気になりました。
口が絞られた形の花器
数本のお花を楽しみたいなら、トップがキュッと絞られた形の花器がおすすめ。
(手前:KAHLER Omaggio、奥:ututu)
ストレートの形のものよりも、いけるお花がバラバラになりにくいので、少ない本数でもサマになりやすいですよ。
スタイリッシュにすっきりさせたいならほっそり型、やわらかな雰囲気を出したいならぽってり型、など自分好みを見つけてみてください。
お気に入りの花器があると、お花を飾る楽しさはいっそう高まります。
気になるタイプが見つかったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
野心を叶えたら、
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